From Shinya (新村真也)
僕は英語の発音のコツのほとんどを、洋楽で学びました。
英語の歌を歌いながら自然に身につけた「3つのこと」が、英会話を始めたときに、驚くほど役立ちました!
今日は、その体験のシェアをしたいと思います。
英語の歌で自然に身につく3つのスキル
① ネイティブっぽい発音になる
英語の歌をそれっぽく歌うには、「耳コピー」をする必要があります。
たとえば、歌詞カードの中に、
Level
という単語があったとします。
これを日本語発音すると、
「レベル」
です。
英語発音すると、
「レヴォー」
です。
歌詞の中で「レヴォー」と言っている部分を、「レベル」と日本語発音すると、歌のリズムについていけません。
音もまったく違って聞こえるので、自分で違いに気づきます。
英語の歌は、「音」に忠実に歌わなければ、リズムがバラバラになり、それっぽく聞こえません。なので、耳コピーしながら歌ううちに、自然に、
Level = 「レヴォー」
と発音できるようになります。
② ネイティブのようなスムーズな音のつながりが身につく
英語は、ネイティブがふつうのスピードで話すと、単語どうしで音のつながります。
たとえば、歌詞カードの中に、
Check it out!
というフレーズがあったとします。
ひとつずつ発音すると、
「チェック・イット・アウト」
です。
でもネイティブは、
Check it の部分を、
「チェッケッ!」
と発音し、
it out の部分を、
「イラゥ!」
と発音します。
(これは、北米エリアの人たちの発音の場合)
全部合わせると、
「チェッケラゥ!」
に聞こえます。
歌の中で、「チェッケラゥ!」と言っている部分を、
「チェック・イット・アウト」
と教科書のような発音をしていては、テンポが遅くなり、間に合いません。
英語の歌を耳コピーしながら歌うことで、強制的に、「音をつなげて発音する」力が伸びていきます。
③ 英語独特のリズム感
日本語の発音は、すべての単語がずーっと同じ調子で発音されるので、平らなイメージです。
書くと、こんな感じです。↓
—————
英語の発音は、波のように上下があります。
強く発音する場所と、弱い場所がハッキリしています。
歌には、リズムがあります。
「英語特有のリズム」に慣れるには、英語の歌はピッタリです!
歌のメロディーに乗って歌うと、この「リズム感」を自然に養うことができます。
英語の歌では身につかないこと
ここまで、英語の歌を練習することの「いいポイント」を書いてきました。
でも、英語の歌では「学べないこと」「身につかないこと」もあります。
それは、「話すこと」です。
英語の歌がうたえるようになっても、ネイティブとの「会話」ができるようにはなりません。
歌の種類にもよりますが、ふつうは歌詞の中で使われているフレーズは、大げさでカラフルなので、日常生活で使ったら、変な会話になります。
「僕の目は、いつでも君に釘付けさ!」
「僕のすべてを君に捧げるよ!」
なんて、日常会話で使ったら・・・
どうなるでしょう?
とはいえ、英語の歌は、「発音」や「音のつながり」の力を養うには、最高の練習ツールです。
曲のスピードや長さにもよりますが、だいたい、ひとつの曲を毎日30分くらい練習したら、1週間後には、1曲歌えるようになります。
そして、もし英語の持ち歌がひとつでも増えたら、ネイティブとカラオケに行くチャンスです!!
きっと、あなたにとって新しい世界が開けるでしょう!
From Shinya (新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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P.S.
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