from 師範代Shinya
大人がやり直し英語を勉強し始めようと思った時、
「いったい何から手を付ければいいのか?」
迷うことが多いです。
そもそも今日、どんなテキストを使ってどんな勉強をすればいいのか?
最初の一歩を踏み出す時は、右も左も分からない状態です。
ネットで調べてみると、
・リスニングの聞き流しが良い
・初心者は英単語帳を使ってとにかくボキャブラリーを増やすべし!
・まずは英会話をやろう
・映画を字幕無しで見るのがオススメ
・TOEICや英検などのテスト勉強をしながら英語力アップ!
などなど、色んなメソッドが出てきます。
本屋さんに行くと、棚にズラッと並んでいる英語テキストはどれも魅力的なタイトルばかりです。
そして、多くは「初心者向け」と書いてあります。
どれを選べば良いのか?
勉強法は何から手を付ければいいのか?
迷ってしまいますよね。
そんな方のために、この記事では「大人のやり直し英語の、最初の一歩の踏み出し方」の具体的な勉強法と使用テキストをお伝えします。
目標次第で勉強メニューやテキストは変わる
正直、リスニングでも英単語帳でも、どのメソッドでも「まったく効果がない」というものはありません。
しっかりやれば、それなりに効果はあります。
ただ、あなたの目標によっては遠回りになってしまう場合もあります。
たとえば、もしあなたが、
「海外旅行に行った時に、現地の人とちょっとした雑談を楽しみたい」
「家族の前でカッコいいところを見せたい!」
という場合は、最初の勉強でいきなりTOEICの英単語帳を使うのは、効率的ではないでしょう。
TOEICテストで使われているようなフォーマルなビジネス英単語は、海外旅行先の現地人とのカジュアルな会話で使うシーンは、ほとんどありません。
せっかく覚えた英単語も、使う場面がなければ意味がありません。
それだったら、「旅行英会話ハンドブック」を買ってきて、そこに書いてあるフレーズを丸暗記した方が効率的でしょう。
逆に、もしあなたが勤めている会社の社長から、
「社員は全員TOEICの点数を500点取ってください。期限は今年の12月まで。取れなかった人は、来年から降格の対象にします。」
という指示が出たとします。
その場合は、とりあえずTOEICの点数をアップさせるのが先決になります。
問題集を買ってテスト勉強から始めて、「1問でも正解率を上げること」にすべてを集中させた方が良いでしょう。
こんな風に、「大人のやり直し英語」と言っても、目標が変われば手段も順番も変わります。
この記事での英語目標
そこでこの記事では、ご紹介するメソッドの英語目標がどこにあるのか?をまずハッキリさせておきます。
①英語を使うシーンは、カジュアルな日常会話。(海外旅行先でフリートーク、日本にいる外国人に道案内、オンライン英会話を楽しむなど)
②英語を話す相手は、ネイティブとノンネイティブの両方。(英語圏だけではなく、世界中の人達)
③期限までにテストに受かる!などの緊急性はない。
この3つの条件の中で「英語が話せるようになる」ことを目標にした場合をお伝えします。
もしこの3つに当てはまらない場合は、この記事は合わない可能性がありますので、ご了承ください。
英語学習のバックグラウンド
大人のやり直し英語では、「あなた自身の英語バックグラウンド」が、学習メニューに大きな影響を与えます。
英語バックグラウンドというのは、
・学生の頃に英語が好きで得意だったか?それとも大嫌いで避けていたか?
・大学受験のために英文法を暗記した時期があったかどうか?
・今、学生時代の記憶がどのぐらい残っているか?
・今回が大人になってから初めてのやり直し英語か?それとも、今までに何度かトライしているか?
などです。
このバックグラウンドによって、英語力の下地が変わってきます。
下地が変わると、ベストなトレーニングメニューの順番や繰り返す回数なども変わってきます。
そこでこの記事では、英語バックグラウンドを決めた上で話を進めていきます。
この記事で前提にしている英語バックグラウンドは、
「学生時代の知識は完全に抜けていて、今回が初めてのやり直し英語のスタート」
という状態です。
中学英語の知識すら、ほとんど抜けてしまっていて、ほぼゼロ状態からのスタート(僕自身は最初この状態でした)を前提にしていきます。
それでは、いきましょう!
英会話に必要な2つのスキル
英会話に絶対必要な2つのスキルがあります。それは、
①リスニング(相手の言ったことが分かる)
②スピーキング(自分の思ったことを英語にして話せる)
この2つです。
英会話というのは、
①相手の言った内容を聞いて、
②それについて自分が思ったことを英語で返す
この2ステップの繰り返しです。
どちらか1つが欠けても、英会話は成り立ちません。
英会話上達のためには、リスニングとスピーキングの両方が必要なのです。
ということは、「少なくとも最低2種類のトレーニング法が必要」ということになります。
・・・次回につづく。
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