【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編7】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
それまで日本でのHIPHOPダンスは、一部の先進的な若者の間で流行っている、マイナーなダンスジャンルでした。
 
 
ダンスに興味がない人たちにとっては、「社交ダンスはバレエは知ってるけど、ヒップホップって何?」という状態でした。
 
 
知名度が低いうちはビジネスにはなりにくいものです。
 
 
田舎のダンススクールでHIPHOPクラスを作っても、たぶん生徒が集まらなかったのでしょう。
 
 
だから以前僕が地元で探した時には、HIPHOPダンスのクラスがあるダンススクールが見つけられませんでした。
 
 
でも、今は違います!
 
 
たくさんの歌手が自分たちのスタイルにHIPHOPダンスを取り入れて、音楽番組で踊っています。
 
 
それを見て、「こういうダンスを習いたい!」と思い始める人の数も増えているはずです。
 
 
さらに、HIPHOP系のダボダボファッションも流行し始めました。
 
 
まずは憧れの芸能人のかっこうをマネして、さらにその人達に近づこうとして、HIPHOPダンスを習おうとする・・・
 
 
そういう人達の数も増えているはずです。
 
 
そういう時代の流れを、ダンススクールが見逃すはずはありません。
 
 
僕は再び、以前通っていたジャズダンスクラスのあるダンススクールの門を叩いてみました。
 
 

新しいHIPHOPクラスを発見!!

 
すると、なんと!!予想通り、新しくHIPHOPダンスクラスができていました!!
 
 
しかも、静岡の田舎に東京から先生を呼んで、週1回のクラスを開催していました。
 
 
確かに、当時はまだ静岡県内にはHIPHOPダンスを教えられる先生の数が多くはなかったかもしれません。
 
 
東京から経験値豊富なHIPHOPの先生を直接引っ張ってくるというアイデアは、クラスの質を上げる上では効果的です。
 
 
生徒たちも、「東京の最先端のダンスシーンを経験している一流の先生から習える」ということで、田舎者にとってはステータスになります。
 
 
魅力的な良いアイデアだと思いました。
 
 

ホワイトローズダンスアカデミー

 
ちなみに、そのダンススクールは「ホワイトローズアカデミー」という名前でした。
 
 
僕の母親よりちょっと上ぐらいの女性が一人オーナーで始めて、長年続いているダンススクールです。
 
 
名前から歴史を感じるというか、開業当初はおそらくバレエやジャズなどの伝統的なダンスがメインだったんだろうなという雰囲気があります。
 
 
ホワイトローズアカデミーは、新幹線の止まる三島駅の近くにあるので、東京の先生も通いやすい立地でした。
 
 
だからこそ、先生をリクルートできたんだと思います。
 
 

新しい人生が始まった第一歩

 
僕が当時24才の時にあまり深く考えずに再入学したホワイトローズアカデミーは、その後の僕の人生を大きく変えるきっかけになりました。
 
 
ダンスを通じて世代を超えた仲間ができました。
 
 
ダンスイベント出場を通じて、僕が子供の頃から苦手だった人間関係やチームワークを学びました。
 
 
その後もずっと続く友達ができたのも、このホワイトローズアカデミーのHIPHOPクラスです。
 
 
僕のYouTubeチャンネルに「瞬間英作文チャレンジャー」として出てくれている「ウッチー」も、ホワイトローズアカデミーで知り合った仲間です。
 
 
当時の仲間とは今でも連絡を取り合っていて、結婚式に呼ばれたり、人生のステージの変化を共有しています。
 
 
スクール生徒としてだけではなく、運営側も手伝うことになり、結局僕は40才で東京に引っ越すまでの間、ずっとホワイトローズアカデミーと関わっていました。
 
28才で英語学習を始めたのも、HIPHOPダンスの影響があると思います。
 
 
ダンスを通じて、欧米文化に興味がわいていたことは間違いないからです。
 
 
あの日、ホワイトローズに再入学した時には、そんな未来のスタートになるとはまったく想像していませんでした。
 
 
ただシンプルに、
 
 
「憧れのHIPHOPダンスを、ついに地元静岡で学べる日が来た!!」
 
 
というワクワクを胸に抱いて、スクールのクラス見学に行きました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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