【中南米のダンス・サルサの世界３５ダンス編１７０】

 

サルサのダンスレッスンをしばらくお休みしたことで、どんどんモチベーションが落ちていくのが分かりました。

もともとサルサの男性役に求められる「女性をリードして引き立てる」というポジションが、僕には合わなかったのが、モチベーションが戻らなかった原因だったと思われます。

この好みは年齢だけではなく、生まれつきの性格にもよる気がします。

以前、このブログ記事でも何度かご紹介した、性格診断テストの「ウェルスダイナミクス」というものがあります。

イギリスの起業家、ロジャー・ハミルトンという人が、「世界中の人々が自分の才能を見付け、力を１００％発揮して経済的に豊かになる」ことを目的に開発した、能力発見のための性格診断テストです。

人間が生まれつき持っている性格を８つのタイプに分類して、各タイプ得意＆不得意ジャンルを特定します。

得意な領域で働ける場所に自分を置けば、誰でも自動的に「他の７タイプの性格の人たちよりも優位になる。その結果、仕事で成果を上げられる」というものです。

ウェルスダイナミクスの診断テストは、無料版でも４タイプまで絞ることができるので、受けてみることをオススメします。

「ウェルスダイナミクス　無料」と検索すると出てきます。

自分の性格タイプによって、効果が出やすい英語学習の方向性も大きく変わることがあるので、知っておいて損はありません。

英語学習と性格タイプの関連性については、詳しく別の記事で解説しています。

※ウェルスダイナミクスの性格診断結果を元に、効果のある英語学習法がわかる記事はこちらをクリック↓↓↓

【自分にピッタリ合った英語学習法を見付ける方法】

サルサの男性役がハマらない性格

僕がこのウェルスダイナミクスを知ってテストを受けたのは、サルサを学んでいた頃よりずっと後になってからです。

でも、今振り返ると、サルサの男性役と僕の性格タイプは、合わなかったことが分かります。

僕はステージでスポットライトを浴びることを最も好む「スター」という性格タイプになります。

そのため、HIPHOPダンスとの相性が良かったんだと思います。

HIPHOPダンスでは、チームを組んで踊るのが普通です。

最少で２人～多い時には何十人も同時に踊ることもあります。

とはいえ、各個人は自分のペースで踊ることができます。

全員が同じ方向を向いて、同じ動きをします。

各人が自分のパートをしっかり覚えて、１００％の力を発揮できれば良いのです。

そして全員のレベルが同じぐらいに高まると、全体の統一感が生まれて、見ている人たちの目には「お～！ビシッと揃っているな！」と感じさせます。

また、１つのショーの中でも、ずっと全員で合わせるだけではなく、各メンバーが一人で踊るソロパートもあるケースが多いです。

そういう点でも、HIPHOPダンスはスターの性格の人に合っていると思います。

サルサの男性役がハマる性格タイプ

一方で、サルサダンスはもともと大勢の人たちに見せるのが目的ではないと思います。

男女がペアになり、１対１で向かい合って踊るので、誰かに見せるというより、２人が自分たちの世界で楽しむ感じがします。

サルサパーティーでも、踊っているペアの人たちが、他のペアの人たちの動きをチェックすることはありません。

みんな自分たち２人の世界に入り込んでいます。

もちろん、サルサにもショーがあるので、その場合は明らかに観客を意識した動きをしています。

ただ、ショーはサルサの本来の目的ではないと思われます。

ペアを組んだ２人だけの世界で男性役に要求されるのは、「相手の女性のニーズをくみ取りながら、タイミングを合わせてサインを送る」というスキルです。

これは、ウェルスダイナミクスでは「テンポ」という性格タイプの人が力を発揮できる領域です。

テンポの人は、「今、目の前で何が起こっているか？」を正確に把握することができます。

そして、把握した状況に合わせて自分の行動を柔軟に変えていくことができるのです。

いわゆる「空気を読める人」と呼ばれるのは、テンポの人が多いです。

注目を浴びるのが苦手な人にも合う

僕が今まで見てきた、サルサを学んでいる男性で上手な人たちに共通する性格タイプは、「テンポ」もしくは「ロード」の人です。

ロードのタイプは、自分が目立って注目を浴びることには興味がありません。

ロードの人たちの興味は「ルールや法則」です。

・自分が淡々とルールに従って動く。

・違うものの中に共通するルールを発見する。

・自分でルールを考えて他の人たちに従ってもらう。

などに情熱を感じます。（そして、その情熱を表には出しません）

ロードの人も、サルサの男性役にハマると思います。

サルサには、ある程度決まったルールやサインの出し方があるので、それを覚えて女性の動きをコントロールするのは、きっとロードの人にとって楽しいはずです。

僕の「スター」と「ロード＆テンポ」は、かなり対極に位置する場所にあります。

そのため、サルサの男性役は、僕とは性格的に相性が良くなかったのです。（それを知ったのは、だいぶ後になってからですが）

ちなみにサルサをやっている女性の方は、スターの性格タイプが多い印象でした。

みんな目立つキレイな衣装を着て、メイクもバッチリして、優雅な動きでスポットライトを浴びていました。

僕はそんな女性陣の姿を見て、うらやましく思ったのです。

そんな心境でサルサのレッスンをよく受け続けたもんだと我ながら思います。

でも、あの時の僕の楽しみは、サルサそのものよりも、人間関係でした。

一緒にレッスンを受けている仲間が同年代だったこと、そしてその中にお付き合いしている彼女がいたことが、僕のサルサにとどめていました。

ところが、１度サルサレッスンから離れたら仲間と会うこともなくなり、彼女とは別に会えるので、サルサへのモチベーションが落ちていくのを感じました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む）