【中南米のダンス・サルサの世界21ダンス編156】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
※僕が20代の頃、初めてサルサダンスを経験した時の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

 

僕がサルサダンス習得へのモチベーションが大きく上がらなかった理由3つは、

①まだ楽しさを感じるほど上達していなかった。

②お手本が現実離れしていた。

③自分があまり動けないことに不満があった。
でした。

中でも③は、HIPHOPダンスに慣れ親しんで来た僕にとって、大きな不満でした。

HIPHOPダンスでは、基本はチーム全員が同じ動きをします。

たまに、あえて左右のグループで分かれて違う動きをすることもありますが、それはメリハリを付けるためです。

全員が同じ動きをしながら、立ち位置も頻繁に入れ替わります。

一番目立つセンターで踊る人が、コロコロ入れ替わるのです。

また、HIPHOPダンスのショーにはソロで踊るパートが設けられることも多いです。

全員がいったん動きを止めた後、1人ずつセンターに出て行って、ソロダンスを披露していくのです。

1人ずつ動きが違うので、観客は飽きずに楽しめます。

そして、全員にスポットライトが当たるのです。

1人1人が主役なのが、HIPHOPダンスの特徴です。

これは、もともとHIPHOPなどのストリートダンスのジャンルが、「1対1で戦う」ことから派生していると思われます。

ストリートダンスは戦い

以前の記事でも詳しく解説しましたが、ケンカばかりして傷つけ合っていたスラム街の若者たちを救うために、スラム街の首領のDJクールハーク氏が、「ダンスで戦いなさい!」というルールを決めたのがきっかけと言われています。

そんなルーツがあるため、HIPHOPダンスでは「ステージ上の全員にスポットライトが当たる」ようになったは自然な流れかもしれません。

サルサダンスは娯楽

一方、サルサダンスの歴史は、娯楽として生まれたと言われています。

キューバやプエルトリコがスペインに占領されていた頃、アフリカからたくさんの黒人が奴隷として送られてきたそうです。

その奴隷の人たちにとっての娯楽として、サルサが広まっていったそうです。

ツラいことや悲しいことを忘れて、心を癒やすために踊られてきたサルサは、ケンカの代用として生まれたストリートダンスとは対照的です。

さらに、サルサは男女ペアで踊る仕組み上、男性は女性のサポート役に徹します。

女性が華麗にターンしたり、身体を後ろに反らせて倒れ込むような派手な動きをするのに対して、男性は女性がターンをしやすいように手を添えて、倒れ込む時には背中に手を回して重心を支えます。

男性は基本、地味な動きが多いのです。

僕が通うスクールの先生(女性)が、サルサパーティーのステージショーで踊っているのを見たことがあります。

その時には、先生のダンスパートナーの筋肉ムキムキ外国人男性(たぶん南米人)が、先生の身体を両手で高く頭上に持ち上げていました。

先生の頭が天井に付きそうになるぐらいまでアクロバティックな動きは、ものすごい迫力でした。

それを見て僕は、「男性は女性のサポートに徹することで、ショーが完成するんだなぁ」としみじみ実感しました。

自分がスポットライトを浴びたい欲求

当時の僕にとって、サポート役に徹することはモチベーションが上がりませんでした。

僕は性格診断テストの「ウェルスダイナミクス」では、「スター」というプロファイルになります。

スターの人は、人前に出るのが好きです。

そして、自分がスポットライトを浴びたときに力が発揮できると言われています。

そのため、1人1人同じようにスポットライトが当たるHIPHOPダンスは、僕にとって相性が良かったのです。

一方、サルサダンスはおそらく「サポーター」タイプの人に向いている種類のダンスだと思われます。

また今振り返ると、年齢的な要素もあったと思います。

40代の今だったら、女性のサポート役に回るのもカッコいいと思えます。
また、自分が前面に出てガンガン踊り続けるのは、体力的にもしんどいと感じるかもしれません。

でも、20代後半だった当時の僕は、まだ「自分が踊りたい願望」がありました。

普通だったら、ここでサルサから離れて、スクールに通うのもやめるでしょう。

でも僕は、すぐには辞めませんでした。

まだ入ったばかりのサルサの世界を、もう少し味わってから判断しようと思ったのです。

そこで僕は、おそらく男性が誰もやっていなさそうな試みをしてみました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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