From 師範代Shinya(新村真也)
僕は仕事がら、
・英語レッスン
・マジックショー
・YouTube動画
と、「声」を使うシーンが日常の中で多くあります。
見ている人に聞き取りやすく、記憶に残りやすいメッセージを伝えるためには、
①滑舌
②声のボリューム
が大事になります。
また、YouTube動画を作る時は①&②に加えて、
③マイクの性能
が不可欠です。
メラビアンの法則
1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンがある実験を行いました。
「メッセージを伝える時に、聞いた人に与える印象の強さを左右する3つの要素」
を研究したのです。
その3つの要素とは、
①視覚(見た目、表情、しぐさ)
②聴覚(声のトーン、大きさ、速さ)
③話の内容
です。
この3つの要素のうち、影響力の大きな順に並べると、どうなるのでしょうか?
答えは、
視覚=55%
聴覚=38%
話の内容=7%
です。1位の「見た目」はおそらく予想しやすいと思います。
すごく変わった色やデザインの服を着た人と話せば、その服がずっと印象に残ります。
でも、次の「聴覚」が38%もあって、「話す内容」がたったの7%というのは、驚きです!!
「良い内容を言えば、強く印象に残る」わけではないのです。
たしかに、たとえすごく良い内容を話していたとしても、小さな声でボソボソ話していると、話し方の特徴の方が強く印象に残ってしまうのは想像できます。
その結果、「ボソボソ話す人」という記憶になってしまい、「あの人、結局何を言ってたんだっけ?」となってしまう可能性があります。
さすがに「話す内容が7%」という数字は低すぎな感じがしますが、「話し方の方が印象に残る」というのは、僕も実感しています。
マイクにこだわるユーチューバー
ユーチューバーの世界では、「画質」と「音質」の2つの要素を追求しながらレベルアップを繰り返す人が多いです。
何十万円もするプロ仕様の一眼カメラを使ったり、マイク性能にこだわって、何十万円もするようなマイクに投資をする人もいます。
たしかに、YouTube動画を見ていても、「音声」は大きな要素を占めています。
もし動画の画面が見えなくても、音声がしっかり聞こえていれば、内容は理解できます。
でも、動画の画面はしっかり見えてるけど音声がまったく聞こえなかった場合、内容を理解することはできません。
どんなに画質にこだわってキレイな動画を作っても、音が小さすぎたり、音質が悪すぎて本人の話している内容がまったく聞き取れなければ、視聴者はすぐに違う動画に移ってしまいます。
だからこそ、ユーチューバーたちは音質にこだわるのです。
マニアの世界
僕も、自分のYouTube動画の音質アップ作戦は、今まで色々と試してきました。
これまでに買ったビデオカメラの数は10台です。
(使わなくなった機種はメルカリで売ったので、今10台すべてが手元にあるわけではありませんが)
音質が良いことで評判のビデオカメラを買ってみたり、「ガンマイク」と呼ばれる、長い棒のような形をした本格的な外付けマイクを手持ちのビデオカメラに装着したり・・・
でも、ある時、2つのまったく違うマイクで撮影した動画を作って妻のSayaに聞いてもらったら、
「どこが違うの?どっちも同じに聞こえるけど。」
と言われました。
ガーン・・・
メッチャこだわって作ったのに・・・ショック!!
音質もある一定ラインのレベルを越えると、そこから先はもう、マイクに詳しい人にしか分からないような、「音フェチ」の世界になるようです。
マニアの世界にどっぷり浸かって、「あーでもない」「こーでもない」のガジェット談義を楽しむのが目的でなければ、マイクの音質に対するこだわりはほどほどにしておいた方が良さそうだ、と気付きました。
自分の「声」に投資
そこで僕は、マイクなどの機材をこれ以上研究するのを、いったんやめることにしました。
そのタイミングで、ボイストレーナーの毛利大介さんと出会いました。
毛利さんのプチセミナーを受けたことで、僕はマイクではなく自分の「声」にもう一度投資をしよう!と思いました。
20年前には演技の学校でボイストレーニングを受けたことがありましたが、本格的な訓練はそれ以来やっていませんでした。
・・・つづく。
ボイストレーナー毛利大介さんのYouTube動画はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
ボイストレーニングといえば、2019/8/10に「人生を変える「勝ち声」「負け声」 あなたを救う「声の法則」教えます!」という本が出ていたことを思い出しました。私はまだ買ったことがありませんが、声を使う機会があれば買って読みたいと思います。イラスト付きで、クイズ形式なので、とっつきやすそうなので。
その本は面白そうですね!
声は相手に与える印象を大きく変える要素なので、英語と同じぐらい人生を変えるインパクトがあるかもしれません。