From 師範代Shinya(新村真也)
この時期になると、セミナーでよく聞かれる質問があります。それは、
「花粉症って英語で何て言うんですか?」
という質問です。僕自身も花粉症で毎年かなりひどい症状に悩まされるので、英語でネイティブの同僚や友達に説明することがよくありました。
花粉症を英和辞典で引くと、
hay fever
と出てきます。
hay = 干し草
fever = 熱
です。
干し草熱?!・・・なんかちょっと違いますよね。
僕の経験上、日本に長く住んでいるネイティブには、hay fever は通じます。
でも、日本に来たばかりのネイティブや、自分が海外に行ったときに現地の人に、
I have a hay fever!
と言っても、通じません。
なぜなら、海外では花粉症は一般的に知られているものではないからです。
アレルギー体質の人たちは日本と同じぐらいの割合でいますが、日本の花粉症のように、
「みんなが同じ時期に、いっせいに同じ症状で悩まされる」
という現象は珍しいようです。
おそらく、日本のように狭いエリア内で同じ種類の木(杉)の花粉が大量に舞う国は少ないと思います。
なので、「花粉症 = hay fever」 のように、ひと言で表そうとするよりも、
I am allergic to pollen.
(私は花粉に対してアレルギーがあります)
と言った方が、広く通じやすいです。
まぶたが腫れた!
そんな花粉症ですが、僕は今年、初めての症状に悩まされました。
それは、「まぶたの腫れ」です。
僕は毎年、2月の上旬~半ば頃には病院に行って花粉症の薬(アレグラ)をもらって飲みます。アレグラは、2週間ぐらいすると効き目を発揮し始めるので、早めの対処が大事なのです。
ところが今年は2月にラスベガスに旅行していたため、病院に行くのが遅れました。
そしたら、2月下旬頃から急に、両目のまぶたが赤く腫れたのです!
単に目がかゆくなって充血するだけではなく、まぶたも赤くなって大きく腫れてしまいました。
そのせいで、まばたきもしづらくなり、かなり不快感がありました。
さらに、顔が「お岩さん」みたいになったので、動画セミナーの撮影も一時的にストップせざるを得なくなりました。
目の腫れは、1週間のあいだに、少し良くなったり、またひどくなったりを繰り返しました。
特に晴れて花粉が舞う量が多い日は、目の腫れも悪化しました。
こんな症状は初めてだったので、僕は驚いてしまいました!
お岩さんで英語レッスン
とはいえ、「お岩さんになった」のが理由で、五反田の英語レッスンを休むわけにもいきません。
おそるおそる教室に行くと、受講生の方々は驚いた表情で、
What’s wrong?
(どうしたんですか?)
と言いました。
せっかくの機会なので、先ほどこの記事で解説した「花粉症の英語の言い方」をレクチャーした後、
「まぶたが腫れたを英語で何て言う?」
みたいなクイズを出しました。
(正解の例は、I’ve got my eyelids swollen.)
ついでに、
I’m rock.
(私はお岩です)
なんて言っても通じないよ、みたいなジョークも混ぜつつ、あまりシリアスな雰囲気にならないようにしてみました。
でも、内心はかなりしんどい状態でした。まばたきがしづらいので、ふつうにしているだけでも「意思の力」を消耗していきました。
まぶたを救うアイテム!
そんな状態で苦しんでいたら、午後の上級クラスのレッスンで、受講生の方が僕にとても良いアドバイスをくれました。
「シンヤ先生、花粉症用のメガネがありますよ。たぶん、五反田駅前のZoffで売ってるはずです。」
僕はソッコーで帰りにZoffに寄りました。すると、たしかに!花粉対策コーナーがありました!
そこにあったのは、まるでゴーグルのように目をすっぽり覆うメガネでした。
僕はそれまで、ゴーグルは大きくて目立つ、カッコ悪いものだと思っていました。
実際、10年ぐらい前に花粉対策のゴーグルをしている人を見た時は、「メガネの上から、透明の大きなゴーグルをかけている」という姿でした。
でも、僕が知らない間に、花粉症用のメガネがどんどん進化していました。
僕が描いていたゴーグルのイメージとはかけ離れています。
何より驚いたのは、「かけた時に見た目がふつう」だということです。
正面から見ると、ほとんど普通のメガネと変わりません。
横から見ても、透明部分がすけて見えるので、そんなに違和感はありません。
でも、しっかり横からガードしてくれます。店員さんによると、このメガネをかけることで、花粉の95%をブロックしてくれるそうです。スゴい!!
予想外の安さ!
とはいえ、さすがに花粉の時期だけかけるメガネを新調するのに、何万円も出すのは抵抗があります。
ところが、このメガネは、たったの3,000円でした!
僕の場合は目が悪いので、度付きレンズに変えてもらったのですが、度付きレンズもたったの3,000円でした。
トータル6,000円で、自分の視力にピッタリ合った花粉対策用ゴーグルメガネをゲットできました。
快適なかけ心地
この花粉対策メガネの良いところは、フレームの鼻あて部分と耳あて部分が動かせる、ということです。
中に針金が入ったゴム素材で、角度を自由に調整できます。
なので、キツめにすることも、ユルめにすることも自分で自由にできます。
僕は一日中かけっぱなしにしました。風呂に入る時以外は、ずっと装着しています。
寝ている時も、フレームをゆるめに調整してかけて寝ました。
また、日中もずっとかけっぱなしでもフレームが当たる耳や鼻が痛くなりません。
1日半で快調に!
すると、驚くことが起こりました!メガネをかけ始めてからわずか1日半で、目の腫れが引いたのです!
外へ出ても、目がかゆくなりません!
これはスゴい!!
驚きました!と同時に、やはりあのまぶたの腫れは花粉が原因だったんだな、ということが分かりました。
僕は今回の体験から、薬でアレルギー反応を抑える以前に、花粉そのものをシャットアウトすることで、症状を抑えられることを知りました。
これから、このゴーグルメガネは毎年花粉シーズンに手放せないアイテムになりそうです。
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