from 師範代Shinya
(→前回の続き)
カナダ留学から帰国後、僕は転職活動をしました。
最初は海外と貿易のある会社や、外資系企業にも応募してみました。
でも、履歴書を書いたり面接をしている時に、イマイチしっくり来ませんでした。
しっくり来ない転職活動を通して、僕は自分の情熱がどこにあるのか分かりました。
「自分が本当にやりたいことは、英語を教える仕事だ!」
と気づいたのです。
英語を学び始めたのがきっかけで、僕の人生は激変しました。
英語には、日本人の生き方を変えるパワーがあります。
自分の人生は、英語で大きく変わった。今度は自分が、他の英語学習者の人生が変わる体験をするサポートがしたい!
と思うようになったのです。
そこで、僕は、自分が通っていた大手英会話スクールの英語講師になりました。
僕の担当クラスは、初級~中級までで、年齢層は高校生~70代まで幅広い年代です。
英語講師になったタイミングで、僕は英検準1級を受けました。
講師になった以上は、TOEIC高得点や英検の高い級を持っていた方が良いと思ったからです。
英検準1級では、筆記試験ではかなり苦戦しましたが、何とか一発合格できました。
一発合格できた理由は、カナダにいる頃から読み始めた、「速読速聴英単語Core1900」というテキストのおかげでした。
読む力は、資格試験で役立つ
日本では何となく、
「英語ができる人=英語ペラペラな人」
という図式がある気がします。
学生時代は読み書き中心だけど、社会人になると、英語のスキルの中では、主に「話す力」にフォーカスされていますよね。
でも、実は英語を「読む力」の方が、日本国内では役に立つシーンが多いと感じます。
その代表例が、英検やTOEICなどの資格試験です。
どんなにリスニング力が高くても、そこから先に伸び悩む人は、英語を読むのが苦手です。
TOEICではリスニングで満点を取っても、トータルスコアでは満点の半分の、485点までしか稼げません。
総合スコアを上げるためには、リーディングの点数を上げるしかないのです。
また、英検も同じです。リスニングの点数が良くても、リーディング問題ができなければ、1次試験に合格できません。
いくら英語を話す力を鍛えても、1次試験のリーディング問題が突破できないと、次の2次面接試験で英語を話す場が与えられないのです。
日常生活でも、読む機会は多い
これは日本語でも同じですが、1日の中で文字を読んでいる時間と、言葉を話している時間と、どちらが長いかと言えば、おそらく読んでいる時間だと思われます。
ふだん本を読まない人でも、LINEのやりとりをしたり、ネットニュース記事をスマホで見たりはするでしょう。
FacebookやインスタなどのSNSの投稿も、基本は写真と文字です。
YouTube動画も字幕入りのものが多く、テレビ番組もテロップだらけ。
僕たちは想像以上に、文字を日常的に読んでいます。
だからこそ、英語を読めるようになることは、大きなメリットを感じやすいのです。
英会話だけ追求してきた結果
僕は最初からずっと、「英語が話せること」を追求してきました。
そのため、「自分が英語の長文を読む」という日が来ることが想像できませんでした。
でも、Core1900に出会ってから、英語を読む楽しさや便利さ、インパクトを実感しました。
そして、英検準1級に一発合格できたことで、ますます英語を読むモチベーションが上がっていったのです。
僕は英会話を追求してきた結果、ネイティブのイメージで英文法を見る視点を手に入れました。
そして、イメージが分かるようになったら、長文を読むのも楽しめるようにさえなりました。
どんなにお堅い英文の中にも、必ず書き手の思いやメッセージが生きていて、それを感じ取れることが、とても楽しかったのです。
僕は、すべての人が英語を読む練習が必要だとは思いません。
ただ、英語が読めると海外旅行先でも情報を取れる範囲が一気に広がって、楽しみが増えます。
・レストランのメニュー
・空港の案内板
・観光地にある立て札や注意書き
・ホテルの部屋にあるゲスト向けの案内パンフレット
などなど、英語を読む機会が予想以上に多いことに気づくのです。
そして、英語のリーデング力が上がると、英語のリスニングやスピーキング力も上がります。
やはり、相乗効果があると思います。
でも、もし僕が最初からリーディングをやっていたら、途中で挫折していたでしょう。
ある程度、英会話を楽しんだからこそ、その延長線上でリーディングを楽しめたんだと思います。
その逆パターンもあります。
先にリーディングから入って、後からスピーキングにいくのも良いでしょう。
正しい道はありません。ただ、自分のその時の興味に合わせて、自分に合う道を進むのが良いと思います。
英検準1級に受かったあたりから、僕の中で少しずつ自分の中で興味の対象が変わっていくのを感じました。
・・・つづく。
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