From 師範代Shinya (新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
カナダでの僕の仕事は、マーケティング部門で競合他社のリサーチをすることでした。
 
また、僕のデスクは受付にあったので、電話対応と来客対応も兼任していました。
 
僕には、ボスが2人いる感覚でした。
 
ひとりは、マーケティング部長のサラ。いつも優しくてポジティブな性格の、韓国から移住してきた女性です。
 
(たぶん、本名は韓国名があると思いますが、職場ではみんなサラと呼んでいました)
 
もうひとりは、受付にいるメリッサ。20代半ばくらいの金髪美女ですが、メッチャ怖いです。性格的には、4つの性格タイプの中では「ネガティブ自立」になると思います。
 
受付で働く僕にとって、僕の隣に座っているメリッサが事実上のボスみたいな感覚でした。
 
日本だったら、年功序列社会なので、途中入社でも年上だったらそれなりに敬語を使って丁寧に扱ってもらえたりします。
 
でも、ここは欧米社会です。実力主義の欧米社会。年齢は関係ありません。
 
 

怖いメリッサ

受付の業務は、メリッサが知り尽くしていました。僕はまだ何がどこにあるのかも分からず、受付の仕事内容やルールもまったく知りませんでした。
 
なので、僕は何をするにもまずはメリッサに聞かなければなりませんでした。たとえば、初日にはこんな会話が繰り広げられました。
 
僕「電話が鳴ったら、まずは何て言えばいいですか?」
 
メリッサ「電話は基本的には私が出るわ。」
 
僕「わかりました。」
 
メリッサ「でも、私だってトイレに行ったり、お昼ご飯を食べに行ってる時間があるの。だから、私がいない時には電話に出てもらうわ。」
 
僕「わかりました。それで、電話を取ったらまずは何て言えばいいでしょうか?」
 
メリッサ「そんなの決まりはないわよ。適当にあいさつして、用件を聞いて、話したい人に内線を回せばいいだけ。」
 
(うっ!・・・その「適当なあいさつ」の英語のセリフを知りたいんだけどな・・・まあ、いっか。次回メリッサが電話に出た時に、聞き耳を立てておこう。)
 
僕「わかりました。電話に出て内線を回せばいいんですね。」
 
メリッサ「みんなのデスクの内線の番号を書いた紙があったんだけど、どっかいっちゃったから、今から教えるからしっかりメモしてね。同じことは2度言わないわよ!」
 
僕「は、はい!わかりました!お願いします。」
 
メリッサ「サラの内線番号は○○番。デイビッドの内線番号は○○番。社長の内線番号は○○番・・・」
 
僕「すごいですね!全部暗記しているんですか?」
 
メリッサ「当たり前よ!ここで働くうちに、番号なんて覚えちゃうものよ。」
 
僕「そうなんですね。分かりました。覚えるようにがんばります!」
 
こんな会話が繰り広げられた後、僕はメリッサが電話に出るシーンを注意深く観察し、最初にどんなセリフを言って電話に出ているのか?を聞き取ってメモしました。
 
 

職人スピリット

メリッサのセリフをメモりながら、僕の頭の中に昔の記憶がフラッシュバックしてきました。
 
僕が高校を卒業して18才の時に始めて働いた職場の鉄鋼場の親方の言葉を思い出しました。
 
「ここは学校じゃねーんだ!手取り足取り教えてもらおうなんて甘ったれた考えを捨てろ!仕事は見て盗め!」
 
これが職人の世界かぁ・・・なんて厳しいんだ!と思いました。
 
18才~21才までの3年間で僕が鉄鋼場でしごかれた50代の超スパルタな親方。
 
その親方から最初に見せられた「職人魂」を、異国の地カナダのバンクーバーで20代女性から再び見せられるとは、思いもしませんでした。
 
 

厳しい人

どこの職場にも、厳しくて怖い先輩や上司というのはいるものです。
 
僕にとって毎日接する先輩や上司は、マーケティング部長のサラと、その下で働く先輩社員のデイビッド、そして、受付のメリッサの3人でした。
 
この3人の中で僕にとって怖い人は、メリッサでした。
 
メリッサは、僕だけでなく、みんなに厳しく接しているように見えました。
 
僕は、メリッサが会社のナンバー2のポジションにいる副社長に対しても、かなり強気な発言をするシーンを目撃しました。
 
でもなぜか、メリッサはマーケティング部長のサラにだけは優しく愛想良く接していました。
 
サラはバリバリ仕事ができるタイプなので、一目置いていたのかもしれません。
 
文化は違っても、職場の人間関係については、世界中どこもそんなに変わらないのかな?と思いました。
 
・・・つづく。
 
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