サルサダンスのパーティーの様子は、僕にとってすごく新鮮でした。
最初はこのイベント自体がどういうルールになっているのか?まったく分かりませんでしたが、よく観察しているうちに、見えてきました。
まず、DJの人が音楽をコントロールしながら、ずーっと途切れなくつなぎないで流し続けます。
踊るスペースには、常に20人ぐらいの人がいます。
でも、だからといって常に同じ人たちが踊っているわけではありません。
いくらベテランの人たちでも、連続で何十分も踊ったら、さすがに疲れてしまうでしょう。
また、同じ人たちが占領していては、他の人たちが踊れません。
そこで、サルサパーティーは「入れ替え制」の仕組みになっているのが分かりました。
1曲が終わったら、今踊っていた人たちはいったん踊るスペースから出ていきます。
そして、次の人たちが入ってきて、全員が入れ替わるのです。
ただ、音楽はずっと途切れなく流れ続けたままです。
ではどうやって、曲の切れ目が分かるのでしょうか?
そこは、DJの人の腕の見せどころです。
曲の切れ目のタイミングが分かりやすいように、今の曲がちょうど盛り上がって「ジャジャン!」みたいなキリの良い場所で切って、ほんの少しだけ間を空けます。
そして、次の曲は雰囲気が大きく違うものを選ぶ。
という流れになっているのです。
場合によっては、曲のつなぎ目に少しだけ間を空けて、より分かりやすくしていることもありました。
これにより、今踊っている人たちは「あ、今の曲が終わったな」というのが分かるのです。
踊り始めるタイミングは自由
ちなみに、入れ替わった人たちが踊り始めるタイミングは完全に自由みたいです。
今の曲が終わって、次の曲が流れ始めたと同時に、全員があわてて踊り始めるわけではありません。
みんな自分のペースでゆっくりフロアに入っていき、自分のペースで踊り始めます。
男性が女性をフロアに誘う
もう1つ、これはペアダンスならではの様子ですが、曲が変わった瞬間に、それまで踊っていなかった男性達が、わらわらと動き出します。
女性達に声をかけて、片手を差し出しながら、「踊っていただけますか?」的なセリフをかけているのです。
そして、誘われた女性はニコッとうなずいて、片手を差し出して、男性と手をつなぎます。
そしたら男性は、女性をフロアにエスコートしていくのです。
この一連の動きが、このサルサパーティーのルールのようでした。
僕は、英語の「Shall we dance?」というセリフを聞いたことはありましたが、「こういう時に使うのか!」と初めて分かりました。
女性からも誘ってOK
ちなみに、よく見ていると女性からも誘ってOKのようでした。
慣れた雰囲気の女性たちが、男性たちに声をかけて、「次、私と踊っていただけますか?」と言っていました。
もちろん、誘われた男性たちは笑顔で大きくうなずいています。
もしこれが日本文化だったら、女性は常に「待ちの姿勢」のルールができていたかもしれません。
でもサルサはラテン文化だけあって、女性からも積極的に声をかけるようです。
ただ、全体的には8割ぐらいは男性たちが女性を誘っているように見えました。
以上が、僕がサルサパーティーを30分ぐらい見学していて気付いたことでした。
「それにしても、自分から女性を誘えるようにのはハードル高いなぁ~。どのぐらい練習したら、自信が付くんだろう?」
と僕は思いながら見学していました。
少なくとも、自分が今日あのフロアに出て、女性と踊るような度胸はありませんでした。
ところが・・・
まさかの、自分が踊ることに!
さっき初心者向けレッスンで一緒にペアを組んだ女性の1人が、僕に近づいてきて、声をかけてきました。
先生の右腕っぽい雰囲気の、踊りの上手な女性です。
ヒラヒラのドレスを着ていて、顔が整った美人です。
僕より少しだけ年上な気がします。
女性:「楽しそうでしょう?」
僕:「あ、はい!そうですね!なんか、初めての世界で雰囲気に飲まれて圧倒されています(笑)」
女性:「最初の頃は、男性から女性を誘うのが勇気がいると思うけど、サルサは経験とかスキルは関係なく、楽しめればいいんですよ。
上手な人だけがフロアに出で良い、なんてルールはないので。」
僕:「そうなんですか。」
女性:「良かったら、次の曲で私と踊ってくれますか?」
(え~!!マジ?!いきなり?!自信ないよ~!!)
僕:「・・・」
その女性は、ニコッとしながら言いました。
女性:「もちろん、ムリにとは言わないけど、さっきのレッスンの時の、基本のステップの動きを繰り返していればOKですよ。」
僕:「そ、そうですか・・・できるかな?」
女性:「大丈夫。忘れたら、私がリードしますよ。」
ここまで言ってもらえて、しかも女性の方からダンスに誘われているのに、自信がないのが理由で断るのはカッコ悪いような気がしてきました。
僕:「分かりました!よろしくお願いします!」
僕は、フロアに出て踊る覚悟を決めました。
急にドキドキしてきて、今の曲が終わるまでの時間が、すごく長く感じられました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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