【ダンス発表会のMCを初体験:ダンス編126】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。
 

僕は、2つの習いごとである、ダンススクールと英会話スクールの2つのスキルを融合する試みとして、

「ダンススクールの発表会のMCをやってみる」

という新しいアイデアを実行に移しました。

いよいよ、本番の日がやってきました。

僕は毎回、このステージにダンサーとしても出ていました。

MCをやるからといって、踊らないという選択肢はありません。

そこで今回は、自分の出番ではない時にはMCとして、みんなのチーム名などの紹介をして、自分の出番の前では、自分のチーム紹介をした後に踊りに加わる、という、かなりハードなスケジュールで行ってみることにしました。

当日の緊張感

当日、僕はいつも以上に緊張していました。

ステージで踊ること自体は経験値が積まれているのですが、MCはまったく初めての経験です。

本当は前日の土曜日にリハーサルがあったのですが、僕は当時はジーンズショップの店長の仕事をしていたので、休みが取れませんでした。

サービス業に従事していると、日曜日に1日だけ休みを取るのが精一杯です。

リハーサルに参加できずに当日を迎えましたが、「いきなり一発ぶっつけ本番!」というわけではありません。

まず、午前中に「ゲネプロ」と呼ばれる通し稽古をします。

そして午後からは、お客さんを入れてステージ本番が始まる、という習慣がありました。

そこで、まずはゲネプロでMCとダンスの練習をしました。

ステージの裏方職人たち

ステージには、裏方の職人さん達が3人いました。

職人さん達の仕事は、ステージ上での操作全般でした。

1人目のOさんは、舞台照明をコントロールする担当。

2人目のSさんは、音響をコントロールする担当。

3人目Tさんは、監督として全体を見ながら2人に指示を出す担当。

という割り当てです。

僕はこれまで自分が踊るだけの時には、あまりこの3人の職人さんたちの存在を気にしたことがありませんでした。

3人目の監督が、僕たちに小さな声で舞台袖から開始の合図を送ってもらう時以外は、あまり声を聞いたことがなかったのです。

でも、自分がMCを担当する今回は、僕にとってはこの3人の職人さんたちとの連携がすごく重要になってきます。

僕は、オーナーに紹介されて3人にあいさつしました。

3人とも、僕のことを覚えてくれていました。

音響担当のSさんが、明るい声で言いました。

Sさん:「毎年ステージに出てますよね!いつも舞台袖から見てますよ!今日は一緒にMCやってくれるんですよね。よろしくお願いします。」

僕:「ありがとうございます!今日はよろしくお願いします!」

僕は自分が歓迎されているのを感じて、嬉しくなりました。

すると、監督のTさんが、鋭い眼光で僕を見ながら言いました。

Tさん:「今日は、私の指示に従って動いてください。失敗は許されません。こちらですべて指示を出しますので、今からやるゲネプロで全体の流れを覚えてください。指示があるまでは、自己判断では動かないように。」

僕:「は、はい。分かりました!」

そしてTさんは、若いSさんに向かって強い口調で言いました。

Tさん:「おまえもしっかり気を引き締めていけよ!前みたいなミスは許さんぞ!」

Sさん:「はい!分かりました!」

僕は一気に緊張してきました。

Tさんは、いかにも監督っぽい雰囲気で、厳しい職人気質のようでした。

僕は、自分が鉄工場で働いていた頃の雰囲気を思い出しました。

鉄工場の親方たちは、常にこんな風に厳しい口調で僕たち部下に接していたのを思い出しました。

(あ~懐かしいな、この感じ。やっぱり、HIPHOPのMCだからって、楽しく気楽にってわけにはいかないよなぁ・・・気合い入れて行こ!)

僕は気を引き締めました。

3人の職人メンバー

これは3人の職人メンバーとしばらく接してから分かったのですが、それぞれの個性はこんな感じでした。

①照明担当のOさん=とても静かで無口。照明は僕たちと反対側の舞台後方から照らすため、あまり話す機会がない。監督とは常に無線でやりとりをしている。年齢は30代ぐらいで、おそらくこの業界では中堅ぐらいの経験値と思われる。腕が良いらしく、監督にはあまり怒られない。Oさんが話すところをあまり見たことがないが、穏やかでいい人そうな雰囲気。

②音響担当のSさん=20代の若手。ノリが良くてフレンドリーで、僕によく笑顔で話しかけてくれる。HIPHOP音楽が好きらしく、みんなが踊っているステージを舞台袖で見ながら、自分もリズムを取ったりする。経験値が浅いので、監督からはよく怒られている。

③監督のTさん=40代ぐらい。この道何十年のキャリアがある、超ベテラン。雰囲気は、職人そのもの。視線も口調も厳しい感じで、周囲に緊張感を与える。怖いけど、仕事の経験値とスキルはかなり高そう。ダンススクールのオーナーからは、絶対の信頼を寄せられている。

という感じです。

それぞれ3人、まったく違った個性の職人さんたちと連携して、僕は今日1日、MCの仕事をすることになりました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

 

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