From 師範代Shinya(新村真也)
受験英語経験ゼロだった僕が、TOEIC900点を取った後に初めて見た受験英語問題がどう見えたのか?をお伝えするコーナーです。
(→前回のつづき)
前回の記事では、「和訳」と「直訳」の違いについてお伝えしました。
「和訳」が実戦で使えないわけではなく、この2つはジャンルが違うだけです。
スピード重視で英語を現場で使っていく力を養うには、「直訳」のスキルが必要です。
直訳とは、
I like sushi.
という文章を、
(私は寿司が好きです。)
と訳すのではなく、
(私は 好きです 寿司が。)
という感じで訳す方法です。
つまり、英語を英語の語順のまま理解していくのです。
これが脳内でリアルタイムにできるようになると、英語がスーッと頭の中に入ってくるようになります。
英語の処理スピードが格段に上がるので、英語を聞いたり読んだりするのがラクになります。
また、自分で話すときにも、正しい語順で話せるようになります。
さらなるスピードアップ!
今日は、そこからさらに英語の処理スピードをアップする方法をお伝えします。
この方法は、おそらくTOEIC900点以上の力を持つ英語学習界の「スーパーサイヤ人」たちのほとんどが使っているテクニックです。
これについてあまり話す人が少ないので、僕が切り込みます!
スーパーサイヤ人が直訳をしている時の脳内は、こんな感じです。
I like sushi.
(私は 好きです 寿司が)
この時の脳内イメージを表現すると、
I → 私 → 自分の顔
like → 好き → 好きな感情
sushi → 寿司 → 寿司の映像
という感じになります。
つまり、
英単語 → 日本語訳 → イメージ映像
という順番です。
真ん中を抜く
直訳の脳内スピードをさらに速くするためには、今の時点で真ん中にある「日本語訳」を抜いて、
英単語 → イメージ映像
になるようにトレーニングします。
たとえば、
「お茶碗」
と聞いて、あなたの頭の中にはどんなイメージ映像が浮かんできたでしょうか?
きっと、今使っているお茶碗のイメージが写真のように脳内に浮かんだのではないでしょうか?
このように、僕らは母国語を使っている時には、単語とイメージ映像をダイレクトに脳内で結びつけています。
それを英語でもできるようにすれば・・・母国語と全く同じとまではいかなくても、近いスピードにしていくことができそうな気がしませんか?
日本語訳を抜くトレーニング法
真ん中にある日本語訳を抜く方法はカンタンです。
英単語を声に出すときに、そのアイテムを目の前に置くだけです。
僕の場合は、面倒なので自分がアイテムの前に移動します。
たとえば、
electronic dictionary
(電子辞書)
という英単語を覚えたいとします。
その場合は、僕はいつも自分の机の上にある電子辞書を見ながら発音します。
それを最低30回~50回程度繰り返すと、
英単語と電子辞書のイメージ画像が脳内でダイレクトに結びつくようになります。
electronic dictionary
という英単語を聞いたり発音したりすると、自分が今使っているカシオの電子辞書が頭に浮かびます。
また、逆に電子辞書を見たときに、瞬間的に
electronic dictionary
という英単語の発音が頭の中に鳴り響きます。
一度そうなったら、もう忘れることはありません。しばらく離れていても、瞬時に引き出せる長期記憶として脳内にストックされます。
直訳力を鍛えるにはどうすればいい?
「直訳が大事なのは分かりました!じゃあ、どうやって直訳力を磨けばいいんですか?」
という質問が出てきます。
その答えは、たったひとつです。
「音読トレーニング」
です。
音読トレーニングだけが、直訳力を磨くカギになります。
音読は、「英語を英語の語順のまま声に出して読み上げていくトレーニング」です。
直訳力を磨くにはピッタリのトレーニングです。
声に出すということは、想像以上の効果を生み出します。
これは、やったことのある人にしか分かりません。
まずは、やってみてください。
一度体験してみれば、分かります。
音読トレーニング専用動画セミナーもあります
もし、しっかりしたガイドが欲しいようでしたら、僕の動画セミナー「ハイブリッド型英語トレーニング体験セミナー」の中で、音読トレーニングのやり方をステップバイステップで解説しています。
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たったの1,080円でトータル2時間以上の動画レッスンを受けられます。
動画の中の指示に従うだけで、正しい音読トレーニングのやり方が分かるようになります。お試しください。
音読トレーニングをしながら、最初は
英単語 → 日本語訳 → イメージ映像
となるのはOKです。
でも、だんだん慣れてきたら、真ん中を抜いて、
英単語 → イメージ映像
になるようにトレーニングしてみてください。
もちろん、すべてのアイテムを目の前に並べられるわけではないと思うので、できるだけ意識してイメージを脳内に浮かべながら、音読するようにしてみてください。
そうすれば、ただ文字を目で追うだけのトレーニングとは全く違った効果を得ることができます。
・・・つづく。
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