from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
ここまで、僕が調べたVRとメタバース情報をまとめながら、今後10年間で英語学習の未来がどうなるか?
予測してみたいと思います。
おそらく、スマホの次にブームが来るとしたら、それは間違いなくVRディバイスになると思われます。
世界中の大企業が、すでにVRの時代に備えて先行投資を始めているからです。
ただ、今のVRゴーグルのようなサイズと重さでは、普及しない気がします。
一部のガジェット好き、新しいもの好きの人しか買わないでしょう。
でも、もしメガネやコンタクトのようなサイズになったら、おそらく多くの人達がVRの世界に入ることをためらわないはずです。
(すでにメガネタイプはいくつか出ていますし、コンタクトタイプも研究が進んでいるらしいです。
コンタクトタイプは、なんと人間の身体から自然に出ている電気エネルギーを燃料にして動くらしいです!)
画質と音質のアップ
さらに、VRの画質と音質が劇的にアップして、まるで本当にその場にいるかのような気分になった時、一般の人達もVRを始めると思います。
今は、電車に乗ると9割近い人達が、スマホ画面を眺めています。
でもいずれは、スマホに替わってVRディバイスをみんなが装着するようになるでしょう。
メガネやコンタクトタイプになれば、着けていることすら分かりません。
さらに言えば、電車に乗る人の数が減るかもしれません。
なぜなら、VRの世界で仕事も遊びも完結するのが、メタバースの世界だからです。
実はメタバースの最大の革命は、「人間が自分の身体を移動させる必要性をなくすこと」だと言われています。
目の前に広がる世界と、五感で感じるすべてがVRの中で完結するようになった時、人は現実の世界で移動する必要がなくなるからです。
「子供ならまだしも、大人も現実じゃない世界に四六時中いるなんて状況になるのかなぁ?」
と思われたかもしれません。
でも実は、「VR=現実じゃない世界」という日本語訳が、そもそも違っているそうです。
VRの本当の日本語訳
VRは、Virtual Reality の略で、日本語訳は「仮想現実」と訳されます。
でも、実はこれは正しい訳ではないそうです。
僕が最近読んだ本、「メタバース:さよならアトムの時代」という本によると、
・日本語の「仮想」の意味=本物ではないものを、「仮に」そう考えるという意味。
・英語のVirtual の意味=厳密には違うけれど、実質的には同じもの、という意味。
・「厳密には違うが、本質は同じ」と、「本物ではないが仮にあると考えてみる」ではなかり意味が違っている。
・「仮想」は「本物ではない」が強調された言葉だが、Virtual という言葉が意味するのはむしろ「実質は同じ」ということ。
・つまり、Virtual Reality は、ニセモノの世界ではなく、むしろ「実質的な現実」という意味になっている。
ということです。
僕は試しに辞書で Virtual の意味を引いてみました。
そしたら、確かにその通りでした。
ジーニアスの英和辞典には、
「(名目上はそうではないが)実質上の、事実上の、実際上の」
とハッキリ書いてありました。
例文として、
the virtual head of a university
(大学の実質上の学長)
と書いてあります。
これは、「肩書きこそ学長ではないが、実質的に学長と同じ仕事をして、皆のリーダーとして働いている人」を指す言葉です。
決して「ニセモノの学長」というイメージではありません。
僕がこれまで Virtual に感じていたイメージとは、だいぶかけ離れています。
もしかして、ネイティブが Virtual を使うシーンと、僕たち日本人がバーチャルというカタカナ語を使うシーンは、全然違うのかもしれませんね!
英会話レッスンも普段の勉強も、VRの世界で完結する未来
というわけで、Virtual Reality は決して「ニセモノの世界」ではなく、
「これまで現実の世界でやってきたことと本質的に同じことができる、別の世界」
という位置づけになります。
そう考えたら、仕事も遊びも学びも、すべてがVRの世界で完結しても何の問題もないことになります。
大人も子供も、みんなVR!という時代がやって来るかもしれません。
みんながVRディバイスをつけて生活するようになった時に、「英会話レッスンや英語の勉強も、VRでやろうよ!」
という流れになるでしょう。
・バーチャル空間にみんなが集まって、英会話グループレッスンを受けたり。
・バーチャル教室にみんなが集まって、リアルタイムで一緒に勉強したり。
・バーチャル空間に英語テキストや音声プレーヤーを置いておいて、必要な時に呼び出して使ったり。
といったことが可能になります。
さらに、現実の場で英語を使うハードルも下がるでしょう。
Aさん:「今回習ったフレーズは、海外旅行の時のショッピングで使えそうだね!」
Bさん:「じゃあ、試しにちょっと現実の世界でやってみる?今からアメリカの人気ショップに行って、店員さん相手に使ってみようか?」
Aさん:「いいね!やろうやろう!じゃあ、せーのでVRジャンプしよう!せーの!!」
(一瞬でアメリカのショップに移動して、現実の店員さん相手(VR)に使ってみる。)
Aさん:「ちゃんと通じたね!」
Bさん:「ね!このフレーズは使えることが分かったね!」
という感じです。
習った英語フレーズを、リアルに使える場面に一瞬で飛んで使ってみる、ということができるようになるのです。
そうなれば、勉強とリアル英会話の間をスムーズにつなげるようになり、より学習効果が増すと思います。
師範代Shinyaワールド
ちなみに、メタバースの世界では、「個人が自分のVR空間を自由に作れるようになる」と言われています。
今あるもので言えば、ブログやYouTubeチャンネルのようなものです。
僕のYouTubeチャンネルでは、僕が作った動画コンテンツが見れます。
僕のチャンネルには、ゲストとして松本茂先生や、浦島久先生をお呼びして、お話を聞いたりしています。
同じように、VRの世界でも、「師範代Shinyaワールド」を作れるのです。
「師範代Shinyaワールドに行くと、効果的な英語勉強法が分かって、レッスンも受けられて、英語学習者みんなで交流できて、なおかつ、著名な英語の先生たちとも話せるよ!」
そんな風に言ってもらえる世界を作っていきたいです。
そのために、今後も先行投資として、VRやメタバースの世界を勉強していこうと思います。
(完)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※中田敦彦さんの動画はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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近い将来、YokoさんがVRを使いこなして英語を勉強している姿が目に浮かびます。