From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕がたまたま入ったラーメン屋で見つけた雑誌の中で紹介されていた、「英語学習法の本」は、当時の僕に大きな衝撃を与えました!
この2冊の本は、違う著者が書いて、コンセプトも全く違うものでしたが、ひとつの大きな「共通点」がありました。
それは、
「なぜ、大人の英語学習が失敗に終わるのか?」
がハッキリと書かれていた点です。
その理由は、大きくこの2つでした。
①大人になってから英語を始めようとする場合、「中学&高校の頃にやっていた方法」でまたやろうとする人が多い。でも、その方法で過去にうまくいかなかったのに、また同じことをしても、また挫折する確率が高い。
②それとは真逆の発想で、「文法なんて役に立たない!ひたすら実戦でネイティブと話してれば、自然に話せるようになる!」と、「会話」一本でやると、すぐに行き詰まる。そして、その先へは進めなくなる。
というものでした。
僕の場合は、完全に②の「ひたすら実戦パターン」でした。
そして、1年たって行き詰まりを感じていました。このまま同じことをもう1年間続けても、僕の英語力はほとんど変わらないであろうことは、目に見えていました。
英会話を始めたばかりの頃は、②のパターンの方が強力に思えました。でも、実際にやってみて、このパターンでたどり着ける場所の「限界」を知りました。
どこを目指すか?
ネイティブの友達を作って、休みの日に一緒に遊びに行くのがゴールなら、②の「ひたすら実戦パターン」でも問題ないと思います。そのまま適当なブロークンイングリッシュを使いながら、ノリで会話を切り抜けるやり方でも、それなりに楽しくやっていけます。
でも、僕は1年たった時点で、「欲」が出てきました。はじめの頃は、内容が浅くても「ネイティブと話しているだけ」で、自分に100%満足していました。たとえカタコトでも、
「英語で外国人と話しちゃってる俺、スゲー!!」
という感覚でした。この頃は、知り合いの外国人の数をどんどん増やしながら、人間関係を「横」に広げていくことが快感でした。
でもそのうち、「せっかく友達がたくさんできたのに、いつも表面的な浅い会話ばかりだ。彼らともっと深い会話がしたい!!もっと、仕事の話とか、日本と欧米文化の恋愛結婚観の違いとか、そういう部分で話したい!!」という欲求が出てきたのです。
この頃から、人間関係をもっと「たて」に深く掘り下げていきたいと願うようになりました。
そして、「せっかく英語やってるなら、TOEICとか英検とかのテストでも、いい点を取って、自分が情熱を注いできた英語力を数字で証明したい!」
という「欲」が出てきました。
ただ、それを達成するための「やり方」がわかりませんでした。
英語学習法は、ネットや本屋にあふれていましたが、「短期間でみるみる上達」とか、「聞き流しているだけで、いつの間にか話せるように!」とかいうキャッチコピーが多く、なんだか「うさん臭い」のです。
当時の僕に必要なのは、
「もっと現実的な方法」
「超具体的なやり方」
でした。
具体的に、どんなメニューを、週何回、どのくらいの長さでやれば、何年後にどのくらいのレベルに行けるのか?実際に社会人になってから英語を学んで成功した人たちは、どうやって身につけたのか?
その疑問に答えてくれる教材や本を探していました。
超具体的な方法
その点において、この「英語上達完全マップ」は、僕にピッタリの本でした。
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
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ここには、「学歴に関係なく、誰でも、いつからでもTOEIC900点レベルまで到達するための方法」が書かれていました。
しかも、内容は「超具体的」です。
そのメニューは、僕が昔学校で習った方法とはまったく違っていました。
英会話スクールでやっている内容ともまったく違っていました。
どんなメニューを、どの程度やればいいのかが、よく分かりました。教材として使う本のタイトルまで載っていました。そして、そのトレーニングを終えた人たちの実話が載っていました。
その実話は、決して「私も○○週間で英語ペラペラになりました!」といったうさん臭いものではなく、もっと現実的な「年単位」で英語を身につけた人たちの体験談でした。でもそこが、当時の僕にとって「これは信頼性がある!」と感じる元になりました。
僕の頭の中に見えてきた、「上達の流れ」
「英語上達完全マップ」を読み終わったとき、僕の頭の中には、完全に「どうすればいいか?」が見えていました。
そして、この方法でやれば、確実に上達できる!という確信が生まれました。
「この方法で、自分がどこまでいけるか試してみたい!!」
という、燃えるような気持ちがわき上がってきました!!
今までとはまったく違う、超現実的な方法で、一歩一歩進んでいく道が、僕の目の前に広がった気分でした。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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わたしもシンヤ先生に出会って、この本も読んで、具体的に自分が何をして行ったらいいのかがとてもよくわかるようになりました。この本を紹介してくださってありがとうございます。そしていつも情熱をもって、音読の大切さなど何度も何度も繰り返し教えてくださってありがとうございます。耳にたこができるくらいシンヤ先生から聞いていますがそのおかげで今も音読を続けられています。これからもよろしくお願いします!
葛上さん
それは良かったです!
僕もこの本に出会ったおかげで、人生が変わりました!
森沢先生ご本人にもお会いして、直接お礼を伝えることができました。
僕のブログ記事も、音読トレーニングを広める助けになれば・・・と思って書いています。
耳にたこができた後も、繰り返し伝え続けます(笑)
これからもぜひ音読を続けてくださいね。