【TOEIC900点でも英語を話せないって本当?僕のリアルな体験談②】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

TOEIC700点である程度話せる実感がわいた次のステージとして、TOEIC860点になってくると、さらに深い話ができるようになりました。

僕は当時、ちょうど大手英会話スクールの講師に転職したのですが、会議はほとんどが英語になりました。

休み時間も同僚のネイティブと英語で話し、休みの日には一緒に東京観光に出かけたりしていました。

そこで、色々な話をしました。

仕事、将来の夢、恋愛、文化の違いなど。

明らかに、TOEIC700点レベルの頃の自分よりも、深い話ができていたと思います。

900点を超えると、さらに別の世界が広がる

その後、英語トレーニングを続けて900点を超えた頃には、さらに深い話が途切れなくできるようになっていました。

仕事面では、年に1~2回ぐらいのペースで、英語だけで行われる、日本人講師&ネイティブ講師合同の丸1日研修を受けるようになりました。

ここでの「話せる実感」は、午前中はフルパワーでしっかりネイティブのトレーナーの説明英語を聞き取り、グループディスカッションでもバッチリ話し合うことができました。

そして午後になってくると、だんだん脳が疲れてきて、英語力が起きていきました。

明らかにリスニングが落ちているのを実感し、さらにスピーキングも自分で気づくほどの文法ミスが目立つようになりました。

8時間の研修が終わる頃には、TOEIC400点ぐらいのリスニング力まで落ちている感覚でした。

これが、TOEIC900点を超えたばかりの頃の、僕の仕事上でのリアルな英語力です。

プライベートでできるようになったこと

一方、プライベートの方で英語を使ってどのぐらいコミュニケーションが取れるようになったかも書いておきます。

当時の僕は、週末になるとネイティブの同僚の独身男性たちと一緒に、街コン(婚活パーティーの大規模バージョン)に行ったり、恋バナで盛り上がったりと、とても楽しい時間を過ごせました。

また、以前から通っていた外国人バーで、僕一人で初対面の外国人女性たちに声をかけ、どこまで会話が続けられるか?連絡先を交換できるか?などのチャレンジもするようになりました。

また、その中で実際に仲良くなれたアメリカ人女性と、丸一日ドライブデートをしたことが、1度だけあります。

その時には、先ほどの仕事の研修と同じく、午前中はしっかり会話が弾み、後半になるとヘロヘロになってきて、リスニング力が極端に落ちて、会話が続かなくなりました。

今思い返すと、そもそも日本人女性相手でも、1日中一緒にいて会話を弾ませることはムズカしいでしょう。

それを英語でやりつつ、さらに車の運転もするという同時作業は、当時の僕には負荷が高すぎました。

ネイティブ同士の会話の中に放り込まれるとキツい

また、ネイティブ同士が会話をしている中に自分が一人日本人で入っていくのは、かなりキツいと感じました。

1対1で話している時と違い、ネイティブ同士の会話は1文が短くなりがちです。

さらに、僕相手には使ってこないようなスラングも使い合うので、リスニングではなおさら混乱します。

また、すでに盛り上がっている会話の中に途中から入っていくためには、その前までの文脈を理解しなければなりません。

かなり難易度が高いと言えるでしょう。

よく、英語学習者の方から聞く「ヘコみ体験談」で、

「電車の中で外国人同士が話している内容に聞き耳を立てたけど、まったく聞き取れませんでした・・・まだまだですね。」

という声を聞きますが、これはまさに、ハードルが高すぎるリスニングをしている状態です。

僕もこの状況で聞き取りはムリです。

今でもたまに、電車の中で外国人同士の会話に耳を傾けることがありますが、聞き取れることはほとんどありません。

ただ、僕個人に向けて話しかけられた場合は、ほぼ100%近く聞き取れて、こちらの言いたいことも伝わります。

この状態は、今だけではなく、以前TOEIC900点を超えた時点で、実現していました。

ムラはあるけど、ほぼ満足

以上が、僕がTOEIC900点を超えた時のリアルな「話せる体験談」です。

さすがに、「ネイティブと対等に渡り合える」とは言えませんが、瞬間最大風速だけを見れば、対等に渡り合えていた時間があったかもしれません。

そういう点では、僕自身はほぼ満足でした。

ちなみに、1日の中で英語力にムラがあるのは、今でも変わりません。

日によっても変わります。

僕は今、毎日オンライン英会話レッスンでネイティブと話す機会がありますが、25分間のレッスンの中で、「ほぼ対等に話せている!」と実感できる日もあれば、「ダメダメじゃん!」と感じてヘコむ日もあります。

それは、話すトピックや相手の先生との相性、その日の体調や集中力など、色んな要素が絡み合って決まっているように思えます。

結局、「話せる実感」にはムラがあるので、一発本番の結果だけを見てジャッジすることは、意味が無いでしょう。

自分の今の英会話力を正確にジャッジしたかったら、違う時間帯に、違う相手と、違うトピックで10回以上英会話をしてみて、その中での自分のスピーキングの出来具合の平均値を取るのが、良いと思います。

総合すると、ほぼ言われている通りの「点数別」の英会話力

ということで、僕自身の体験談で見た場合は、言われている通りの英会話力を実感できました。

・TOEIC700点台で、英語で深い話ができ始めるようになり、仕事でも英語を使えるようになった。

・TOEIC800点台で、仕事とプライベート両方でさらに深い話ができるようになった。

・TOEIC900点台で、「瞬間最大風速」では、ネイティブと対等に渡り合えている実感を味わえた。

という流れです。

ここまでは僕の個人体験談ですが、次回は、僕が見てきた他の英語学習者のTOEIC900点ホルダーの方々のケースをお伝えします。

 

・・・つづく

 

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