【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編75】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
ヒゲ先生の「恐怖の発表タイム」レッスン2回目は、思ったのと違う雰囲気で進みました。
 
 
前回、途中で何度もつっかえて怒られまくった人たちが、今回はしっかり覚えてきていました。
 
 
前回、地元なまりのイントネーションを何度も指摘されて泣き出した人も、今回は泣きませんでした。
 
 
イントネーションを直すのはすぐできることはではありませんが、それでも努力したのが分かりました。
 
 
ヒゲ先生もその努力の跡を感じたのか、前回ほどキツく怒鳴りつけることはありませんでした。
 
 
発表2回目にして、クラス全体の雰囲気が変わったような気がしました。
 
 
 

前回との違い

前回は「怒られたくない」という願望が僕らみんなの中にありました。守りの姿勢です。
 
 
でも今回は、少し攻めの姿勢を取る人達も現れました。
 
前回は皆おっかなびっくり発表していましたが、今回はかなり振り切って思い切り感情を込めて発表する人達も出てきました。
 
 
つばを飛ばしながら、顔をくしゃくしゃにして話す姿は、見ている僕らを圧倒しました。
 
 
「この人、こんなにできる人だったんだ!」
 
 
と驚くことが何度かありました。
 
 
感情を思い切り込めると、どうしてもセリフを一部間違えたりすることがあります。
 
 
そんな時にはすかさずヒゲ先生の「もう一度!」という声で止められます。
 
 
前回はその声に皆ビクン!として動きが止まっていました。
 
 
でも今回は攻めているので、すかさず言い直して先へ進んでいます。
 
 
おぉ!すげー!!
 
 
僕は心の中で刺激を受けていました。
 
 
ヒゲ先生も、攻めている人に対しては、必要以上に止めてお説教することはありませんでした。
 
 
最後まで一度も止められずに走りきる人も何人かいました。
 
 
もちろん、終わった後にはヒゲ先生の「ダメ出しタイム」があります。
 
 
でも、前回のように「芸の世界をナメるなぁーーー!!」みたいな怒りをぶつけられることはありませんでした。
 
 
どうやらヒゲ先生は、「120%の力を出し切ってぶつかった人には、たとえミスがあってもそんなに責めない」というスタンスのようです。
 
 
「これで行こう!」
 
 
と僕は心の中で思いました。
 
 
「最後まで一度も間違えないで発表する」のは無理かもしれません。
 
 
テストと一緒で、「間違えないようにしようとする気持ち」が強すぎると、逆に実力が発揮できずに間違えたりします。
 
 
結果はコントロールできません。ヒゲ先生に怒られるかどうか?もコントロールできません。
 
 
でも、「最後まで120%の力を出し切る」ことなら、自分でコントロールできます。
 
 
そして、120%の力を出し切れたら、ヒゲ先生に怒られる確率が減ります。
 
 
だったら、やるしかない!
 
 
という気持ちになりました。
 
 

自分の番

いよいよ僕の番が回ってきました。今回は前回よりも早めに呼ばれました。
 
 
ヒゲ先生の当て方はランダムなので、ドキドキします。
 
僕は、「うまくやろう」とする気持ちを捨てて、「力を出し切ろう」と決めました。
 
 
そして、さっき発表していた「攻めのクラスメイト」と同じかそれ以上のエネルギーを出す気持ちで、文章を読み上げ始めました。
 
 
すると、不思議なことが起こりました。
 
 
前回とまったく感覚が違うのです!
 
 
前回は、僕は緊張が極限まで達したせいで、視野が狭くなって身体の感覚が薄くなりました。
 
 
そのまま倒れても身体のコントロールがきかないぐらい、フワフワした感じになりました。
 
 
でも今回は違いました。しっかり地に足がついた感じがするのです。
 
 
でも、目の前に集中しているせいか、視野は狭いままです。
 
 
ただ、横にチラチラ見えるヒゲ先生の姿が見えなくなるので、とても快適です。
 
 
僕は、持てるパワーをフルに使って声を出しました。
 
 
内容は忘れないぐらいに何度も音読してきたので、途中で飛んだり言い間違えたりすることはありませんでした。
 
 
やはり、何度も声に出して刷り込んできたことというのは、ウソをつきません。
 
 
自分がどんな心理状態でも、無意識レベルで言葉がポンポン出てきました。
 
 
この状態を経験すると、やみつきになります。
 
 
今思い返せば、この8年後に「やり直し英語」を始めて音読トレーニングに出会った時、「これならいける!」と確信が持てたのは、この時のヒゲ先生のレッスンで味わった「刷り込み効果」があったからだと思います。
 
 
・・・つづく。
 
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