From 師範代Shinya(新村真也)
(最近行ってきたカリブ海クールズ10日間の旅での体験談のシェアの続きです。)
(→前回のつづき)
ここまでは、「英語ができなかったらピンチだった」というシチュエーションについて主にお話ししてきました。
「痛みや苦しみを避けるために英語学習をガンバる!」
というのは、大きなモチベーションになりますが、その反面、どうしても重苦しくなりがちです。
なので、今回は僕がこの旅行で、
「英語ができなくても困らないだろうけど、英語ができたからこそ、楽しかった!」
というシチュエーションを3つお伝えします。
クルーズ船内でのコミュニケーション
メキシコで下船する前日に、手続きのために僕ひとりでサービスカウンターに並んでいたときのこと。
かなり長蛇の列が出来ていたので、僕はさっき買ったばかりの懐中時計をパカパカ開いたり閉じたりしながら遊んでいました。
懐中時計はサイズがとても小さいのですが、細かいところまで良くできていて、表面に使い古したような「ビンテージ加工」が施されています。
よく、新品のジーンズを買うと、最初から着古したような味を出すための加工が施されていますが、あれが「ビンテージ加工」です。
そのディティールを眺めながらウキウキしていたら、突然、僕の後ろに並んでいる中年夫婦に話しかけられました。
「Nice watch!」
(いい時計だね!)
僕は嬉しくなって、この懐中時計の素晴らしさを力説しました。
すると、旦那さんの方がものすごい興味津々に見てきて、
「私は懐中時計マニアでね。たくさん集めてるんだが、この小さなサイズでこの質感のものは初めて見たよ。これは買って帰らねば!どこで買ったか教えてくれるかい?」
と聞いてきました。
僕は、買ったギフトショップの場所を伝えた後、「1個目が不良品で交換してもらったから、買うときにはしっかり動くかチェックした方がいいですよ」、と伝えました。
その後僕らは、お互いの出身地や今回の旅行の目的などを話しました。
僕がハネムーンで来ていると知ったとき、2人は手を叩きながら、大きな笑顔で、
「Congratulations!」
と言ってくれました。
会話自体は10分~15分程度でしたが、とても心温まる時間でした。
帰りの飛行機内で
帰りのダラスから成田へ向かう飛行機の中で、僕のとなりに大柄な黒人男性が座りました。
座る瞬間に目が合ったので、「Hi!」と声を掛け合いました。
その後、しばらく世間話をしました。
飛行機が安定飛行に入ると、その男性は、バッグの中からニンテンドースイッチやら、タブレットやら、その他いろんなデジタル機器を取り出して、自分の快適空間を作り始めました。
僕はこういう電子機器が大好きなので、思わず声をかけて、いろいろ質問しました。
すると、その男性はうれしそうに自慢の機器を僕に説明してきました。
腕に最新型のApple Watchも付けていたので、それも詳しく見せてもらいました。
デジタル機器トークをしてすっかり仲良くなった僕らは、11時間のフライトの中で、2時間おきくらいに手を止めて話をしました。
僕らは共通点が多く、その男性も、ちょうど僕らが乗ったのと同じクルーズ船に去年のクリスマスに乗ったそうです。
さらに、来月には結婚すると言っていました。
お互いの仕事のこと、家族のこと、結婚のことなど、いろんなことを話しました。
そして、成田に着陸する頃には、お互いの人生のかなりの部分をシェアしていました。
最後にガッチリ握手をして別れました。
僕らは特にフェイスブックでつながったりはしませんでしたが、旅では、こういう一期一会の相手とのトークが楽しかったりします。
妻の中での僕の株がアップ!
カップルでの旅行中、男性は女性から「頼りがいのある人ね!」と思われたいものです。
旅行にトラブルはつきものです。そのトラブルを乗り越えると、パートナーの女性からの評価がアップします。
特に海外旅行では、英語ができるとトラブルを乗り越えられる確率とスピードがアップすることは間違いありません。
実際、英会話スクールの門を叩く男性の中には、彼女や奥さんとの海外旅行で良いところを見せられず悔しい思いをしたから、英語を習いに来ました!という人がけっこういます。
僕は今回の旅行中、妻の中での株をアップさせるチャンスが何度かありました。
次々とやってくるトラブルに対処する度に、妻から「スゴーい!」と褒められたり、「ありがとう!」と感謝されるので、僕の中の自尊心が満たされていくのを感じました。
男性には、「好きな女性の前でカッコいいところを見せたい」という願望があります。
英語は、その願望を満たすのに最高のツールのような気がします。
海外旅行ネタでだいぶ長く引っ張ってきましたが、いよいよ次回でこの海外旅行体験談シリーズの最後にします。
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