・どうも英語学習のモチベーションが上がらない・・・
・休みの日に英語をやろうと思っても、なんとなくダラダラ過ごして、気がついたら夜になっていることが多い・・・
・いつも「できない自分」を責めてしまう・・・
なんて症状が出たこと、ありませんか?
英語の上達は、「モチベーションの維持」ができるかどうかで決まります。
だからといって、それは気合いや根性で克服するものではありません。
体調を崩してまでガンバるものでもありません。
僕が、「28歳から英会話を始めて、TOEIC975点&英検1級をゲットした」ことを知ると、ほとんどの人たちはこう言います。
「きっとシンヤさんは、ものすごい高いモチベーションで、バリバリ勉強したんでしょうねぇー!」
「きっと、シンヤさんは、私よりもずっと『意志の力』が強いんでしょうねぇー!!」
まるで僕が、
「鋼鉄のような固い意志で超ガンバってるスーパーマン」
のように思われることがあります。
でも、実際は・・・
ぜんぜんそんなことありません!!
僕だって、モチベーションの上下はあります。
気が乗らない日もあります。
冒頭に書いた3つの状況は、僕も何度も経験しています。
でも、英語のトレーニングは毎朝30分×この10年間、ずっと続いています。
なぜでしょうか?
今まで、その理由をうまく説明できずにいました。
モチベーションをキープする秘密を、ついに最新科学が解明!
でも、ついに!!
それを「科学的に」解明してくれる本に出会いました!!
ここに書いてあることを知れば、あなたもそのメソッドを応用して、必ず「続けられる」体質になれるはずです。
これは、最近、ダイレクト出版から発売された、
「忙しい社長のための休む技術」
という本です。
ナイスなタイトルのネーミングですね!
英語の原書のタイトルは、もっとずっと長くて、
The Way We’re Working
Isn’t Working:
The Forgotten Needs
That Energize
Great Performance
(訳:私たちの働き方は、うまくいっていない。良い仕事をするために必要なのに、忘れられている大事なこと)
です。最近のビジネス系洋書は、こういう長いタイトルが多いように感じます。
この本は、経営者の人が仕事の成果を上げるために書かれたものです。
学術書なので、中の文章表現は少し難しめです。
でも、ここから学べるエッセンスは、あなたの「英語学習」にもバッチリ役立ちます。
そこで今回、この375ページの厚い本の中から、
「英語学習に役立つ部分」
だけを抜き取って、表現を英語学習バージョンに置き換えて、あなたとシェアしたいと思います。
科学のチカラ
この本は、モチベーションと作業効率のメカニズムを、「科学的に解明した発見」の本です。
内容は、根性論や理想論ではありません。スピリチュアル系でもありません。
しっかりした実験結果のデータや実際の事例をもとに書かれているので、説得力があります!
意志のチカラ
この本のメインテーマは、タイトルからもわかるとおり、
「休むことの大切さ」
です。
「仕事で良い結果を出す」ために必要な「科学的なアプローチ」が、たくさん盛り込まれています。
その中のひとつに、
「意志の力」
というキーワードがあります。
この「意志の力」は、英語学習を成功させる上で、とても大切な要素です。
英語というのは、「続ける」ことでしか上達できません。
どんな魔法のようなメソッドがあったとしても、続けなければ効果は出ません。ダイエットと同じです。
となると、うまく「意志の力」を使って、
「続ける仕組み」を自分の中に築くことができれば・・・
あなたの英語は「確実に上達」することになります。
意志の力は、すべての人が同じ量
どうしても僕らは、「何かを成し遂げた人」を見たとき、こんな風に考えがちです。
「あの人は、すごい意志が強い人だ!」
「あの人は、ひとつのことを続ける根性がある!」
・・・と。
つまり、自分に比べて相手の方が「意志の力の上限」が高いような気がしています。
でも、実験結果によると、実はそうではないらしいのです!!
科学的に見ると、
「意志の力はみんな変わらない」
そうです。
つまり・・・
「ひとつのことを続けて、成し遂げられる人」
と、
「すぐに挫折してしまい、続かない人」
では、意志の力の上限に差はないのです!
じゃあ、なぜ違いが生まれるのか?
「続けられる人」と、「すぐやめてしまう人」との違いが生まれるのは・・・
意志の力の「消費量」
にあるらしいのです。
意志の力は、
「上限を伸ばそう!」
と考えるのではなく、
「いかに消費を少なくするか?」
に目を向けるのがポイントです。
僕らは朝、起きたときには、意志の力が満タンです。
でも、一日が進むにつれて、仕事や勉強で僕らの「意志の力」は減っていきます。
そして、「意志の力」がゼロになると、僕らは何もできなくなります。
意思の力がゼロになると、ゴロゴロするか、テレビを見てボーッとするくらいしかできません。
これは、どんなに「意志の強そうに見える人」でも同じです。
意志の力がゼロになったら、以前できていたことも、できなくなります。
昨日まで軽々と上げられたバーベルも、上がらなくなるのです。
僕も、自分の意志の力がゼロのときは、英語の本を開くことすらできません。
もし、その状態で無理やり勉強しようとしても、効率がひどく落ちます。
ほとんど効果がないので、やらない方がいいくらいです。
意志の力を節約する
つまり、もしあなたが、毎日英語トレーニングを続けようと思うなら、
「どうやって意志の力を強くしようか?」
と考えるのではなく、
「どうやって意志の力を節約しようか?」
を考えた方がいいのです。
これは、気合いや根性の問題ではありません。
科学的で現実的なアプローチです。
意志の力を節約するには、まず最初に
「どんなときに、自分が意志の力を消費するのか?」
を知る必要があります。
そこで、次回は、
「意志の力を消費する3つの状況」
をお伝えします。
From Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)
※もくじは、こちら
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