From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールの発表会体験談の続きです。
午前中のリハーサルが終わって、昼ご飯の時間になりました。
僕とY君は出演者の中で唯一の男メンバーなので、他の女子メンバーとは別の部屋でした。
2人で広い部屋を使い放題の状態で、得した気分でした。
できれば本番前は出演メンバー全員でご飯を食べて、チームの結束感を高めたいところです。
でも、女子ルームは大部屋で、HIPHOPクラス以外のクラスの人達がたくさんいます。
そこでは衣装の着替えなどもしているので、僕らは入れません。
とはいえ、僕はY君とレッスン以外でもよく一緒にお互いの家で練習しているので、話題は尽きませんでした。
実は腰を痛めていた?!
ご飯を食べながら、Y君が言いました。
Y君:「新村さん、実は僕、腰を痛めてるんですよ。3日前に部活の時にピキッ!て来てモーレツに痛くなって・・・」
僕:「え?そうなの??リハーサルの時には普通に動けてたじゃん!」
Y君:「そうなんです。実はリハーサルも厳しいかなぁと思ってて、おそるおそるやってたんですが、何とか行けました。」
僕:「そうだったのか!どのぐらい痛めてたの?」
Y君:「昨日までは、前屈ができませんでした。」
Y君はその場で立ち上がって、僕の前で前屈をして見せました。
腰を軽く20度ぐらい曲げた時点で止まって、
Y君:「このぐらいまでで、激痛が走ってました。」
僕:「え?!ほとんど曲げられてないじゃん!」
Y君:「そうなんです。もう、痛すぎてこれ以上はムリでした。昨日まで。」
僕:「えーーー!!マジか!!それが今日、こんなに動けるようになったの?」
Y君:「そうなんです。今は、ここまで行っても大丈夫です。」
そう言うと、Y君は僕の前で深く前屈して見せました。
両手が床に付くところまで前屈していました。
僕:「おぉーー!スゲーーー!!これは若いから治りが早いってことか?」
Y君:「いえ、昨日まではまったくそんなことなかったんです。病院に行ったら、おそらく完全に痛みが引くまでは何週間かはかかるだろうって言われました。」
僕:「そうだよね。腰の痛みはそんなにすぐ治らないよなぁ。」
Y君:「本当は医者には今日の発表会も断念するように言われたんですけど、どうしても出たくて、最終手段を使いました。」
僕:「最終手段?何それ?気になる!!」
Y君はニヤッとしながら言いました。
「針です。」
針治療の魔法のパワー
僕:「え?針?針灸の?」
Y君:「そうです。実はうちの親が腰を痛めた時に良く通う針医院があって、昨日そこに行ったんです。とにかく今日、動けるようにして欲しいって。」
僕:「マジか!!俺、針の治療はやったことないけど、細い針を身体に何本も刺すやつでしょ?そんなに効果あるの?」
Y君:「少なくとも親と僕には効果がありましたね。僕は今回初めてだったんですけど、めちゃ効果がありました。」
僕:「腰に細い針を刺したってこと?」
Y君:「そうです。」
僕:「針を刺す時は痛くないの?」
Y君:「痛くなかったですね。何本刺されたかも、よく分かりません。」
僕:「俺、正直、針治療って怪しいと思ってたんだけど、効果あるのか!」
Y君:「僕も最初は気休め程度だと思ってたんですが、今回の件で見方が変わりました!」
僕:「マジかぁ~!針を刺した瞬間に治ったってこと?」
Y君:「そうですね。治療時間は1時間ぐらいだったんですが、1時間後には腰の痛みが消えて、前屈がここまでできるようになりました。」
僕:「それって、仙豆※と同じレベルの回復スピードじゃん!」
Y君:「ですね!仙豆です!」
(※仙豆(せんず):人気マンガの「ドラゴンボール」に出てくる回復アイテムの小さな豆。全身の骨が折れて瀕死の重傷を負っても、この豆を食べると、一瞬で骨がつながり、完全復活する。)
僕:「俺、今まで針治療って怪しいイメージがあったけど、これは信じざるを得ないな・・・」
Y君:「そうなんですよ!僕も自分が体験したことで、信じざるを得なくなりました。」
僕:「まあ、とにかく腰が治って良かったね!」
Y君:「良かったです!さっきのリハも実はおそるおそるでしたが、まったく痛みがなかったので、本番は思い切りやれそうです。」
僕:「よし!本番は今までの俺たちの練習の成果を出し切ろう!」
Y君:「やりましょう!」
僕らは2人で部屋で改めて気合いを入れました。
・・・つづく。
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