シャープのBrainに加わった目玉辞書【最新版:2022年の電子辞書のえらび方④】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)  (→この記事のシリーズを1話目から読む

前回の記事に引き続き、シャープのBrainの新型のレビューです。

今年から高校生モデル上位2機種に加わった、「コンパスローズ英和辞典」が、僕にとっての最も大きな目玉でした。

コンパスローズ英和辞典は、他の辞書とは大きく違います。

それは、「ネイティブのイメージで英文法や英単語を捉える解説」が載っていることです。

著者は、僕がイメージ英文法を学んだシリーズ本の著者、大西泰斗先生&ポールマクベイ先生です。

いつものように豊富なイラストと分かりやすい解説で作られています。

これまでも大西先生&ポール先生は「一億人の英文法」などの骨太な名著を出しています。

このコンパスローズは、「辞書」というカテゴリーの中で、イメージ英文法解説を入れている点が、ユニークです。

僕はさっそく電器屋さんの売り場で、新型Brainの中に入っているコンパスローズの辞書をチェックしてみました。

試しに「take」の英単語を引いてみました。

すると、おなじみの手でヒョイッと拾い上げるようなイラストが出てきました。

電子辞書の画面上に、イメージ英文法のイラストが出てくるのは不思議な感じです。

僕はこれまで、イメージ英文法の教本と辞書は分けて使ってきました。

本屋さんでも、辞書とイメージ英文法の本は置いてあるコーナーも違って、まったくの別ジャンル扱いだったのです。

でもついに、イメージ英文法は電子辞書に搭載されるほど市民権を得たのか!

と、感激しました。

これを高校生が使って勉強したら・・・もしかして、英語嫌いな人の数が減って、大学受験後も英語の勉強を続ける人が増えるかもしれません。

それが、日本人の英語力底上げになる可能性があります。

その最初の一歩が、このコンパスローズ英和辞典のBrain搭載だったりして・・・

などと想像をふくらませながら、ワクワクしていました。

紙の辞書と電子辞書版の違い

今回、実際に売り場で触ってみて気付いたのですが、コンパスローズ英和辞典のイラスト表示は、画面いっぱいのサイズ感でした。

つまり、1つの英単語を引いた時に、パッと1画面上にイラストと例文が表示されるわけではなく、タテにスクロールしながら見ていく感じです。

その点、紙の辞書はタテ長で見開きで読めるので、一度に見れる面積の広さが全然違います。

電子辞書は小さな画面で横長なので、どうしても1度に表示される情報量が少なめです。

特にイラストを入れた場合、文字を同時に表示するのは面積的にけっこうキツいことが分かりました。

何度も復習しようと思ったら、イラストを見て、下にスクロールして例文を確認して、またイラストを見直すために上にスクロールバックして・・・という作業が必要になるかもしれません。

「全体の見やすさ」という点では、紙の辞書には敵わないということを、今回のコンパスローズ英和辞典では特に実感しました。

他の辞書も同じ

ところで、これはコンパスローズ英和辞典に限ったことではありません。

すべての辞書は、電子辞書に搭載される時に、レイアウトが多少なりとも変更されます。

辞書だけではなく、英単語帳もレイアウトは変わります。

たとえば僕が持っている英単語帳のキクタンは、本の場合だと見開きで横長に1つの英単語が載っています。

左端から順に、見出し英単語→日本語訳→英単語を使ったフレーズ→英単語を使った例文

という順番です。

でも、電子辞書はこれがタテ型になります。

パッと一目で読みやすい!と感じるのは、やはり紙の本になります。

もしあなたがお気に入りの辞書がある場合、

・画面が小さいけど気軽に持ち歩ける電子辞書版を取るか?

・かさばるけど見やすい紙の辞書版を取るか?

ここは個人の好みにも影響されます。

ちなみに僕は、電子辞書派です。

たくさんの辞書を持ち歩ける&本棚がいらないというのは大きなメリットです。

電子辞書に限らず、他の紙の本もどんどんPDFデータ化して、タブレットに入れてまとめる作業を進めています。

僕の場合、辞書やテキストは必要な時に手元にあってすぐ出せる方が、使用頻度が上がって投資元が取れると感じます。

とはいえ、家でしか勉強しない&見やすさ重視の人も一定数いるので、紙の辞書は今後もなくなることはないでしょう。

 

紙の辞書の魅力

また、紙の本には電子データにはない「モノとしての魅力」があります。

・持った時のずっしりした重さ

・表紙の重厚な雰囲気

・上質な薄い紙をめくる時の感触

・本棚に置いたときの存在感

・所有欲が満たされる感覚

・分厚い辞書を開いた時の、まるで「神聖な儀式」を行うような気分

これらは、紙の辞書ならではの魅力だと思います。

その上で、僕は今の自分のライフスタイルには電子辞書に軍配が上がると感じています。

ただ今後、年を重ねていくごとに、紙の辞書が欲しくなる可能性も感じています。

 

見比べるのがベスト

あなた自身がどう感じるか?は、実際に電器屋さんと本屋さんの売り場に行って、見比べてみるのがベストです。

特に今回新しく加わったコンパスローズ英和辞典は、電子辞書の画面上でのイラストと解説文のレイアウトをどう感じるか?は、好みが分かれる部分だと思います。

 

・・・つづく

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