僕は、2つの習いごとである、ダンススクールと英会話スクールの2つのスキルを融合する試みとして、
「ダンススクールの発表会のMCをやってみる」
という新しいアイデアが頭の中に浮かびました。
そこで、ダンススクールのオーナーに相談して、自分が次回のMCをやらせてもらえないか?聞いてみました。
ただ、その申し出をする前に、確認しなければならないことがありました。
今のMCを担当している経理の女性が、このMCの仕事をどのぐらい気に入っているのか?
です。もし、年に1~2度しかないこの機会をすごく楽しみにしていて、やる気満々なら、僕がその機会を奪ってしまうのはいかがなものか?と思いました。
その場合は、2人でコラボのような形でやらせてもらう道を探ろうと思っていました。
引き継ぎ
僕がオーナーに相談しに行くと、オーナーはあっさりOKしてくれました。
むしろ乗り気でした。
そして、経理担当の女性のOさんも呼んで、3人で話し合うことになりました。
Oさんは、僕に会った瞬間、明るい声で、
「MCをやってくださるんですってね!ありがとうございます!助かります!」
と言われました。
(あらっ!けっこうすんなりOKが出たぞ)
と思いながら、3人で打ち合わせが始まりました。
話を聞いていると、実はOさんは、毎回のMCをけっこう負担に感じている部分がある、ということが分かりました。
そもそも自分の専門分野ではなく、ダンスの経験もないので、手探りでやってきたそうです。
Oさん:「お手本がないから、どうやればいいのか分からなくて・・・自分が見てきたのは、娘のピアノの発表会ぐらいなので、その雰囲気になってしまっていると思います。でも、ダンスの司会ってどこで見れるのか分からなくて・・・」
僕:「そうだったんですね!確かに、ダンスイベントのMCっぽいしゃべり方をするためには、プロのMCの生のしゃべりを何度か見る経験をしていないと、イメージがわきませんよね。」
Oさん:「そうなんです。だから今回、シンヤさんがやってくれるって手を挙げてくれて、私は助かった!って思ったんですよ。」
僕:「そうですか!ありがとうございます!僕はこれまで東京のダンスイベントとか、クラブのダンスイベントでプロのMCの人達のしゃべり方を聞き続けてきたので、あのノリは身体に染みついています。できるだけ再現できるようにガンバります!」
Oさん:「よろしくお願いしますね!」
その後、僕はOさんからMCの仕事の全体の流れを引き継ぎました。
MCはマイクを使ってタイミング良く話し始めなければならないので、市民ホールの音響担当のスタッフとの連携が大事だということが分かりました。
思ったよりずっとカンタンに引き継ぐことができて、Oさんにもオーナーにも感謝されて、僕はヤル気がわいてきました。
台本を作り込む
その後、僕は次の発表会のプログラムに合わせて台本を作り始めました。
これまで見てきたプロのMCの人達の話し方をマネして、
「メインは日本語で話しつつ、チーム名の読み上げと曲が始まる前のかけ声の部分を、英語のセリフで言う」
という流れにしました。
英語のかけ声のセリフ決めは、英会話スクールのネイティブの先生に助けてもらいました。
毎回同じセリフだとカッコ悪い気がしたので、バリエーションをいくつか提示してもらって、それを順番に組み込みました。
Here we go!
Let’s get started!
Are you ready?
などのセリフです。
音読で刷り込む
また、チーム名もすべて英語表記なので、それらの正しい発音と、MCっぽく勢いよく聞こえる発音のコツも教えてもらいました。
後は、それを何度も繰り返し「本気音読」して刷り込んで、完全に暗記するまで練習しました。
この時期はまだ英語学習を始めたばかりの年で、音読トレーニングの存在は知りませんでした。
でも、以前通っていた役者の学校で、「セリフを覚えて上達させるためには、音読で刷り込む」という体験をしていたので、同じ要領で練習しました。
僕はこの時、日本語と英語のミックスされた台本を読み上げることで、日本語と英語のリズムの違いを身にしみて感じました。
まったく違うトーンやリズム、勢いで話さないと、英語っぽく聞こえないのです。
本当に、プロのMCのあのハイテンションなノリで英語のセリフを言わないと、カッコ悪く聞こえてしまうことが分かりました。
今考えると、このミックス台本は、僕が英語の基本のリズムやイントネーションのコツを身体で覚えるのに役立ったと思います。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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