From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールの発表会体験談の続きです。
 
いよいよ、ステージ本番が始まる時間になりました。
 
 
まだ出番まで時間のある僕らは、ウラ通路から客席の後ろに回って、舞台の様子とお客さんの入りをチェックしてみました。
 
 
300人ぐらい入る客席は、全体の3分の2ぐらいは埋まっています。
 
 
けっこうな数です。
 
 
ステージに立つ生徒は子供が多いので、応援に来るメンバーはおそらく、お父さん(撮影係)、お母さん、兄弟、そして場合によっては祖父母が見に来ます。
 
 
1出演者につき、5人の来客となると、当然お客さんの数は多くなるでしょう。
 
 
大きなステージと、たくさんの観客の前で踊るのは、メンタルが鍛えられそうです。
 
 
午後13時になると、
 
 
「ブーーーーーーーー!!」
 
 
という長いブザーが鳴りました。
 
 
よく演劇などで聞いたことがある、「もうすぐ始まるから、みんな席についてねサイン」のブザーです。
 
 
ブザーが鳴ると、それまでざわついていた会場がシーンと静まりかえりました。
 
 
お客さんはみんな、このステージ鑑賞に慣れているようです。
 
 
発表会は毎年やっているので、長く通っている生徒の家族などの常連さんも多いのでしょう。
 
 
時間になると、会場の照明が落ちて、真っ暗になりました。
 
 
それまで舞台の前面を覆っていた、大きくて重そうな幕が、ゆっくりと上がっていきました。
 
 
最初はバレエクラスの子供達の発表から始まりました。
 
 
本格的なバレエ衣装を着て、小さな子供達がステージで踊り始めました。
 
 
小さいのに、すごいしっかりした動きをしています。
 
 
バレエは僕の中で、何となく「厳しいレッスン」のイメージがあります。
 
 
手足をピンと伸ばしてキレイに見えないと、先生から怒られたりするシーンを、テレビなどで見たことがあります。
 
 
小さな女の子がスパルタ先生に怒られながら、目に涙を浮かべて食らいついていく・・・みたいなドキュメンタリー番組が、一時期TVでよく流れていた記憶があります。
 
 
このクラスの子達も、あんな厳しいレッスンに耐えて、ステージに上がっているんだろうか?
 
 
そんなことを思いながら、バレエのステージをしばらく遠くから眺めていました。
 
 

夏祭り発表会との違い

 
1つ目の演目が終わると、会場全体から地鳴りのような拍手の嵐が起こりました。
 
 
僕:「おおっ!スゲー!」
 
 
Y君:「スゴいっすね!」
 
 
僕:「お客さんの人数が多いと、拍手も迫力あるねぇ」
 
 
Y君:「そうっすね!これはヤバい!」
 
 
僕:「なんか、夏祭りの時とは雰囲気がぜんぜん違うよね。」
 
 
Y君:「違いますね!お客さん全員がステージを見てるから、すごい注目されてる感がありそうですね。」
 
 
僕:「そうそう!夏祭りの時には、通りすがりの人達がチラ見するだけだったもんね。注目されてる感はあんまなかったのが、逆に緊張しなくて良かったんだけど。今日は逃げ場がないな・・・」
 
 
Y君:「ホントですよ!あと、あのスポットライトもまた、本格的すぎて緊張しますね。」
 
 
僕:「あのスポットライトね!自分が当たってる時には、まぶしくて良く見えないけど、客席からはあんな風に見えるんだね。これは目立つわ。」
 
 

ローカルTV番組

 
ふと最後列の客席を見ると、テレビ局のカメラとカメラマンらしき人の姿が見えました。
 
 
僕:「あれ?もしかして、テレビ局が入ってるの?」
 
 
Y君:「あ、あれですね。たぶん、三島テレビだと思いますよ。」
 
 
僕:「三島テレビ?」
 
 
Y君:「ローカルのケーブルテレビ局です。加入してる人しか見れない番組です。」
 
 
僕:「へぇ~!そんなのあるんだ!」
 
 
Y君:「こういうダンス発表会とかを撮影して、地元のイベントとして番組で流すみたいです。」
 
 
僕:「おぉ!ということは、俺たちTV番組に出るってこと?自分では見れない番組だけど。」
 
 
Y君:「そうです!あ、ちなみに、この番組は後から録画DVDを買うことができるみたいですよ。前にオーナーが言ってました。」
 
 
僕:「なるほど!そのDVDの売上を見込んで、こうして撮影に入ってるのね。出演者の家族だったら、思い出に残すためにDVD1枚ぐらい買いそうだもんね。」
 
 

DVD販売

 
僕はそれを聞いて、「うまい商売方法だな!」と思いました。
 
 
こういう薄暗い舞台では、家庭用のビデオカメラで撮影すると、画像全体が暗くなりがちです。
 
 
さらに、ズームをかけると、ドットが粗い映像になってしまいやすいです。
 
 
かといって、ズームなしでは、自分の子供が小さすぎて判別できないような映像になってしまいます。
 
 
よほど最前列の席で撮影しない限りは、キレイな映像で残すのは難しいでしょう。
 
 
でも、TV局のプロ用カメラなら、ズームしてもキレイなままです。
 
 
カメラのポジションも、最後列から舞台全体をしっかり撮れる位置から撮影するので、前の席の観客の後頭部が映ってしまうこともありません。
 
 
「プロの機材とプロの技で、キレイに我が子を撮影したDVD」
 
 
があれば、たとえ自分のホームビデオカメラで撮影したお父さんでも、買ってしまうでしょう。
 
 
これは、ナイスな商売です。
 
 

緊張マックス!

 
大勢の観客とテレビカメラ、そして巨大な舞台にスポットライトを見ていると、自分が向こう側に立つことが、すごく大きなことのように感じられてきました。
 
 
Y君:「ヤベッ!緊張してきた!」
 
 
僕:「これ以上は見るのやめよう!自分たちのステージが終わってから、他のステージをゆっくり眺めよう。」
 
 
Y君:「そうしましょう!」
 
 
僕とY君は、急いで控え室に戻りました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
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