【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編88】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
僕が通っていたスクールでは、演技レッスンとセットで必ずもう1つ実技レッスンを受ける仕組みでした。
 
 
それまで僕が受けてきた実技レッスンは、パントマイム、日本舞踊、ジャズダンスなどでした。
 
 
実技の先生たちは、その道のプロフェッショナルなので、独特の雰囲気がある人達が多くいました。
 
 
直前まで習っていたジャズダンスの先生は20代後半ぐらいの細身の女性で、ファッションやメイク、しゃべり方などを含めた全体の雰囲気が「非日常感」をかもしだしていました。
 
 
何というか、シャープで都会的なカッコ良さがありました。そのため女性の生徒たちからすごい人気がありました。
 
 
ただ、ジャズダンスはバレエをベースにしているため女性的なポーズが多く、慣れないうちは僕には恥ずかしさがありました。
 
 
ジャズダンスは手先や足先を含めた身体のすみずみまでコントロールする動きが多いので、ダンスを本業にする人達は男性でも習う人が多いジャンルです。
 
 
このスクールでも、身体をコントロールする感覚を鍛える基礎として、ジャズダンスを男女ともに叩き込んでいる感じでした。
 
 
ダンスレッスンでは全身が鏡に映るので、自分の姿勢や立ち方などが自分に丸見えになります。すると、
 
 
「あっ、なんか俺、背中が丸まっているな」
 
 
「う~ん・・・なんか俺、立ち方がカッコ悪いなぁ・・・」
 
 
など、ふだん気にしないことが色々と見えてくるのです。
 
 
僕はこれまで武道を習っていたので、割と自分の姿を鏡に映すことには慣れていたのですが、それでもダンスとは違います。
 
 
アクションの殺陣(たて)も練習していたので、ファインティングポーズなどの構えはカッコよくできるのですが、ふつうに立つのは練習したことがありませんでした。
 
 
ジャズダンスの先生はよく、
 
 
「何もしないでその場に立っているだけで絵になる立ち方を研究しなさい」
 
 
と言っていました。絵になる立ち方は男女の違いや身長、体格の違いによって変わるから、自分で見つけ出すしかないそうです。
 
 
プロの役者やモデルは、そうやって自分の身体の動きに常に気を配っているから、何気ない動きがカッコよく見えるらしいのです。
 
 
何気ない動きをカッコよくするとうのは、僕ら受講生にとってはハードルが高くて、苦労していました。
 
 
 

生まれて初めてのストリートダンス

演技レッスンの担任がヒゲ先生に変わってからしばらくした頃、実技レッスンの方も先生が変わることになりました。
 
 
こんどはジャズダンスではなく「ストリートダンス」のレッスンに変わるということでした。
 
 
ストリートダンスって何だ?
 
 
僕は何も知りませんでした。
 
 
今でこそ、EXILEやE-girlsなどの国民的スターのおかげで、ストリートダンスがメジャーになりました。
 
 
スポーツジムなどでもヒップホップダンスのレッスンがあるのが珍しくない状態です。
 
 
でも僕が20代前半の当時は、ストリートダンスはマイナーな存在からメジャーになる前のちょうど過渡期のような感じでした。
 
 
当時有名だったストリート系ダンスアイドルは、沖縄アクターズスクール出身の「スピード」と「ダパンプ」でした。
 
 
でも僕は当時、スピードとダパンプのダンスがストリートダンスだということも知りませんでした。
 
 
 

不良文化から生まれたダンス

ストリートダンスの発祥は不良文化です。
 
 
昔、アメリカのスラム街の不良たちが毎日ケンカして仲間同士で殴り合って傷つけ合っていました。
 
 
そんな若者たちの姿を、当時の裏世界のボス的存在の人が見て、「これではいかん!」と思いました。そして、
 
 
「おまえら殴り合う代わりにダンスで決着を付けろ!」
 
 
と言いました。
 
 
それがストリートダンス(ブレイクダンス)の始まりと言われています。
 
 
エネルギーを持て余しているスラム街の若者たちに、「暴力を使わずに、身体ひとつで表現できる技を磨いて競い合うこと」を教えるために生まれたのが、ストリートダンスなのです。
 
 
スラム街の若者たちも「ケンカで勝つより、ダンスで勝つ方が皆に尊敬されてカッコいい」と気付いて、急速に広まっていったそうです。
 
 
そんなバックグラウンドがあるので、ストリートダンサーのファッションも不良っぽいものが多いのです。
 
 
僕がストリートダンスに初めて出会ったのが、この時でした。
 
 
・・・つづく。
 
 
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