【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編151】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
ミュージカル女優のM先生との食事会で、思った以上にたくさんの芸能界情報&体験談を聞くことができて、僕は満足でした。
 
 
ポジティブなM先生が唯一「ツラかったこと」としてシェアしてくれた体験談は、
 
 
「体調を崩した時に、注射を打って無理してでもステージに立った時」
 
 
ということでした。
 
 
M先生によると、発熱などで本来は動けないのに、強力な注射を打って熱を抑えて何とか演技をやり通したした場合、ステージが終わって楽屋に戻った瞬間に、一気にまた熱が上がってくることが多いそうです。
 
 
そして、その副作用というか、薬で抑えていた分が一気に戻ってきた時には、最初よりずっと症状がひどくなって、悶絶するほど苦しいということでした。
 
 
僕は今まで高熱で倒れた時に、強力な注射を打ってまで会社に行ったことはないので、どんな感じか想像すらできません。
 
 
さらに、会社での仕事とミュージカルの舞台の仕事は肉体的な負荷が違います。
 
 
M先生のレッスンの中でわずか1時間程度歌っただけでも、ヘロヘロになります。
 
 
しかも、その1時間はずっと歌いっぱなしではなく、M先生のお手本を聞いたり、クラスメイトのT君が歌うのを見ていたりする時間もあります。
 
 
でも、ステージに出たら、おそらくずっと連続で歌っていることになります。
 
 
自分の役が大事なポジションになればなるほど、セリフが増えて歌うシーンが増えるはずです。
 
 
しかもミュージカルは歌うだけではなく、踊る必要もあります。
 
 
顔の表情も作り続けなければなりません。身体がしんどくても、ツラそうな顔はできません。
 
 
これは、かなりの肉体労働です。
 
 

M先生の言葉

僕がM先生の体験談を聞きながら、その大変さにヘコんでいるのが分かったらしく、M先生がフォローしてくれました。
 
 
M先生:「でも、それは今までで一番大変だった経験を言っただけだから、普段はとっても楽しいわよ。
 
 
何より、お客さんから拍手が振ってきた時には、最高のやりがいを感じるの。」
 
 
T君:「ですよね!どんな仕事も、大変な面と楽しい面の両方がありますよね!」
 
 
僕:「ですね!いや~、僕は最初の頃はアクション俳優を目指していたんで、肉体労働だと思ってたんですけど、ミュージカルの仕事もけっこう肉体労働ですね!」
 
 
M先生:「そうよ!芸能界は身体が資本ね!だからしっかり食べないと!うふふ!」
 
 
僕:「僕は正直、まだ芸能界でやっていく覚悟が自分にあるかどうか分からなくて、迷っているんです。
 
 
スクールではいつも芸能界のキラキラした面しか宣伝しないけど、本気で目指すなら、ネガティブな面も知っておきたいと思っていました。
 
 
だから今のお話、すごく勉強になりました!ありがとうございます!」
 
 
M先生:「そうね、まあ、スクールは商売だから、あんまりネガティブな面は言わないわよね。
 
 
もちろん、どんなことをネガティブに感じるか?は人によって違うから、さっきのはあくまで私のケースだけどね。
 
 
でも、芸能界のキラキラした部分しか見えない状態で飛び込むのと、ポジティブな面とネガティブな面を両方知った上で判断して飛び込むのとでは、やっぱり違う気がするの。
 
 
私は、あなたたち2人が芸能界に来るかどうかは関係なく、後悔しない人生を歩んで欲しいと思ってるわ。
 
 
私が今話したことを、あなたたちも同じように感じるとは限らないし、結局は自分の目で確かめないと分からない部分はあると思うの。
 
 
でも、せっかく芸能界に来たなら、できるだけ長くキャリアを積んで欲しいなとも思ってるわ。」
 
 
僕:「ありがとうございます!M先生のお話はめっちゃ励みになります!!」
 
 
T君:「ありがとうございます!!モチベーション上がりました!!」
 
 
その後は、僕らは軽い雑談がメインでその日の食事会を終えました。
 
 
想像以上に良い話をM先生からたくさん聞けて、僕とT君は大満足で帰りました。
 
 
僕は帰りの新幹線の中で、さっきの M先生の言葉を思い出しながら、色んな考えをめぐらせていました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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