From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
太古の人間たちは、「集団から離れて村の外に出たら、野獣に食い殺される」という大きなリスクがありました。
 
 
そこで、自分を守るために集団生活は欠かせないものでした。
 
 
同時に、村全体にとっても、個人が勝手な行動を取るのは危険なことでした。
 
 
たとえば、Aさんが好奇心で1人で村を出て行ったとします。
 
 
村の外で野獣に出会い、命からがら村に逃げ帰ってきたとします。
 
 
ところが、野獣もAさんを追って村に向かってきました。
 
 
しかも、仲間の野獣をたくさん引き連れて!
 
 
#村人全員が危険にさらされる
 
そうなった場合、Aさんだけではなく村の人々全体が命の危険にさらされることになります。
 
 
Aさんを村に入れるために門を開ける時には、一緒に野獣が侵入してくるリスクがあります。
 
 
さらに、野獣たちに村が見つかったら、そのまま村の周りに住み付かれて、常に命を狙われる生活になる危険があります。
 
 
村の外に食料調達に行くのも命がけになります。
 
 
Aさんの単独行動が、村の人達全体の命を脅かすことになってしまったのです!
 
 

現代人の脳にも過去の記憶が残っている

 
そんな太古の人間の記憶が、僕ら現代人の脳にもまだ残っています。
 
 
だから人間は、自分だけではなく相手の変化に対しても、脅威を感じるようにできているのです。
 
 
特に「身近な人の変化」ほど、脅威を感じやすいようにできています。
 
 
遠く離れた村の住人が何をしても、自分には関係ありません。
 
 
でも自分の住んでいる村の住人が勝手なことをすると、自分が危険にさらされます。
 
 
同じように、「自分の生活と関係ない人」が夢に向かってチャレンジする姿を見ても、人は反対することはほとんどありません。恐怖の本能が刺激されないからです。
 
 
一方で、「自分の生活圏内にいる人」が夢に向かってチャレンジし始めると、脳はそれを「脅威」と捉えます。そして、ほとんど無意識のうちにその人が変化するのを止めようとする言葉を投げかけてしまうのです。
 

家族や友人が「ドリームキラー」になる理由

 
あなた家族や同僚、親しい友人などが、あなたの新しいチャレンジを否定してくる「ドリームキラー(夢をつぶそうとする人)」になってしまうのには、こういう本能メカニズムが働いています。
 
 
僕ら人間の脳は、想像以上に本能に支配されています。
 
先ほどもお伝えしたように、この本能は「ことの大小」を判断する力はないので、どんな小さな変化も嫌います。
 
 
英語学習を始めることなんて、人間の命には何も関係しません。
 
 
身近な人が英語を話せるようになることで、自分の命が脅かされることはありません。
 
 
でも、人間の脳はそんなことお構いなしに、不安を感じさせてくるのです。
 
 

力関係が変わる恐怖

 
もう一つ相手が不安を感じる要因として、「力関係の変化」があります。
 
 
たとえば、もし相手があなたのことを「ちょっと下」に見ていたとします。
 
 
たとえば相手が、「私はこの人より頭が良い」と内心で自負していたとしましょう。
 
 
すると、あなたが英語学習で成功した場合、力関係が変わってしまう可能性があります。
 
 
日本では英語が話せる人は、「頭が良い」とか、「カッコいい」とか、「スゴい!」という尊敬の対象になります。
 
 
「自分よりちょっと下だと思っている人」が「自分よりイケてる人」になってしまったら、自分の今の立場が脅かされてしまうのです。
 
 
当然、脳は不安を感じます。
 
 
そして、その不安を埋めるために「そんなのムリに決まっている」的な発言をするのです。
 
 
相手は「あなたにそんなことはできない」と言いながら、実は「私とあなたの立場が逆転するなんてことは、あり得ない!大丈夫だ!私は安全だ!」と自分自身を説得しているのです。
 
 
このことが分かると、相手の中にある不安が見えてきます。
 
 
人は、自分が恐怖や不安を感じている時に、他人を批判することで精神のバランスを取ろうとします。
 
 
「自分の不安ぐらい、自分で解決すればいいのに!他人に当たるなんて!」
 
 
と思うかもしれませんが、僕ら人間は本質的に弱い生き物です。
 
 
不安になると落ち込んだり、自分を責めたり、他人を責めてしまうのが人間なのです。
 
 
自分も他人も「変化すること」が恐怖に感じられるのは、避けることができません。
 
 
これはもう、人間の本能だと割り切って、受け入れるしかないのです。
 
 
でも、受け入れることができると、少しラクになります。
 
 
批判してくる相手への反発心が収まってきて、自分自身が怒りから解放される感覚を味わうことができます。
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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