From 師範代Shinya(新村真也)
僕がTOEIC300点レベルだった頃、TOEIC900点を持っている人は憧れの存在でした。
いつでもどこでも英語が聞けてペラペラに話せて、さぞかし快適なんだろうなぁ!と思っていました。
TOEIC900点を超えた人を、僕は「スーパーサイヤ人」と呼んでいます。
そして、音読トレーニングとイメージ英文法のメソッドに出会ったことで、自分自身がスーパーサイヤ人になることができました。スーパーサイヤ人になってみて、気づいたことがあります。
それは、一見、死角のなさそうなスーパーサイヤ人も、無敵ではないということです。
スーパーサイヤ人の限界
スーパーサイヤ人は、「ふつうの状態」ではありません。「気」を入れて、パワーを上げた状態です。
スーパーサイヤ人の状態では、ふつうに立っているだけでもエネルギーを消耗して疲れるので、あまり長くは続けられません。
英語力も同じです。
スーパーサイヤ人は、長くその状態でい続けることはできません。
僕の経験上、フルパワーで戦えるのは2~3時間がマックスです。それ以上になると、ゆるやかに英語力は落ちていきます。(帰国子女や海外の大学を出た「英語エリート」は別です。あくまで、僕のような「国内叩き上げ英語学習者」の話です)
もし、朝から晩まで一日中英語を使い続ける環境に身を置いた場合、僕は午前中の間はスーパーサイヤ人状態で高い戦闘力でいられます。
でも、午後あたりからだんだん落ちていき、夜になる頃には僕の戦闘力はクリリンくらいになります。
疲れている時には、ヤムチャくらいのレベルになることもあります。
ヤムチャ状態では、栽培マンレベルの英語すら聞き取れなくなります。
リスニングがそんなレベルの時は、自分が話す英語はチャオズレベルです。
英語力は変動する
ここから言えることは、英語力というのは「1日の中で変動する」ということです。
一度TOEIC900点を取ったからといって、いつでもどこでもその力を発揮できるわけではありません。英語力には、必ずムラがあります。
逆に言えば、あなたが受けたTOEICの点数が低かった場合でも、それは単に英語力だけの問題ではないのかもしれません。
TOEIC本番の最中13:00~15:00の間に、戦闘力を上げることができなかったのかもしれません。
それは、英語力の問題ではなく、コンディション調整の問題です。
英語力が下がるとき
僕の経験では、自分の英語力が下がるのは次の3つのシチュエーションです。
①体調が悪いとき(寝不足、風邪など)
②悩み事があるとき(抱えている問題がいつも頭から離れない)
③アマゾンで注文してずっと楽しみにしていた物が届く日に、ドアのチャイムや家の前に止まる運送屋さんのトラックのエンジン音が気になって仕方ない時。
この3つの状態で英語トレーニングをやっても、集中できずに英語が聞き取れない&しゃべれない状態になります。
TOEIC本番で良い点を出す秘訣
そう考えると、TOEIC本番で常に900点以上を叩き出す人は、「自分のコンディションを整えるのが上手な人」と言うこともできます。
自分の戦闘力(英語力)のピークと、TOEICのテスト時間をうまく合わせられると、高得点が出やすくなります。
これは、英検で合格を狙う場合も同じです。
僕は、英検1級を受かった時&TOEIC自己ベスト(975点)が出たときの両方で、共通することが3つありました。
それは、
①前日によく寝た
②本番30分前にチョコを食べた
③結果にこだわらなかった
ということです。①の睡眠は、疲れを取るのに有効です。
②のチョコは、一時的に血糖値を上げて集中力を高めるのに役立ちます。
③の結果にこだわらないというのは、「頭の中を空っぽにして、悩み事を一時的に片隅に追いやる」とう状態と似ています。
結果を必要以上に気にする状態は、テスト本番中に頭の中に悩み事を抱えている状態と似ています。
そうではなく、心から目の前のことに集中できたときに、成果が出やすくなるようです。
あなたが今、スーパーサイヤ人であってもなくても、「英語力は変動するものだ」ということを知っておくだけで、心が軽くなるかもしれません。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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