From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、
「瞬間英作文トレーニングを長く続けているけれど、『言いたいことが言える実感』がなかなか持てない・・・」
と感じている方向けの、6つのチェックリストを紹介しました。
↓↓↓
①自分の中の「話せる」の基準はどのくらいか?
②自分の試合(英会話)の経験値はどのぐらいか?
③例文の丸暗記になっていないか?
④ボキャ不足が原因ではないか?
⑤英語と日本語の文化の違いを意識しているか?
⑥持っている武器で戦おうとしているか?
今回は、1つずつの項目を詳しく解説していきます。
①自分の中の「話せる」の基準はどのくらいか?
まず、人によって
「英語が話せるようになった!」
「言いたいことが言えるようになった!」
と感じる基準はまったく違います。
たとえば、
「明日、友達とショッピングに行くんだ」
ぐらいのちょっとした日常の予定が英語で言えた瞬間に、
「言いたいことが口から出てくるようになった!」
と感じる人もいます。
一方で、
「日本の少子高齢化社会問題についてネイティブと対等にディスカッションできる」
ぐらいの力がついて初めて、
「言いたいことが口から出てくるようになった!」
と感じる人もいます。
ふだん仕事でバリバリ英語を使っている人なら、
「インド人の早口英語が飛び交うオンライン国際会議の場で、自分の意見をスピーディーにポンポン言う」
状態になって初めて、
「言いたいことが口から出てくるようになった!」
と感じるかもしれません。
この「自分の中の基準」がどこにるのか?によって、瞬間英作文トレーニング卒業までにかかる期間は変わってきます。
「明日、友達とショッピングに行くんだ」
ぐらいの例文が口から出てくるようになるのが目標であれば、1年以内に達成できるかもしれません。
でも、国際会議の場で積極的に発言できるようになるのが目標なら、3年以上かかる可能性もあります。
あなた自信の中にある「基準値」を自分自身でチェックしてみましょう。
それが、瞬間英作文トレーニング卒業の現実的なタイミングを測る第一歩になります。
②自分の試合(英会話)の経験値はどのぐらいか?
実は試合(英会話)の経験値も、「瞬間英作文トレーニングの効果の実感」に大きく影響します。
瞬間英作文トレーニングを始める前に、試合経験をどのぐらい積んでいるか?によって、「上達の体感値」が大きく変わるのです。
ここで大事なのは、「体感値」ということです。
客観的な「英語力の高さ」ではありません。
たとえば、初心者レベルのAさんとBさんの2人が同時に瞬間英作文トレーニングを始めたとします。
Aさんは、1年間オンライン英会話を続けたものの、あまり上達を感じらなかったので、瞬間英作文トレーニングを始めました。
Bさんは、英会話経験値はゼロでしたが、瞬間英作文トレーニングを始めました。
2人が瞬間英作文トレーニングを始めた時点での英語力はまったく同じだったとします。
この場合、Aさんの方が瞬間英作文トレーニングの効果を実感しやすい傾向があります。
「言いたいことが言えるようになった!」と実感するのが早いのです。
一方で、試合経験ゼロのBさんは「いつまでたっても言いたいことが口から出て来ないなぁ・・・」と感じる確率が高い傾向があります。
なぜでしょうか?
Aさんの方が英会話の経験値から来る力があるからでしょうか?
もちろんそれも多少は関係しているかもしれません。
でも一番大きな理由は「自分に対する期待値の高さ」から来るのではないか?というのが僕の考えです。
「どん底」を経験しているかどうか?
Aさんは瞬間英作文トレーニングを始める前に、オンライン英会話を1年間続けていました。
初心者レベルでオンライン英会話を始めたら、これまでの間に「言いたいことが言えないもどかしさ」をさんざん経験しているはずです。
自分の言いたいことがまったく口から出てこなくて、会話が成り立たない状態の「どん底」を何度も経験しているのです。
その結果、今の自分の等身大の立ち位置が分かるようになります。
そして、そこから少しでも上がったのを実感できたら、「上達している!」「効果がある!」「言いたいことが言えるようになってきている!」と感じることができるのです。
Aさんは自分に対する「期待値」が高くないため、ちょっとした上達でも喜びを感じやすくなります。
試合経験ゼロだと期待値が上がる
一方で、試合経験がゼロのBさんの場合は、どん底状態を経験したことがありません。そして、
・言いたいことが言える状態=日本語で考えたことをすべて英語に変換して話せる
という風な、非現実的な目標を立ててしまいがちです。
その結果、「いつまでたっても言いたいことが言えるようにならない・・・」と悩む日々を送ることになります。
でも実際は、瞬間英作文トレーニングの効果はAさんとBさん両方に現れていて、英語力も同じぐらいだったりするのです。
ただ、「自分に対する期待値と結果のズレ」に差があるだけです。
今回のAさんとBさんのケースは、分かりやすくするために両極端にしましたが、
「試合(英会話)経験が、自分に対する期待値の基準を作る」
ということは、誰にでも共通することだと思います。
僕自身も瞬間英作文トレーニングを始める前にさんざん試合でボロボロになった経験があったので、初めて「be going to を使った構文」が自分の口からポン!と出てきたときには、感動しました。
あなたの「試合経験値」はどのぐらいでしょうか?
あなたの「自分に対する期待値」はどのぐらいでしょうか?
もし試合経験値ゼロだった場合は、今すぐオンライン英会話の無料体験レッスンに申し込んで、「今の等身大の自分を知る体験」をしてみるのも良いかもしれません。
・・・つづく。
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