シャープの電子辞書Brainのオススメはこれ一択です【最新版:2022年の電子辞書のえらび方⑤】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき) (→この記事のシリーズを1話目から読む

シャープの電子辞書Brainの、今年の新型の上位2機種(高校生モデル)に加わった辞書コンテンツの中で、英語学習者に関係があるのは、

・前回の記事でご紹介したコンパスローズ英和辞典

・英検全級の問題集の最新版(2021年度版)

の2つです。

ただ、この2種類のコンテンツのためだけに、あえて新型を選ぶ必要があるか?と言われたら、何とも言えません。

なぜなら、新型と旧型で価格差がけっこうあるからです。

今年のモデルは、約4万2,000円。

去年のモデルは、約2万4,000円。

約1万8,000円の価格差があります。

(※この記事を書いている時点での、価格ドットコム最安値)

今年版に新しく加わったコンテンツだけでは、この価格差を埋めることはできません。

・コンパスローズ英和辞典=アマゾンで約3,850円

・英検過去問2021年度版=級によって価格に違いあり:3級(1,540円)~1級(2,970円)

この価格であれば、紙の本を買った方が良い気がします。

これらの本をどうしても電子辞書に入れて持ち歩きたい!という強い欲求がない限り、1万8,000円の価格差を埋めるのは難しいと思います。

高校生用の1つ下のノーマルモデルは、イマイチ

ちなみに、高校生用の1つ下のモデル(上から2番目)は、あまりオススメできません。

たしかに価格は安いのですが、最上位機種の英語教科モデルとの価格差は、約6,000円前途です。

それでいながら、英語系の辞書や問題集がかなり省かれています。

6,000円の価格差を上回る削られっぷりです。

個人的には、あまりオススメできません。

これなら、最上位機種の去年モデルを1万8,000円安く買った方が良いと思います。

ということで、僕の個人的なオススメは、Brainの中で選ぶのであれば、

最上位機種の去年型(高校生用英語強化モデル:品番PW-S1)

↓↓↓

(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)

になります。

カシオ VS シャープ

カシオとシャープの間で選ぶとしたら、僕の印象はこんな感じです。

・コスパ重視=シャープ

・本体の品質の高さ&選択肢の広さ重視=カシオ

という感じです。

どちらが良い、悪いということではなく、何を重視するか?で決めるのがオススメです。

英語系辞書と英検やTOEICなどの問題集を合わせた、コンテンツ1冊あたりのコスパでは、やはりシャープのBrainがダントツだと思います。

一方で、液晶パネルの見やすさや、文字のフォントの読みやすさでは、カシオに軍配が上がります。

これは僕が売り場で何度も触った実感値ですが、カシオのEX-wordの液晶画面は見やすいです。

EX-wordは文字フォントも、「UDフォント」と呼ばれる種類を採用しています。

これがめちゃくちゃ読みやすいのです!

何がどう違うか?と言われても、うまく説明できないのですが、文字が詰まって見えないというか、圧迫感がありません。

読みながらスムーズに目が左から右へ動くような感覚なのです。

このあたりは、個人差もあると思うので、実際に売り場で見てみるのがオススメです。

別にシャープのBrainの液晶画面が読みづらいというわけではありません。

でも、カシオのEX-wordの画面と見比べると、なぜか違いを感じます。

文字が消える角度が違う

ちなみにすごく細かい部分ですが、液晶画面は角度によって見え方が変わります。

上下左右の4つの角度のうち、どこか1つの角度からは、画面が白く反射して文字がまったく見えなくなるのが普通です。

ビデオカメラの液晶画面なども、同じ現象が起こります。

ちなみに、今のスマホでは、この現象はほとんど見られません。

スマホの画面は角度による反射がなく、どこからも自然見えます。

それは、多くのモデルが「有機EL」という高級なパネルを採用しているからです。

でも、電子辞書の画面に有機ELを採用したら、おそらく素材コストが跳ね上がってしまい、今の価格では販売できなくなってしまうと思います。

ということで、電子辞書の液晶画面は従来型の低コストものですが、その中でもカシオはおそらく使っています。

さらに、「見えづらい角度」がシャープのBrainとカシオのEX-wordでは、違うことに気付きました。

シャープのBrainは左斜めから見たときに、画面が反射して文字が見えなくなります。

一方でEX-wordの方は、上斜めから見たときに、画面が反射して文字が見えなくなります。

どちらの方がレアかと言えば、おそらく上斜めでしょう。

電子辞書はパカッと開いて使うので、上下の角度は調整しやすいです。

わざわざ上斜めから画面を見るシチュエーションは考えづらいです。

一方で、電子辞書と英語テキストを横に並べて使うことはよくあります。

その時に、電子辞書の画面を横から見たら、「ちょっと見えづらいな」と感じることはあります。

その点では、シャープのBrainの方が、見づらさを感じる頻度が高そうです。

ただ、この仕様はおそらく、シャープのBrainがタテ型でも使えるようにしているのが理由だと思います。

スマホのように片手に持って使うシーンでは、画面が左右にブレることの方が多いです。

その時に見えづらさを感じる確率を下げるために、

「タテ型で持った時に、画面がギラつかない仕様」

を優先したのかもしれません。

カシオとシャープ、どちらが良いかは、あなた自身がどういう使い方がメインになるか?によって、ベストな選択肢が決まってくると思います。

次回は、カシオとシャープ、新型&旧型を全部ミックスした上で、僕が英語学習者にオススメする「2022年電子辞書ランキング」をお伝えします。

 

・・・つづく。 

 (→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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