【スピードラーニングが2021年に終了!時代の変化②】

 
from 師範代Shinya
 
(→前回のつづき)
 
前回の記事では、聞き流し英語教材の元祖、スピードラーニングが、実は32年間も売られていた長寿教材だったことをお伝えしました。
 
 
「聞き流すだけで英語ペラペラ」
 
 
的な、怪しげなキャッチコピーにも関わらず、32年間も続いたのは、本当にスゴいことだと思います。
 
 
それだけたくさんの人達が「聞き流すだけでペラペラになりたいなぁ・・・」という願望を持っている証拠だと思います。
 
 
では、聞き流し英語というのは、どのぐらい効果があるのでしょうか?
 
 
まずは僕自身の聞き流し英語の体験をシェアします。
 
 
 

僕の「聞き流し英語」体験談

 
僕は自分がやり直し英語学習を始めた最初の年に、この「聞き流すだけで英語ペラペラ」魅力的なキャッチコピーに釣られて、スピードラーニングのお試し版に手を出しました。
 
 
さらに当時は、スピードラーニングと似たようなキャッチコピーで広告を出している英会話スクールのNOVAが大人気でした。
 
 

英語のシャワー

 
NOVAの広告は、
 
 
「英語のシャワーを浴びれば、自然に上達する」
 
 
というような内容のキャッチコピーだった記憶があります。
 
 
目の前のネイティブ講師が英語のシャワーを浴びせかけてくる状況がずっと続けば、自然に聞き取れるようになって、自然に返せるようになる、というようなメッセージ内容でした。
 
 
僕はこの「英語のシャワー」という表現が気に入りました。
 
 
当時の僕の目には、スピードラーニングのコンセプトは、NOVAの音声版のような位置づけに見えました。
 
 
当時、僕はこう思いました。
 
↓↓↓
 
「最も人気の英会話スクールと、最も人気の英語教材が、同じことを言っている!
 
 
そうか!ネイティブの生の英語を聞きまくれば、いつか聞き取れる日が来て、いつか英語が自然に口から出てくるようになるのか!」
 

 

お試し版

 
そこで僕は、友達と一緒にスピードラーニングのお試し版を取り寄せて、運転中に音声を聞き流してみました。
 
 
最初のうちはワクワクしていたものの、何度も繰り返し聞いているうちに飽きてしまい、ぜんぜん集中できなくなりました。
 
 
そして、CD音声は完全にBGMと化してしまいました。
 
 
友達も同じ状況になりました。
 
 

外国人バーに通って英語のシャワーを浴びる

 
そこで僕は、より緊張感を持ってリスニングに集中できるように、外国人が集まるバーに通うことにしました。
 
 
目の前にネイティブがいて、自分に話しかけてくる状況を実現すれば、集中力が途切れないと思ったのです。
 
その時には英会話スクールにも通っていました。(NOVAではありませんでしたが)
 
 
英会話スクールでネイティブの先生の英語を聞いて、帰りにスクールのそばのバーに行ってネイティブの生の英語を聞きました。
 
 
それだけでは足りないと思い、同じバーに週3回通いました。
 
 
「英語のシャワーを浴びる」ことを実行したのです。
 
 
 
一番最初はガチガチに緊張していて、ネイティブのバーテンダーが話す英語をまったく聞き取れませんでした。
 
 
それから3ヶ月ぐらいは、場慣れしていくにつれて、だんだん英単語が部分的に聞き取れるようになってきて、嬉しく感じました。(バーテンダーの人が僕の英語力に合わせてくれたんだと思いますが)
 
 
ただ、お客さんとして来ているネイティブの人達の話す英語は、全然聞き取れませんでした。
 
 
 
4ヶ月目以降は、上達実感がほとんどなくなりました。
 
半年たっても、お客さんとして来ているネイティブの人達の話す英語は、相変わらず全然聞き取れませんでした。
 
 
1年たっても、ほとんど変わりませんでした。
 
 
相変わらず聞き取れないし、自分の口から英語がペラペラ出てくることもありませんでした。
 
 
途中から面倒になって、ジェスチャーで乗り切っていました。
 
 
そのバーでは月に数回「サルサナイト」というイベントを開催していました。
 
 
①最初の1時間ぐらい、サルサダンスの体験レッスンを受ける。
 
↓↓↓
 
②残りの時間は、DJがノンストップで音楽を流して、ひたすらサルサダンスを踊るタイム。
 
 
という流れです。
 
 
バーの真ん中の広いエリアをダンスエリアにして、踊りたい人達だけが出て行って踊る、という自由なスタイルです。
 
 

女性をダンスに誘う度胸

 
サルサは、社交ダンスのように男女ペアで踊るダンスです。
 
 
男性が女性を誘って、「僕と踊りませんか?」と手を取ってセンターエリアに連れて行くのがマナーでした。
 
外国人男性たちは、自分のダンスのレベルに関わらず、物怖じせずに女性達を誘っていました。
 
 
僕は最初はビビっていましたが、そのうち慣れてきて、ネイティブ女性も日本人女性も関係なくダンスに誘えるようになりました。
 
 
ダンスをしている時には会話する必要がありません。
 
 
また、一緒に踊ると一体感が生まれるので、ちょっと仲良くなった感じがするのが良いところでした。
 
 
ただ、ダンスが終わって一緒にそのままバーカウンターに行って会話しようとすると、ぜんぜん聞き取れずに会話が終了することが多くありました。
 
 

聞き取れない状況に慣れる

 
外国人バーに通ってひとつ良かったことは、「聞き取れなくて気まずい状況になることに慣れた」ことです。
 
場慣れして、度胸がつきました。
 
 
でも、英語が聞き取れるようになったわけではありませんでした。
 
 
そんなある日、僕は聞き流し英語の限界を感じるような出来事を経験しました・・・
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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