from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
英語学習を続けていると、だんだんマンネリ化してきて、最初の頃の情熱を失ってしまいがちです。
もちろん、英語学習に壮大な目標は必要ありません。
勉強を毎日の習慣にして、淡々と続けていけば、目標があってもなくても英語力は自動的に伸びていきます。
英語力は情熱で手に入れるものではなく、コツコツ積み重ねて手に入れるものだからです。
とはいえ、たまにはモチベーションをグッと上げてくれる起爆剤のようなものがあった方が、楽しく続けられることも事実です。
爆発的な情熱やモチベーションは、基本的には長く続かないものですが、たまに味わうと、刺激があって良いものです。
そこで最近、僕が読んで英語学習へのモチベーションが爆上がりした本を要約してご紹介します。
本のタイトルは、「移動力」です。
タイトル通り、人生は「移動距離」で決まる!というコンセプトの本です。
著者は、本の編集者として有名な、長倉顕太さん。
長倉さんは、これまでたくさんのベストセラー本を生み出し、自身も本を何十冊も出版している「本作りの専門家」です。
僕はここ長倉さんの本が好きで何冊も読んでいます。
でも、「移動力」は今回初めて読みました。
出版されたのは2019年ですが、僕はここ数年、あまり移動することに興味が持てませんでした。
・ここ数年は、コロナ禍で移動自体が規制されていたこと
・子供が2人生まれて、手がかかるので移動しづらくなったこと
この2つが重なって、物理的に移動できなくなりました。
でも最近は、コロナが明けて再び人々が移動し始めました。
上の子供は3歳になり、僕と一緒に電車やクルマに乗って移動できるようになってきました。
そこでいよいよ、前から気になっていた「移動力」を読んだのです。
そしたら、まさかの「英語学習へのモチベーションが爆上がりする」経験をしました。
地球23.7周、月まで約1.2往復
著者の長倉さんは、これまでに地球23.7周、月まで約1.2往復したそうです。
JALのホームページにログインした時に、フライト距離を積算した数字が出てくることで、分かったそうです。
長倉さん自身、移動することで人生が変わってきたと書いてありました。
また、長倉さんが編集を手がけた本の著者、知り合いの経営者、セミナーの受講生などの中で、頻繁に移動している人たちは、次々に成功しているそうです。
その理由は、「移動することで行動力が生まれる」からです。
環境を変えれば、行動力が生まれて新しい自分になれる
多くの人は、「行動しなければ!」と思いながらも、なかなかできません。
たとえば、セミナーや本で新しいことを学んで、「よし!やってみよう!」と思っても、その新しい行動を続けることができません。
一時的な情熱で1~2週間ぐらいは動けても、その後はまた元の行動パターンに戻ってしまうのです。
その理由は、「環境にある」と長倉さんは言います。
今までとまったく同じ環境で、新しい行動を取り続けるのは、かなりムズカしいのです。
今までと同じ部屋、同じ仕事、同じ人間関係の中で生活しながら、ある日を境にこれまでとはまったく違う行動を取るというのは、かなりハードルが高いです。
すでにでき上がっている生活リズムを壊すのは、人間にとってかなり大きなエネルギーがいることです。
でも、移動してしまえば、強制的にそのリズムは崩れます。
本来、人間は、
環境→感情→行動
という順番で変わっていくのです。
環境を変えると、感情が変わる。
感情が変わると、行動が変わる。
というわけです。
移動するものは大きく3つ
移動の種類は、大きく3つあります。
①住む場所を移動する(引っ越し)
②旅行をする(短期間で長距離移動)
③コミュニティーを移動する(付き合う人を変える)
この3つをすべて行うのが良いそうです。
英語学習者の方は、もともと「移動力」が高い人が多い気がします。
海外旅行が好きな人が多く、将来は海外に住みたいと思っている人も一定数います。
また、外国人の友達を作ることで、コミュニティーを広げていくことに積極的な人もいます。
そういう意味では、この本は英語学習者とも相性が良いと思うのです。
次回は、「移動することで起こる、ポジティブな変化」をお伝えしていきます。
・・・つづく。
※加筆&修正版の新刊「なぜ移動する人はうまくいくのか?」はこち
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From 師範代Shinya(新村真也)
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