【自分が楽しむこと:僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編87】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 

 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンスで、初めて東京のダンス大会に出場した時の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

「ダンスは、自分と他の人を比べて上手か下手かなんて気にしちゃダメ!とにかく自分が楽しむのが大事!」

H先生の言葉で吹っ切れた僕たち3人は、他のチームを気にせずに踊ることにしました。

トータル30組以上のチームがいた中で、僕たち3人チームの順番は真ん中ぐらいでした。

いよいよMCの2人組が僕たちを呼びました。

ステージの真ん中に出て行くと、MCの人が、

「静岡から参戦したダンサーです!」

というような紹介をしてくれました。

他にも何か付け加えていましたが、緊張してほとんど耳に入ってきませんでした。

僕は自分の心臓のバクバク度から、自分が今まで経験したステージで一番緊張しているのが分かりました。

お客さんの人数や規模で言えば、前回経験した市民ホールの方が大きいです。

ちゃんとした演劇のような舞台で、スポットライトも当たるし、客席も2階席まであって、数百ぐらいありました。

でも、その舞台の時には暗い中でスポットライトが当たるので、お客さんの姿がほとんど見えませんでした。

最前列に座っている人達の顔が、うっすら見えるかどうかぐらいでした。

でも、今回のステージは違います。

デパートのエレベーター前の広い通路にスペースを作っているだけなので、お客さんとの距離が近いのです。

目の前2~3メートルぐらいに、最前列のお客さんがしゃがみ込んで座っています。

真横にもお客さんがいるので、180度囲まれている状態です。

そして店内は明るいので、全員の顔がよく見えます。

さっき踊っていたダンスチームの人達も、今は客席側に回ってこちらを見ています。

この、至近距離で囲まれた環境で踊る方が、距離のある大きなステージよりも、よっぽど緊張することが分かりました。

本番スタート!

いよいよ、曲が流れ始めました。

これまで何度も何度も繰り返し練習してきた動きを、身体が覚えていました。

緊張しまくりの極限状態でも、一応間違えずに動けている自分に驚きました。

ただ、身体は動くのですが、いつもよりスタミナの消費が激しいことに気付きました。

おそらく、緊張で心拍数が上がっているので、身体がより多くの酸素を必要としているんだと思います。

普段の練習では、曲の後半ぐらいで息切れを感じ始めて、苦しくなる直前ぐらいに曲が終わる、というペースでした。

でも今は、曲の前半から息切れし始めている自分に気付きました。

 

スタミナ切れでピンチ!

曲が中盤ぐらいに差しかかると、かなり息が苦しくなってきました。

(うぉ~!キツいなぁ~!)

息が上がると、全身がダルくなってきます。

指先に力が入らなくなって、つい手を抜きたくなります。

ちょっと手足の動きを小さくしたり、細かい動きを適当に流すことで、ラクすることはできます。

でも、手を抜くと全体の動きが小さくなったり雑になるので、チームとしての統一感がなくなります。

僕はなんとか気合いと根性で動き続けながらも、何度も手を抜きたくなる誘惑に駆られました。

まだ折り返し地点ぐらいです。

このままフルパワーで踊り続けたら、後半でスタミナが完全に切れて、モーレツに失速しそうです。

今、ペースを緩めるべきか?

迷いました。

その時、客席から大きな声が聞こえてきました。

「シンヤー!ガンバれーー!」

名前を呼ばれて反応すると、H先生が笑顔でこっちを見ていました。

片手には、僕が事前に渡したビデオカメラを持っています。

そうか!記念に録画してもらっていたんだった!

ここで手を抜いたら、自分の姿がすべてが記録されてしまう!

救いの声援

続いてH先生が叫びました。

「Y君、ガンバれーー!」

「O君、ガンバれーー!」

「みんなカッコいいよ!!ガンバれーー!!」

ザワついている会場の中でもハッキリ聞こえるほど、大きなよく通る声が耳に入ってきました。

その瞬間、自分の中に力がみなぎってくるのを感じました。

(ぬぬ?!なんだこの感覚は?!)

さっきまで「苦しい!もうダメ!」しか考えられなかったのに、急にスタミナがポン!といくつかプラスされたような感覚になったのです。

TVゲームで言えば、「コインを追加投入して残機が増えた」ような感覚です。

急に余裕が生まれました。

これは本当に不思議な感覚でした。

応援のパワー

僕は生まれて初めて、「声援を受ける」という経験をしました。

バスケや野球、サッカーなどの球技系のスポーツの試合などでは、よく自分の学校のチームの応援をするシーンが出てきます。

僕は、中学の時は帰宅部で、高校は剣道部に入ったものの、試合に出れるようになる2年生になった瞬間に退部しました。

高校を卒業して空手を習い始めましたが、試合の時にはみんな静かに見守る感じでした。

僕は「自分が試合に出て声援を受ける」という経験をしたことがなかったのです。

でも今、始めて声援のパワーを実感しました。

H先生の声が耳に届いた瞬間、不思議と身体に変化を感じました。

「ぬぉ~!!最後まで全力で踊り抜くぞ!」

という気持ちになりました。

さっきまでの苦しさが、一気に減った感じがします。

身体全体にエネルギーが戻ってくるのを感じました。

(な、なにぃ~!これが応援のパワーか!今までは、科学的根拠があるとは思えなかったけど、確かに違う!確かに今、H先生から力をもらった!不思議だ・・・)

僕は内心モーレツに驚きながら、踊り続けました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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