from 師範代Shinya
先日、TOEICスピーキング&ライティングテストの公式ワークブックの詳しいレビューをしました。
レビューの中では、テスト対策というよりも、ふだんの実力を底上げするための使い方アイデアを解説しました。
その後、TOEICを運営しているIIBCの方から、「自宅で受けられるスピーキングテスト」を1回分受けさせてもらえることになったので、その準備としてワークブックを活用してみました。
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この、自宅で受けられるスピーキングテストは、去年の11月に実験的に行われて、一般からも受験者を募集していたイベントです。
もし1回目の結果で需要がたくさんあれば、今年も実施されるかもしれません。(この記事を書いている現時点では、まだ何も情報はありませんが)
僕の場合は、IIBCの担当者の方に数ヶ月前からお願いして、今回特別に年明けに受けさせてもらうことになりました。
せっかく受けるなら、無策で受けるよりも、テスト対策をしてから受けてみよう!ということで、1ヶ月ぐらいこのテキストを自分のふだんのトレーニング素材にしながら、「もしテスト対策として活用するなら、どう使う?」という視点で色々と実験してきました。
その結果を報告します。
慣れが必要
試験には独特の流れがあって、慣れが必要です。
これは当たり前だけど、意外に見落としがちな部分です。
よくTOEICや英検などの試験に「まったくの無策」で臨む人がいます。
問題集を一度も解かずに、いきなりぶっつけ本番で受けるのです。
僕もこれまでに何度か、TOEIC試験会場で隣り合った人が「次に何をすればいいのか分からず、おろおろする様子」を見たことがあります。
TOEIC LRテストを受ける時にも、隣に座った大学生男子から「すみません、このテストって、リーディングが先ですか?リスニングが先ですか?」と聞かれたことがあります。
当然、彼はテスト中にも必死で英語の指示文(試験の受け方)を聞くことに集中していましたが、おそらく聞き取れていたとは思えません。
いざ本番のリスニングが始まったら、何をすればいいのか分からず、うろたえているように見えました。
これでは、本当の実力を発揮することはできません。
せめて試験問題の受け方だけでも事前に確認するために、問題集を一通りやっておかないと、実力を出せずにもったいない時間を過ごすことになると思います。
今回、僕はスピーキングテストの練習のために、まずは本番のつもりで受けてみました。
すると、だいぶ流れに対する慣れが必要だと分かりました。
話し始めるタイミングをミスしやすい
スピーキングテストでは、こんなステップで進みます。
↓↓↓
1.最初に指示文が流れる(ここは聞くだけ)
2.次に「ビー!」という音が流れて、その直後から「話す内容を考えるタイム」の沈黙パート(問題の種類によって、3秒~45秒)
3.また「ビー!」という音が流れて、そこから話し始める。(問題の種類によって、15秒~60秒)
4.タイムリミットになったら、「ビー!」という音が鳴って、次の問題に移ってから1.~4.を繰り返す。
という流れです。
これは実際にやってみて気づいたのですが、2.のステップで「ビー!」という音が流れると、身体が自然に反応して、急いで話し始めようとしてしまうのです。
その直後に、「準備を始めてください」というアナウンスが英語で流れて、「あっ!ヤベっ!まだだった!」と焦る・・・ということが、何度もありました。
これをやってしまうと、焦って自分のペースが乱れる上に、せっかくの「話す内容考えタイム」をムダに数秒間消費してしまいます。
試験を順調に進めるためには、いかにこの「話す内容考えタイム」を有効活用するか?いかに精神状態を平静に保ったまま進められるか?が重要です。
ふだんのリアル英会話では、間髪入れずに話し始めるクセがついているので、この試験独特のリズムに慣れておく必要があるのです。
回答は、タイムマネジメントが命
今回、練習問題を何問か解いて気づいたのですが、制限時間内にできるだけたくさん英語を話しつつ、なおかつ尻切れトンボにならないように、うまく話を時間内に終わらせるためのタイムマネジメントが大事だと実感しました。
英検の2次面接試験だと、制限時間が設けられている質問は少ないです。
英検準1級のイラスト描写問題と、1級のスピーチだけは制限時間がありますが、それ以外の質問に答えている時には、特に時間を意識する必要はありません。
これは、生身の人間の面接官を相手にしているからこそ、可能なことです。
一方で、TOEICのスピーキングテストの場合は、パソコンの前に座って、画面に向かって英語を話します。パソコン経由で録音された音声データを、後からレーターの人達がジャッジする仕組みです。
そのため、制限時間になったら、容赦なく「ビー!」という音が鳴って、録音が止まります。
僕はふだん、自分が英語を話すときにどのぐらい時間がかかってるのか?をまったく気にしていません。
また、一方的に話した場合の体感時間と、実際に測る時間の差がどのぐらいか?を確認する機会もありません。
今回、初めて練習問題で時間を測ってみて、
「あ、15秒ってこんなに短いんだ!」
「1分て、けっこう長く感じるな」
という意外な発見がありました。
タイムマネジメントを無視して一発本番で録音するのは、かなりのリスクです。
やはり、事前対策は必要だなと感じました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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