今年5月から生まれ変わった新TOEIC。

前回の穴埋め問題パート⑤&⑥のレビューに引き続き、今回はパート⑦のレビューをしていきます。

 

パート⑦ 長文を読んで、質問に答える問題

問題数:48問→54問に増えた

こっちは6問も増えた!!

長文の問題数が増えたのは、かなり大きなインパクト!!

パート⑤の文法問題が10問減ったうちの、6問分がこっちに移動している。

長文問題をひとつ解くのにかかる時間の平均は、

「1分」

こっちに6問移動したということは・・・

「トータル6分の時間増加」

さっきまでの時間貯金の残りは、「3分」なので、

3ー6=マイナス3

計算上の時点での時間貯金は、

「マイナス3分」

になってしまう!!

この「3分」は、時間が勝負のリーディングにおいて、かなり大きな影響。

これは、相当飛ばさないと挽回できない!

なのに・・・パート7トータルでは、これまで以上に

「全体をしっかり読み込まないと、解けない問題」

が増えた!!

パート7の問題スタイルの大きな変更点は、3つ。

 

変更点① 手紙を書いた人の「感情」を予想する問題が加わった

これまでのボキャ問題に加えて、新しいものが加わった。文脈の流れを読んで、

「どいういう意図でこの表現が使われているか?」

を探るタイプの問題。

リスニングのパート3にも、似たような問題があった。

これに正解するには、単に「その単語や表現を知っている」だけでは不十分。

全体の流れから、文章を書いた人の「感情」を読みとる必要がある。たとえば・・・

(本文):デビッドさんからの仕事の手紙

(問題)
デビッドさんがこの手紙の中で「長い目で見て」と書いている真意は何か?

(選択肢)

・ビジネスの長期の成功が期待できる。

・コストの上昇を心配している。

・部下の盛況を期待している。

・今の取引先から、次の仕事をもらえると思っている。

のうち、どれが一番、近いでしょう?

みたいな感じ。この新タイプの問題は、良い点と悪い点がある。

 

この問題の良い点

読む場所が指定されているので、情報を探す必要がない。また、最近ボキャ問題で増えている、「高得点者をひっかけるためのマニアックな問題」はない。日常でよく使われる表現しか出ない。

 

この問題の悪い点

ボキャ問題よりもさらに広い範囲を読まなければ解けない。時間がかかる。

 

変更点② 「長めのフレーズ」がどこに入るか探す問題

まとまりのある長めのフレーズが、文書全体の中のどこに入るとしっくり来るか?を探す。たとえば・・・

(本文):
全体の文章の中の4カ所に、「穴」が空いている。

 

 

(問題)

「今後も、より一層の発展を期待することができるしょう。」

というフレーズが入るのにしっくり来る場所は、4カ所の(   )うち、どこか?

という感じ。穴の前とうしろの文の流れで決まるので、4カ所の穴の前後の文を、もう一度しっかり読み返さないと、正解できない。

 

この問題の良い点

どこを読めばいいかが指定されているので、情報を探す必要がない。

この問題の悪い点

1問解くのにけっこう時間がかかる。

 

変更点③ 3つの文書の追加

今までは、180番~200番までの20問が、「2つの文書」を読んで5つの問題に答える、「ダブルパッセージ」だった。

新TOEICでは、ダブルパッセージは176番から始まる。そして186番からは、「3つの文書」を読んで5つの問題に答える、「トリプルパッセージ」が加わった。

3つの文書を読んで答えるので、1つの問題を解くために読まなければならない範囲が、かなり広がる。

そして、これまでよく解法テクニックとして使われていた、

スキミング(すくい読み)や、

スキャニング(飛ばし読み)が

使いづらくなった。

なぜか?

それは、「クロスレファレンス」と呼ばれるタイプの問題が増えたからだ。

クロスレファレンスとは、今まで「ダブルパッセージ問題」によく使われてきたもので、

「1つの問題を解くためのヒントが、2つの文書の中にちりばめられている」

タイプの問題。

たとえば・・・

(質問文)

4月20日にスタッフが集まるのは何時か?

(選択肢)

・9時

・10時

・11時

・12時

という感じ。

そして、そのヒントは、こんな感じで点々とちりばめられている。

・1つ目の文書に、「会議は1回目が3月25日、2回目が4月5日、3回目が4月20日に行われます。」と書いてある。でも、時間の情報はない。

・2つ目の文書に、「3回目の会議は、朝10時から始まります。」と書いてある。

この問題を解くには、1つ目の文書をいくらしっかり読んでも、答えは見つからない。

1つ目と2つ目の文書の両方から、情報を見つけなければならない。

これを解くには、飛ばし読みはあまり使えない。

大事な情報を見逃す危険があり、結局は、答えが見つからずに、行ったり来たりして、かえって時間がかかったりする。

自分で色々と試した結果、

「ふつうに2つの文書を全部読んでから、設問に答える」

のが、一番手っ取り早くて確実だと気づいた。

以上が、クロスレファレンス問題。解くのに時間がかかり、スキミングなどの「時間短縮テクニック」が使いづらい。

トリプルパッセージ問題では、この「クロスレファレンス」の問題を、3つの文書の間で探さなければならなくなった!

・1つ目の文書と、2つ目の文書を読んで、1問解く。

・2つ目の文書と3つ目の文書を読んで、1問解く。

これでは、小手先のテクニックは通用しない。

読むスピードと精度を上げていく=英語の底力を上げていくしかない。

 

リーディング全体のまとめ

以前と比べて、しっかり読み込まないと解けない問題が増えています。

新TOEICのリーディングパートでは、これまで以上に

「読むスピードと正確さ」

が求められていると感じます。

試験慣れも必要ですが、それ以上に「英語の底力」が試されるテストに生まれ変わった印象です。

これは、リスニングでも同じですが、リーディングは特にそう感じました。

From  Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)

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P.S.
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