from 師範代Shinya
まだ編集する前の素材データです。
当時、サクッと短く編集したダイジェスト版みたいな動画を作ったのですが、途中がかなりカットされていて、本当に表面をなぞっただけの内容でした。
でも、素材の動画を見返すと、今はすっかり忘れていたような景色や、サヤと僕との会話のやりとりなどが、記録されていました。
それを見返しながら編集していたら、そのときの記憶が鮮明によみがえってきたのです。
アメリカのクルーズ船
僕と妻のサヤは、新婚旅行でアメリカのクルーズ船に乗りました。
マイアミ発~メキシコまで南米の国々を回るツアーです。
乗った船は、ロイヤルカリビアンという会社が提供している、「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」という巨大な客船で、船の中に劇場やプール、スケート場などがありました。
僕らが行った時期は秋頃だったのですが、現地はかなり暑かったです。
乗客の大半はおそらくアメリカ人で、アジア系のお客さんはほとんど見かけませんでした。
大型クルーズ船の良いところは、乗客同士の距離が近いことです。
エレベーターに乗り合わせたお客さん同士が目が合うと、「How are you?」と声を掛け合って雑談したりします。
僕も何度か、他の乗客たちと話しました。
強制的に英語を使う環境
よく海外旅行に行くと、「思ったより英語を使わずに帰ってきた」という声を聞きます。
確かに、レストランではメニューを指さすだけで注文できるし、ツアーの場合もツアーガイドがしゃべるので、自分がしゃべらなくても完結します。
でも、クルーズ船の場合は、英語を使う頻度が高くなるので、英語学習者にはオススメです。
せまい空間(といってもかなり広いですが)に、ものすごいたくさんの人達が何日も一緒に過ごすので、他のお客さんと接する機会も多いです。
また、船上のアクティビティー(ウォータースライダー、観劇、ボルダリング、スケート、食事)を楽しもうと思ったら、必ず入り口でスタッフの人に声をかけて、受付を済ませなければなりません。
受付では、サインを求められたり、やり方の説明を受けたり、自分がすわす席を案内されたりします。
強制的に英語を話す環境が整っているのです。
これはおそらく安全上の管理だと思われますが、「船上で、誰がどのアクティビティーにいつ参加したのか?」のデータを取っているのではと予想しています。
その時にクルーズ内で撮ったビデオのデータの中には、乗客のほとんどが英語圏の人達であることがハッキリ分かる映像が、たくさん入っていました。
僕とサヤが船上を歩いている時にも、周りで英語が飛び交っている声が記録されていました。
おかげで、すごい異国情緒を味わえました。
ホテルに泊まる手間と時間を節約できる
ふつうのスタイルの海外旅行の場合、ホテルへのチェックイン&アウトがけっこう手間だったりします。
1つのホテルだけに泊まり、そこを拠点に動くと、行ける観光スポットは「日帰りできる範囲内」に限定されてしまいます。
遠くの色んな場所に出かけようと思ったら、ホテルを転々と変えて行かなければなりません。
そのたびに、毎回荷物をまとめて、チェックイン&アウトの作業が必要になります。
これは、旅に慣れていないとけっこう面倒に感じます。
でもクルーズ船の場合は、ずっと同じ部屋に泊まり続けながら、色んな国を回れるのです。
「自分が泊まっている部屋自体が移動しながら、色んな国を回る」という感覚は、すごくラクです。
船が朝、新しい国に着いたら、必要最低限の装備で、部屋に着替えや大きなモノを残したまま出かけて、現地の観光ツアーに参加します。
船の乗客は、入国審査は免除されているので、何も手続きがいりません。
また、船に出たり入ったりするのも、自分の乗船カードを入り口のマシンにピッとやるだけで済みます。
入念なボディーチェックをされるのは、一番最初に乗る時だけで、後は何のチェックもありません。
一度船を降りても、忘れ物をしたらすぐに船に戻って、取りに行けます。
午前中のツアーで疲れたら、午後のツアーが始まる前に、いったん部屋に戻って休むこともできます。
もちろん、ツアーに参加すること自体が面倒なら、船の上からの景色だけを眺めて、終わりにすることもできます。
船の上に、1日中過ごせるアクティビティーが揃っているので、ミュージカルや演奏を見て過ごしたり、プールでゆったり泳いだりと、個人の自由に過ごせる環境が整っています。
そしてまた夜になると、船は次の目的地へ向けて動き出すのです。
「ホテル自体が移動して、寝ている間に次の目的地に着く」
というクルーズ船の仕組みは、旅行者にとって超効率的だと思いました。
特に小さな子ども連れの家族や、シニア層の夫婦旅行などでは、移動の時間と労力を最小限に抑えられるメリットは大きいです。
ムダな体力を使わず、観光地の「良いとこ取り」だけできるのが、クルーズ船の魅力だと実感しました。
実際に、アメリカ人の乗客の中でも、子ども連れとシニア層の夫婦の割合が多めでした。
そんな細かいことを、当時撮影したビデオカメラのデータが思い出させてくれました。
ちなみに、僕とサヤが密かに考えているのが、「みんなでクルーズ船に乗って英語を使おう!ツアー」です。
英語学習者のみんなを集めて、同じ日程でクルーズ船に乗ります。
現地で、みんなが集まれるような場所を借りて、そこで「船上で今すぐ使える英語フレーズ」などを僕がレッスンします。
その後解散して、各自が自由に過ごしながら、スタッフや他の乗客と英語を話す体験をします。
その後、また集まって、実際に使えたフレーズや体験などを報告し合います。
そんなアクティビティーができたら・・・と想像すると、ワクワクしませんか?
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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