【今年出た英語テキストランキング:ベスト5(2023年度版)①】

 from 師範代Shinya

2023年も、あとわずかになりました。

振り返ると、僕は今年もたくさんの英語テキストの新刊をレビューさせていただきました。

そこで、今年出た英語テキストを、僕個人の独断と偏見で勝手にランキングを付けて、トップ5を発表したいと思います。

ランキングと言っても、各テキストは対象者の英語レベルや伸ばせるスキルが違うので、本来は優劣を付けることはできません。

それぞれのテキストはまったく違う目的で作られていることを、先にお伝えしておきます。

また、今回の対象は「英語の特定スキルを伸ばすための練習用の本」という位置づけのものに絞りました。

そのため、英語勉強法や体験談を伝える本は、今回のランキングからは除外しています。

それでは、行ってみましょう!

第5位:英語はリズムで伝わる

※2023年7月発売

このテキストは、僕の中ではかなり新しいコンセプトで、衝撃的でした。
チャンツと呼ばれる、シンプルでマネしやすい歌を歌いながら、英語のリズムを体得していく仕組みの本です。

著者のカンさんは、日本人が英語のリズムを習得するためのチャンツの作曲を長年手がけている、プロ中のプロです。

キャッチーなメロディーに合わせて楽しく声を出しながら、英語発音の3大要素を身に付けられる仕組みになっています。

3大要素とは、

①音節(音のかたまり)

②音の強弱(1つの単語内でのアクセント)

③文全体の抑揚(文章の中で強く発音する単語と、弱く発音する単語)

です。

この3つさえしっかりマスターすれば、個々の細かい発音(LとRの違いなど)ができていなくても、十分に通じる英語を話すことができるようになる。

というのが、著者のカンさんの考え方です。

確かに、細かい発音を直すのには時間がかかりますが、この3つだけに絞って練習すれば、割と早い段階で「英語らしい発音」が手に入ります。
まずは通じる発音を手に入れてから、細かい発音矯正にじっくり取り組めば良いのです。

この手のチャンツ本は、子ども向けのものが多い印象ですが、今回のテキストは、完全に大人向けに作られています。

出てくる英単語や文章も、ビジネスで使えるものが多く、実戦的で大人が覚える価値があるものばかりです。

第4位:自分のことを1分間英語で話してみる:カラー改訂版第2版

※2023年10月発売

日本人にとっては苦手だけど、英会話では必須になる「自分のことを話す」スキルをアップさせるベストセラー本が、改訂されてさらに使いやすくなって登場しました。

日本人は全体的に、自己紹介や自分語りが苦手です。

「人前で自分のことをペラペラ話すのは、はしたない」

という文化があるからです。

一方、英語圏では小学生のうちから、自己紹介や自分の意見をみんなの前で主張する訓練を受けます。

大人になっても、自己開示をしない人は、相手に距離感を与えてしまい、「何を考えているのか分からない」と思われてしまいます。

だからこそ、自分のことを英語で話せるようになることは、大事なのです。

このテキストでは、1分間で自分のことを話すための英文テンプレートが詰まっています。

1つのトピックに対して、2つのパターンが収録されているので、自分に合うものが見つかりやすいです。

たとえば、お酒のトピックでは、

①お酒大好き派

②お酒飲まない派

ファッションでは、

①服に気を遣う派

②服にはまったく無頓着派

ショッピングでは、

①買い物大好き派

②買い物行きたくない派

というように、両極端な例の英文テンプレートが載っています。

より自分に合った内容を選んで、必要な英語表現を覚えることができます。

また、自分に合わせて細かくカスタマイズした英文にしたい場合も、そのための表現集も用意されています。

この本は、著者の浦島先生の本の中でも、最も人気があるテキストだそうです。

1度改訂されて、カラー版が出ました。

今回はさらに改良し、カラー第2版として、時代に合った内容に調整されています。

・トピックを時代に合わせて変更

・ネイティブ音声の再生方式を、時代に合わせて変更

という2点です。

特に音声方式は、CDと音声ダウンロードの両方が付属しています。

僕の知る限り、この両方が入っているテキストは、この本だけです。

しかも、値段は変わりません。

とても良心的な本だと思います。

市販のテキストは、どんどん新しいコンセプトを追い求めるのが普通です。

そのため、「1冊の本を改訂しながら熟成させていく」というスタイルは珍しいです。

でも、同じコンセプトで改訂を重ねることで、どんどん進化して使いやすくなっていきます。

その最新版が、今年出た「自分のことを1分間英語で話してみる」のテキストなのです。

 

・・・つづく

 

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