【12才年下のダンス仲間から学んだ人生観:ダンス編116】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

 

僕は、10才年下のY君と12才年下のHさんの考え方を聞いて、大きな刺激と衝撃を受けました。

2人とも、同世代の中高生とはまったく違う方向に進んでいくことを決めたからです。

高校生のY君は、東京のダンスの専門学校へ。
中学生のHさんは、ニューヨークのダンススクールへ。

どちらも「学歴」という点で見ると、圧倒的に不利な道を選んでいます。

普通なら、

「ダンスへの熱は今だけかもしれないし、たとえ練習を続けてもそれで食べていけるとは限らないから、とりあえず大学だけは出ておこう」

みたいな発想になる気がします。

でも2人はそういう考え方ではなく、

「自分が今やりたいことを、最も快適にできる環境はどこにあるのか?」

を徹底的に考え抜いて、その場に身を置くことで、人生の時間を濃くしていこう!という発想をしていました。

この発想は、僕にはありませんでした。

2人のキャラがスゴいのもありますが、おそらく、世代の違いもある気がします。

10年の世代の違い

僕の世代の発想では、社会人になると

「とりあえず定年までは汗水たらして働いて、自分の好きなことをやるのは、その後で。」

といった考え方になっている人が多くいました。

僕が高校を卒業して最初に就職した鉄工場でも、先輩たちがこのセリフを連発していました。

当時20代の独身の先輩たちまで、こんなセリフを言っているのを聞いて、10代の僕は衝撃を受けました。

(定年って60才でしょ?あと40年もやりたいことガマンするの?その間に病気や事故で死んじゃったらどするの?)

と想像したら、恐ろしくて身震いしました。

ジーンズショップの店長仲間も、40代に突入した先輩たちはこの「カウントダウン作業」に入っていました。

「定年まであと20年!」

「あと19年!」

「あと18年!」

みたいに、毎年数えているのを、店長会議の昼休み時間に聞きました。

もちろん、個人の性格や環境によって考え方は違うと思います。

当時の40代でも、守りに入らず攻めの人生を送っていた人はいるでしょう。

ただ、「同じ世代の人達に共通する価値観」みたいなものは、ある気がします。

狭間の世代

僕の世代は、ちょうど考え方の違う年代の狭間にいた感じでした。

理由はおそらく、日本の経済状態の変化です。

1977年生まれの僕が高校卒業した時、ちょうど日本のバブル経済が弾けた頃でした。

それまで右肩上がりだった経済成長がストップして、企業がいっせいに新人を採用するのを控え始めた時期でした。

その後しばらくして、「就職氷河期」という言葉が流行しました。

僕の世代の人達はおそらく、「サラリーマンは安泰」というそれまでの価値観が崩れる時期を経験しています。

僕が最初に入社した鉄工場の月イチ全社会議で、社長の口から初めて聞いた言葉が、「リストラ」「希望退職」というセリフでした。

当時18才の僕は、この言葉の意味すらよく分かりませんでした。

先輩や上司の人達は、全社会議の後にこんなセリフを言っていました。

「いよいよ、サラリーマンも安泰じゃない時代になっちまったなぁ・・・」

「俺もいつまでここにいられるか、分からないなぁ・・・そのうち、希望退職じゃなくて、首を切られるかもなぁ。」

「そもそも、会社自体がつぶれちまうかもよ?」

そんなセリフを言いながらも、昼休みには、「定年まであと何年カウントダウン」をするという姿が、僕には矛盾しているように感じました。

先輩たちの価値観に共感できない反面、年下世代のように思い切った行動もできないという、板挟み世代が僕でした。

「このままの環境で生きるのは、何か違う気がする。でも、どうしたらいいのか分からない」

という、何ともモヤモヤする感じが常にありました。

12年下の世代から刺激を受ける

ダンス仲間のY君とHさんの決断を見て、僕はこのモヤモヤの正体が分かった気がしました。

彼らは、「今コントロールできる人生の時間をどう使うか?」に常にフォーカスしています。

僕を含めた少し前の世代は、20年後、30年後を見据えて人生設計をすることが、賢いことだと教わりました。

でも、20年後、30年後の世界がどうなっているかなんて、誰にも分かりません。

30年前の自分が立てた計画通りに物事が進む確率は、かなり低そうです。
コントロールできるのは、今の時間しかありません。

だったら、今コントロールできるこの瞬間にフォーカスする。

今、自分が一番やりたいことができる環境に自分を持っていく、という考え方です。

先のことまで考え過ぎると、「あれもダメ」「これも危険」という風に、リスクばかりを考えてしまい、結局「動かないのがベスト」という選択肢しか残らなくなってしまいます。

Y君やHさんと話していると、「まだ若いからリスクがない」「先のことまで考えてない」という理由で進路を決めていないことが分かりました。

むしろ、危機感があるからこそ、今にフォーカスしているように見えました。

僕は、12才年下の2人から、大いに刺激を受けました。

ダンススクールに通って良かったことはたくさんあります。

でも、この2人の生き方を間近で見れたこと、その後の2人の活躍をリアルタイムで見れたことが、僕が40才で独立する時に勇気を与えてくれました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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