From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回の記事では、英語学習8つのステージのうち、「ステージ⑤ワクワク期」までを解説しました。
今回は、残りの3ステージを解説します。
ステージ⑥クヨクヨ期
ワクワク期に自分の英語力が高まることで、生活環境や付き合う人たちがだんだん変わってきます。
英語がデキる人たちとの交流が増えてくるのです。
すると、自分より高い英語力を持つ人たちが実はたくさんいることに気付きます。
同時に、「中上級者のカベ」と呼ばれる停滞期に入ります。
同じ量の英語トレーニングをしているのに、以前ほど自分の英語力の変化を感じられなくなります。
変化を感じられなくなると、「もっと早く英語力をアップしたい!」という焦りと、現実の伸び悩み状態で揺れ動きます。
周りの「英語がデキる人たち」の英語力と自分の英語力のギャップに、打ちひしがれることもあります。
英語初心者の人たちから見たら、うらやましいくらいの高い英語力を持ちながらも、自分の心の中では再び「イケてない自分」に戻った感覚になるのです。
実はここは、次のステージに行くための大事なステップです。
※この時期に、独学の限界を感じて英会話スクールや英語教室などの門を叩く人もいます。
僕のステージ⑥の体験談
僕自身は、このクヨクヨ期が割と後の方に来ました。具体的に言うと、TOEIC870点を超えた頃から、伸びが停滞しました。
今思い返すと、この頃にクヨクヨ期に入りました。
周りのTOEIC900点ホルダーや990点満点ホルダーの人たちと自分を比べて、落ち込んだり焦りを感じていました。
焦れば焦るほど、思い通りの結果が出ずに苦しみました。
この頃は、心の中でいつも自分にダメ出ししていたのを覚えています。
「TOEIC900点を超えていない自分=ダメな自分」
というレッテルを貼っていたように感じます。
ステージ⑦ブレイク期
クヨクヨ期を経験して乗り越えると、「自分の英語力を等身大で見れるようになる時期」に入ります。
この時期になると、がむしゃらにガンバって短期間で英語力を上げようとしたり、周りの人たちと自分を比べて、「もっと早く英語力をアップしたい!」と思う気持ちが薄れてきます。
かといって、英語学習から離れてしまうこともありません。英語学習はすでに生活の一部になっているので、「ガンバっている感」はなくなります。
モチベーションは高くも低くもなく、淡々とトレーニングを積み上げていく感覚です。
肩の力が抜けることで、自分本来の力が発揮できるようになります。
その結果、無理しないでも望む結果を自然に引き寄せられるようになります。
再び「イケてる自分」の感覚に戻りますが、以前のように興奮してワクワク&ソワソワした感じではありません。
自分をちょっと客観的に見ている感じです。
この時期になると、外国人の友達を「英会話の練習相手」としてではなく、「ひとりの友人」として対等に見ながら会話ができるようになります。
その結果、相手とより深い人間関係を築くことができるようになります。
僕のステージ⑦の体験談
僕自身の経験で言うと、ストレスで体調を崩したことをきっかけに、吹っ切れました。
それまで何となく自分の中にあった、
「自分の英語力の高さ=自分の価値の高さ」
という図式が、自分の中でなくなりました。
必死になっていた頃の数ヶ月前の自分が申し込んでいたTOEICテストを受ける本番の日には、もう悟りを開いたような感じで、結果はどうでも良くなっていました。
「これを機に、しばらくTOEICから離れよう」と決めて、あまり試験対策のようなことをせずに、平静な気分で受けました。
そしたら、その回のテストで初めて900点を超えてしまいました。
とても不思議な気分でした。
その後は、自分の英語力を社会に証明しようとする呪縛から解き放たれて、ネイティブとの会話を心から楽しめるようになりました。
以上が、僕のステージ⑦の体験談です。
次回はいよいよ、最後のステージ⑧の解説をします。
・・・つづく。
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