【僕が「習い事」に感じた夢と希望45~演技編42】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
※だいぶ間が空きましたが、続きを読みたいとのご要望があったので久しぶりにこのシリーズ連載を再開します。
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
俳優養成所の「夏の集中ゼミ」が終わり、また通常レッスンが始まりました。
 
 
今回のゼミは、僕の中でそれまでの価値観が揺さぶられるほどの衝撃でした。
 
 
それまで夢を感じていたアクションの世界は、僕の想像していたものとは違う感じだと気付き始めました。
 
 
僕が憧れていたジャッキー・チェンのカンフーアクションのような「素手で戦うシーンがメインの映画」は、日本ではほとんど作られていません。
 
 
日本のアクション界で安定して需要があるのは、時代劇の「チャンバラ」のシーンや、子供向けの「○○戦隊シリーズ」の怪獣との戦闘シーンだということが分かりました。
 
 
本当は、僕は以前からこのことにうすうす気付き始めていました。
 
 
でも、アクションの世界で生きている殺陣師(たてし)の先生に実際に会ってリアルな話を聞くことで、その予感が決定的なものになりました。
 
 
そして、「素手の格闘アクションをやりたいなら、日本で仕事を探すよりも香港へ行っちゃうのが一番だと思う」という先生の言葉が、脳裏に強く焼き付きました。
 
 
 

言葉のカベ

自分が香港に行くとなると、絶対に現地の言葉(広東語)をマスターしなければなりません。
 
 
ハリウッド映画なら、日本人は西洋人の役者とは見た目が全然違うので、英語の発音が不自然でも「外国人としての日本人役」をもらえるチャンスがあります。
 
 
でも、香港映画の役者さんたちは、見た目は日本人と変わりません。
 
 
それだけに、「日本人役」というキャラが登場する頻度は、おそらくハリウッド映画に比べると少ないような気がします。
 
 
となると、台本の中でセリフのある役をもらうには、自然な発音で広東語を話せるようになる必要があります。
 
 
もしくは、「セリフなしのスタントマン」的な位置づけから、徐々に実績を積んでのし上がっていくしかありません。
 
 
 

肉体派

以前の記事でご紹介した、「日本人で唯一、香港アクション映画界の組織のメンバーに認められたアクションスター」の谷垣健治さんは、後者のタイプです。
 
 
谷垣さんは日本の大学を卒業後、広東語があまり話せないうちに勢いで香港に移住して、アクション映画界の門を叩きました。
 
 
「セリフなしのスタントマン」の仕事から始めて、強靱な肉体と不屈の精神で次々と仕事をこなし続けました。
 
 
たくさんの映画に出演しながら実績を残し、今では香港アクション映画界で知らない人はいないほど有名な日本人になりました。
 
 
でも、僕は谷垣さんのような「肉体派」ではありません。そのことは自分自身が一番よく分かっています。
 
 
 

強みを活かす

僕は体質的に、「たくさん食べても太れないタイプ」です。
 
 
空手をやっていた頃にはよく、先生や先輩たちから、
 
 
「たくさん食べて筋トレして、身体を大きくしなさい」
 
 
と言われていました。
 
 
でも、それを言ってくる人たちの昔の写真を見せてもらうと、
 
 
・元からある程度ガッチリ体型
 
・昔はぽっちゃり体型で、体重を絞って筋肉が目立つようになった
 
 
というパターンがほとんどでした。これでは説得力はありません。
 
 
これは「ダイエットの逆パターン」です。
 
 
生まれつきやせ型で人生で一度も太ったことのない人が、ダイエット中の人に向かって、
 
 
「食べる量を減らして運動すれば痩せるんだから、がんばれ!」
 
 
なんて言っても、説得力がありません。
 
 
それと同じで、太れない体質の人にとって、ガッチリ体型の人から「たくさん食べて筋トレして身体を大きくしろ」と言われるのは、けっこうキツいです。
 
 
苦手な分野でムリヤリ戦わされている感じがします。
 
 
なので、僕は肉体派のスタントマン業界に飛び込むのはイヤでした。
 
 
苦手なことを克服することに時間とエネルギーを注ぎ込むよりも、自分の強みを活かせる場所に身を置きたい!と思っていました。
 
 
そんなことをモヤモヤと考えているうちに、僕の中にあった「アクションに対する情熱」がだんだん冷めていくのを感じました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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