From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
前回のつづきで、DUOエレメンツミニ(以下「ミニ」と呼びます)の細かい部分のレビューです。
まず、ミニと言うだけあって、サイズはこんな感じです。DUOエレメンツ(以下「ノーマル」と呼びます)と比べてみました。
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一見、同じサイズに見えますが、実はミニの方は、3冊の冊子がひとまとめになっていて、1冊の大きさは、ノーマルのちょうど半分くらいの大きさです。
持ち運びしやすいように、ゴムで止められる透明ケース付きです。
これは、なかなか嬉しい工夫です!
このケースに入れておけば、持ち歩いてもバッグの中でバラけないので、取り出しやすく、しまいやすいです。
中身のすべて
パッケージを開けるとこんな感じになります。
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ミニ冊子が3冊と、CDが一枚。
それに、説明書が付きます。
ミニ冊子は、一冊一冊がとても小さく、薄くて持ち歩きやすいです。
まさに、手のひらサイズ!
このミニチュア感は、日本文化の象徴ですね。
僕は、こういうミニチュア本が大好きです!
ひとつひとつ見ていきましょう。
ピンクの本
これが3冊の中で一番厚い本です。
300ページ以上あります。
こんなに小さいのに、なんと2,000個もフレーズが入っているのです!!
でも、サイズが小さいので、ぜんぜん重くありません。
重さを量ったら、ミニはたったの135グラムでした。(ノーマルは387グラム)
この本は、ノーマルと同じ「前置詞イメージ図」が載っています。
では、どうやってスペースを減らしているか?というと・・・
ノーマル版よりもイラストの数を減らしているのです。
ミニの方のイラスト数は、「核」になる必要最低限のイメージだけに絞られています。
でも、内容の濃さでは、ミニのピンク本の方が濃いです。
ミニなのに内容が濃い理由
ミニのピンク色の本の見開きの左側ページには、ノーマル版にあったのと同じフレーズがそのまま入っています。
ただし、今お伝えしたように、ノーマル版のように「1つのフレーズに1枚のイラスト」は付いていません。
だから、省スペースになっています。
そして、右側のページには、ノーマル版にはなかったフレーズがたくさん新しく追加されています。
ここまで含めると、トータル2,000フレーズになるのです。
「索引」ができた!
もう一つ、ミニのピンク本には良い点があります。それは、後ろに「索引」ができたことです。
ノーマルの方にも、最初の方に「索引」はありましたが、それはあくまで、29個の基本イメージがどのページにあるか?しか分かりませんでした。
でも、ミニのピンク本は、一番後ろにフレーズごとの索引があります。
おかげで、この索引を使って電子辞書の「例文検索」のような使い方ができます。
たとえば、別のテキストをやっているときに、
live from hand to mouth
(ぎりぎりの生活をする)
というフレーズが出てきたとします。
そのフレーズの意味が分からなかった時、ミニのピンク本のうしろの索引で、「L」の欄を調べると・・・
live from hand to mouth が載っているページがちゃんと出てきます!
このフレーズごとの索引は、後から復習したり、辞書代わりに使って調べたい時にとても役立ちます。
ノーマル版にはない強みです。
微妙な違いもしっかり解説
たまに、「同じ単語のうしろに違う前置詞が来る」パターンがありますよね?
たとえば、complain(苦情を言う)という英単語の後ろには、
complain about it.
complain of it.
という感じで、2つのパターンがあります。辞書を見ると、「どっちでもOK」みたいに書いてあることが多いです。
また、細かい辞書では、「こっちはこういう時に使う
」みたいにルールで書いてあることもありますが、「なぜ、そういう使い分けをするのか?」までを解説した辞書はありません。
でも、このミニの本には、その微妙な違いと理由までが詳しく書いてあります。
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これは、ハッキリ言ってスゴいです!!
この細かさは、辞書を超えています。
こんなに小さい本の中に、ここまで細かい解説が入っているのは、さすがDUOシリーズの血を受け継ぐ正統派!といったところでしょうか。
では、長くなってきたので今日はこの辺で。
次回は、青と緑の本を見ていきましょう!
・・・つづく。
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もしノーマル版とミニ版だったらどちらを買った方がいいですか?またどちらも買った方がいいですか?
葛上さん
もし、こういったイメージを使った学習法が初めてでしたら、両方買った方がいいと思います。
イメージでとらえる感覚を養うまでは、絵がたくさん入っているノーマル版がオススメです。
もし、今までにイメージ英単語学習を何度かやって慣れているようでしたら、ミニ版だけでもいけると思います。
どちらにしても、このイメージ学習法は覚える労力を何分の1にも減らしてくれるので、オススメです。