【 ピンチ!高卒の僕が大学受験生を教えることになった日】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

英会話スクールの講師になってから1年ほど経った頃、ちょうどTOEIC900点を超えたタイミングで、僕が最も恐れていた仕事がやってきました。

それは、「大学受験生のプライベートレッスン」です。

マネージャーから、

「そろそろ、シンヤ先生にも高校生の受験対策レッスンをお願いしたいです。」

と言われたのです。

これは、入社以来僕が最も恐れていたレッスンでした。

なぜなら、僕は高卒です。

最初から高校を出たら就職するつもりだったので、受験勉強の経験はゼロです。

また、これまで英語の勉強を続ける中で、

「日本の大学受験英語は、ムズカしすぎることで有名」

なのは知っていました。

実用的な英語とはかけ離れた、重箱のスミをつつくような細かい知識を問うような問題が多く、読解問題もすごく学術的な英文が多いらしい、と聞いていたからです。

僕はこれまで、自分が英語を使う上では、日常でもビジネスでも、受験英語のようなジャンルの英文に接する必要は、ありませんでした。

でも、講師になった以上、受験英語も知っておかないといけない状況になったのです。

僕は最初、抵抗しました。

「僕は高卒ですよ?受験経験ゼロです。こんな僕が、受験生を教える資格はあるんですか?自信がないですよ。」

すると、マネージャーが言いました。

マネージャー:「大丈夫ですよ!シンヤ先生はTOEIC900点超えてるじゃないですか。大学受験生よりも、よっぽと英語力が高いですよ。それに、高校生たちにも人気だし。実際に、シンヤ先生のプライベートレッスンを受けたいって言ってる子達が何人かいるんですよ。」

僕:「え!そうなんですか?でも、あの子達は僕の学歴を知りませんよね?僕にその資格があるとは思えないんですが・・・」

マネージャー:「要は、生徒さんが正解を選べるように持って行けばいいですよ。その点では、TOEIC対策クラスと何も変わりません。TOEIC対策クラスも、シンヤ先生の生徒さんたちはみんな生き生き勉強してるじゃないですか!」

僕:「たしかに、TOEICは自分が経験がたくさんあるし、堅くなりがちなビジネス英語を皆が楽しめるように工夫しているんですけど・・・」

マネージャー:「受験英語も同じことですよ。そもそも、英会話スクールに通う高校生は、塾や学校の授業が合わないって子が多いんです。だから、シンヤ先生の視点とアプローチは役立つかもしれませんよ。

とにかく、一度やってみてください。もしレッスンが不評なら、先生を交代することも考えますけど、やる前から棄権するのはダメです。」

僕:「・・・そうなんですか。分かりました。じゃあ、とりあえずやってみます。」

そんな流れで、僕は人生初の受験生を教えることになりました

生まれて初めて見た「赤本」

プライベートレッスンの準備のため、僕は自分の担当生徒の志望校の過去問を買いに、本屋さんに行きました。

初めて立ち入る受験コーナーには、「赤本」と呼ばれる過去問の棚がズラッと並んでいました。

全部の大学入試の過去問の本の表紙の色が、赤で統一されています。だから、赤本と呼ばれているそうです。

その中から、僕は自分の担当生徒の志望校である、中央大学の赤本を手に取りました。

そもそも、中央大学がどのぐらいのランクなのか?僕にはよく分かりません。

大学ランキングを知ったところで、どっちみちその赤本を読み込むことに変わりはないので、僕は気にせずそのまま買って帰り、赤本を読み始めました。

自分の英語スタイルは、大学受験問題にも通用するのか?

僕は、ドキドキしながら赤本のページをめくっていきました。すると・・・

「あれ?そんなにムズカしくない?」

僕はてっきり、自分がこれまで見たこともないような英単語や文法で書かれた英文が並んでいるのかと思っていました。

でも、意外にもスラスラと読めたのです!

そして、問題もスラスラと解けました!

制限時間内に自力で全問解いてみた後に答え合わせをすると、2〜3問間違えただけで、十分合格ラインに達していました。

「あれ?受験英語って、もっと複雑で難解で、見たこともないような表現ばかりだと思ってたけど、意外にそんなことないのか?」

と驚きました。

僕は次に、高校生みんなが受ける「センター試験」の英語の問題も、解いてみました。(※今は「大学入試共通テスト」に変わっているようです)

そしたら、センター試験問題も、TOEICより全然カンタンに感じました。

TOEICと違って、リスニング問題は2回ずつ流れるし、制限時間もTOEICに比べるとずっと余裕があります。

「2時間で200問を解くTOEICスタイル」に慣れていた僕にとっては、センター試験の問題数は、かなり少なく感じました。

かなり時間が余ったのですが、見直しをせずに答え合わせをしたら、2~3問落とした程度で、他は全部正解を選べていました。

イメージ英文法は、大学受験にも通用する

大学受験英語の過去問を解いたことで、僕が自信がつきました。

これまで積み上げてきた、イメージ英文法を土台にした英語力は、受験英語にもちゃんと通用することが分かったのです!

少なくとも初回で自分がこれだけ正解できるのであれば、僕に受験生を教える資格はあるのかもしれない、と思い始めました。

試験結果にちょっと安心した僕は、もう1つ恐れていたジャンルに手を出してみることにしました。

それは、「従来式の文法書」です。

学生時代にちんぷんかんぷんだった、あの堅い文法用語がぎっしり詰まった文法書。

学生達が読んでいる以上、文法用語を交えて質問されるかもしれません。
その時に、講師の僕が「え?その用語何?聞いたことない。」なんて言えません。

ある程度の文法専門用語は頭に入れておいた方がいいだろうな・・・と思い、僕はついにこのタイミングで、従来式の文法書を手に取りました。

・・・つづく

P.S.
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