From  師範代Shinya(新村真也)

 

僕の前の仕事は、全国チェーンのジーンズショップの店長でした。

 

7年間勤めた中の最初の3年間は、静岡県の御殿場市の駅前にあるお店でした。

 

御殿場には、山奥に自衛隊と米軍の基地があります。

 

年に3~4回くらいのペースで、米軍基地から兵士とその家族や友達が大きなグループでワイワイしながら下りてくることがありました。

 

たぶん、この時期は家族や友人を呼んで遊びに行っていい期間なんだと思います。

 

そんなとき、僕のジーンズショップは格好の標的になりました。

 

なぜなら、僕の働いていたお店は、思いっきり「アメリカン・カジュアル服」を打ち出していたからです。

 

店内のBGM選曲も、棚や飾りなどのディスプレイも、アメリカの服屋さんの雰囲気をそのまま持ってきたような雰囲気がウリでした。

 

これは、米軍兵士たちにとっては、「母国」を感じさせる場所だったに違いありません。

 

僕ら日本人が、長年暮らしている海外の地で、日本食レストランを見つけるようなものでしょう。入らないわけがありません。

 

ガンガン話しかけてくる兵士

米軍兵士たちは、店内に入ってくるなり、英語で僕らにガンガン話しかけてきました。

 

僕らに英語が通じるかどうかなんてお構いなし!といった感じです。

 

まさにマシンガンのように話しかけてきます。日本に長く住んでいたとしても、彼らはふだん米軍基地内にいるので、日本人と接することも少ないでしょうし、日本文化に触れる機会も少ないのでしょう。

 

当然、僕ら日本人の「英語しゃべれない率」も分かっていません。

 

僕のお店は英語をしゃべれるスタッフは誰もいませんでした。この頃は、僕もまだ英語学習を始める前だったので、英会話はまったくできませんでした。

 

米軍兵士たちが来るたびに、僕らは緊張しました。

 

ガンガン話しかけられるし、彼らの見た目は身体がデカくてムキムキで怖いし、とにかく威圧感がハンパなかったのです。

 

しかし、彼らはけっこうたくさんお店の商品を買ってくれました。

 

たまに在庫を聞かれているのかな?と思うことがありましたが、何せ英語をまったく理解できないので、どうしようもありませんでした。

 

英語が話せれば、もっと売れるかもしれない・・・そう思うようになりました。

 

初めての英語本

僕は、年に数回あるこのイベント?から逃げたくありませんでした。

 

お店のスタッフの前でもカッコいいところを見せたいという欲求がありました。

 

そこで、本屋さんへ行って、NOVAが出していた「接客英会話フレーズ集」という本を買いました。

 

そこには、文法的な説明は一切ありませんでした。

 

ただ、接客で使うフレーズと、そのフレーズをネイティブが読み上げたCDが付いているだけの、シンプルなものでした。

 

僕はその本にあるフレーズを丸暗記して使ってみることにしました。

 

実戦投入!

米軍兵士たちが山から下りてくる期間は、だいたい2~3日くらいでした。

 

なので、一度来たら、間違いなくその次の日とまたその次の日くらいには別の米軍メンバーがお店に来ることが分かっています。

 

そこで僕は、初日に米軍兵士が来るのを確認したあと、その日の夜に接客英会話の本のフレーズを丸暗記して、翌日にさっそく使ってみるという作戦を試しました。

 

僕が覚えたフレーズは、とてもシンプルなものでした。

 

May I help you?

(いらっしゃいませ)

 

Have a nice day!

(良い一日を!←お客さんを見送る時のフレーズ)

 

などを使ってみました。

 

すると・・・通じたのです!!

 

僕が、緊張しながら震える声で「Have a nice day!」と言うと、

 

それまではいつも無言で立ち去っていた米軍兵士が、笑顔で「Thank you! You too!」と返してくれたのです!!

 

これはかなり興奮しました!!たったこれだけの短いやりとりでしたが、鳥肌ものでした!

 

これまでまったく意志疎通のできなかった米軍兵士が、僕の言葉に反応したのです!!

 

今思えば、「英語が通じる快感」は、この時に初めて味わったのだと思います。

 

フレーズ丸暗記型の限界

ところが、ここで僕に新たなカベが立ちはだかりました。

 

フレーズを覚えたのはいいのですが、そのせいで、米軍兵士たちからは、「こいつは英語ができる」と思われて、今まで以上にガンガン話しかけられるようになってしまったのです!!

 

勢いよく英語で話しかけた後に、ちょっと深堀りされると途端にしゃべれなくなる・・・これは、自分がけっこうカッコ悪いと感じました。

 

この頃の僕は、きっと彼らにはこんな風に見えていたに違いありません。

店員:いらっしゃいませ!

 

お客さん:(おっ!しゃべれるのか!)すみません、こんど○○に着ていく服を探しているんですが、一緒に探してくれませんか?ちなみに予算は○○円くらいです。

 

店員:・・・すみません、聞き取れませんでした。あと、私はそんなにしゃべれません・・・

 

お客さん:(なんだ!しゃべれないんかい!)

 

みたいな感じです。

 

即効性

フレーズ丸暗記型の良いところは、即効性です。

 

僕の場合は、初日に米軍兵士が来るのを確認してから、その日の夜に勉強を始めて、翌日には接客英語フレーズを使えるようになっていました。

 

なので、フレーズ丸暗記型の本やレッスンは、即効性を求める方には向いています。

 

「とりあえず来月のハワイ旅行の間だけでも使えればいいや!」

 

ということでしたら、フレーズ丸暗記型の英語学習法をオススメします。

 

これだけでも、「英語が通じる喜び」を味わうことができます。

 

応用力はゼロ

ただし、覚えた英語フレーズを使った後に、そこから相手が乗ってきたりして話が展開したときには、途端についていけなくなります。

 

フレーズ丸暗記型は、「フリートーク」にはまったく対応できません。

 

フリートークができるようになるには、自分で文章を組み立てる文法力が必要です。

 

文法力を身につけるには、ある程度の時間がかかります。覚えたことを翌日から会話で使いこなせるようになる・・・なんてことは起こりません。

 

もし、来月の旅行で英語を使ってみたいと思っている人に「文法の基礎」から教えるのは、目的と手段がマッチしていないことになります。

 

ミックス型がオススメ

僕のオススメは、「即効性のあるフレーズ丸暗記型」と、「フリートークに対応できる文法学習型」を合わせることです。

 

そすれば、モチベーションを保ったまま、英語学習を続けることができます。

 

フレーズ丸暗記型で習ったフレーズを使って英会話を楽しみながら、「通じる喜び」を味わいます。

 

次に、その先のフリートークができない悔しさをバネに、文法を学ぶ情熱の燃料にしていきます。

 

大事なのは、それぞれの学習法の長所を組み合わせることなのです。

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