【ダンス発表会のMCを初体験:ダンス編128】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃に、初めて発表会のMCをつとめた体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。
 

いよいよ本番が始まりました。

これまでに何度も同じステージ上で踊る経験をしてきて慣れてきたつもりでした。

でも今回は、初めてのMCということもあり、モーレツに緊張しているのが自分で分かります。

しかも、自分は今や、舞台スタッフのチームの1人になっているのです。

しゃべり出すタイミングや、マイクの電源オン&オフ操作を失敗したら、おそらく監督に怒られます。

自分から名乗り出た仕事とはいえ、今さらになって、

「ちょっと重荷過ぎたか?踊るだけの方がラクだったな・・・」

と後悔し始めていました。

本番スタート!

ブーーーーーーーーーーーーーー!!

本番のブザーが会場中に鳴り響きました。

それまでザワザワしていた会場が、一気に静まりかえりました。

監督が僕に指示を出しました。

監督:「はい!では、シンヤさん出てください。」

僕:「はい!」

舞台の右端の、テープが貼ってある場所に出て行きました。

パッ!と目の前がまぶしくなりました。

自分だけにスポットライトが当たっている状態です。

会場のお客さんの顔は、暗くてあまりよく見えません。

MCが出てきてしゃべり始めるのは、今回が初の試みです。

毎年我が子のダンスを見に来ている家族の人たちからは、当然、

「あれ?いつもと違うぞ?誰だこいつ?」

というリアクションになるでしょう。

だからこそ、最初に会場を温めることができるかどうか?が大事になります。

僕は原稿を片手に持ちながらも、できるだけ見ないようにして、お客さんの方を見ながら、暗記したセリフでどこまでいけるか試してみることにしました。

僕:「本日は、ホワイトローズアカデミーのダンス発表会にお越し頂き、ありがとうございます!本日MCを務めます、シンヤです!」

ここまで言った時点で、自然に会場中から大きな拍手がわき起こりました。

(おぉ!割とノリが良いぞ!受け入れてもらえた!)

僕はホッと安心しました。

観客の3タイプ

これまで僕がこの発表会をダンサー側として見てきた経験上、会場に来ている観客のタイプは、

①ステージで踊る生徒達の家族メンバー(これが一番多い)

②ステージで踊る生徒達の学校の友達(女子中高生が多い)

③ダンスに興味があって、「無料なら見てみるか!」と入ってきた人たち(人数は少ないが、入学につながる確率大。女子中高生が多い)

という3タイプです。

つまり、会場の9割以上は発表する生徒たちの家族や友達なのです。

当然、みんな「応援したい!盛り上げたい!」という気持ちがあるはずです。

でも日本人はお行儀が良いので、静かに座って見ています。

一方で、踊っているダンサー側の要望としては、

「自分たちのダンスで会場を盛り上げたい!みんなから声援をもらいたい!」

という気持ちがあります。

そのためには、拍手だけでは足りません。

拍手は、曲の切れ目にしかできないからです。

でも、声援は曲が流れている最中にもできます。

よくアメリカのダンス映像を見ていると、ダンスの技が決まった瞬間に、観客が「イェ~イ!」とか「ワオ!」とか、「トニー!!」とかダンサーの名前を叫んだりしています。

僕は、そういう自由な雰囲気を作りたいと思っていました。

観客とダンサーがもっと心理的に近づいて、お互いに励まし合うような環境を作りたくて、MCを名乗り出たのです。

本来の目的を思い出したら、緊張がスーッと抜けていくのが分かりました。

僕が表に出て行って、お客さんに顔見せしているのには理由があります。
それは、これまでの発表会にはなかった「曲の合間に声援のかける」ことをお客さんにお願いすることです。

顔が見えない相手からのお願いを聞きたいと思う人はいません。

だから、僕が出て行く必要があるのです。

僕は、事前に練ったセリフの原稿を暗記して、自分の言葉として皆に語りかけることにしました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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