From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※オンライン英会話の先生が使っているヘッドセットの音質に感動して、マネして購入した時の体験談の続きです。
A先生に向かって「購入宣言」をした後、僕はさっそくJabraのヘッドセットをアマゾンでポチりました。
ふだん僕は新しいガジェットを導入する時には、YouTubeでレビュー動画を何本か見てから、じっくり考える時間を取ります。
でも、今回ばかりは「A先生の声の聞こえやすさの変化」が何よりの証拠でした。
特にマイクの性能は、自分自身が「聞く側」にならないと分かりません。
その意味で、とても参考になりました。
テクノロジーの国
A先生の旦那さんはドイツ人です。
地元ドイツの会社で働いています。
そしてその会社は、コロナ前からほとんどの社員がリモートで働いていると言っていました。
事務所を持たない分、社員のリモートワーク環境に投資しているそうです。
リモートワークのジャンルで一歩先を行っているドイツの会社が全社員に支給しているのが、今回のヘッドセットなのです。(作っているメーカーはデンマークのようです)
ドイツは、テクノロジーの国です。
特にマイクなどの音響素材では、ドイツ製のものが高品質で有名です。
ユーチューバーの中でも、特にカメラやマイクなどの機材にこだわっている「ガジェット系ユーチューバー」達の間で使われているマイクがあります。
「ゼンハイザー」というドイツのブランドのマイクです。
かなり高価なので、僕は使ったことがありませんが、僕の知り合いの映像制作の会社の社長も、
「マイクはゼンハイザーが一番!」
と言っていました。
有名ユーチューバーや映像制作の専門家の間では、
「高品質マイクはドイツ製」
というイメージがあるようです。
そんなドイツ企業が自社の備品として選ぶJabraブランドのヘッドセットが高品質なのは、うなずけます。
音響設備専門の会社
A先生とのレッスンが終わった後に、僕はJabraをウィキペディアで調べてみました。
Jabraはデンマークの「GNグループ」という企業グループのブランドの1つだそうです。
GNグループは1869年に設立され、今は世界30カ国にオフィスを持ち、100カ国以上で製品を販売している、と書いてありました。
売上の50%はヘッドセットなどの音響設備で、残りの50%は補聴器だそうです。
まさに、音響設備の専門ブランドと言ってよさそうです。
Jabraブランドのヘッドセットは世界中のコールセンターで使われているらしく、日本語ホームページを見てみたら、所々で「企業の購買担当者向け」の雰囲気になっていました。
コールセンターの環境
コールセンターと聞いて、あなたはどんなイメージが浮かぶでしょうか?
「ヘッドセットを装着した何人もの社員がズラッと横に並んで、お客さん相手に1日中話している姿」
が浮かぶ人が多いと思います。
コールセンターでは、真横や正面に他のオペレーターがいて、別のお客さんと話しています。
しかも、オペレーター同士の距離はそんなに遠くはありません。
むしろすぐ隣で話している、という環境も多いでしょう。
そうなると、ふつうのマイクは前後左右の人の声を拾ってしまいます。
また、オペレーター自身も隣の人の声が聞こえる中で、お客さんの声をしっかり聞き取る必要があります。
コールセンターの現場では、
「オペレーター自身の声はお客さんの耳にしっかり届けつつ、周りの人たちの声は聞こえないようにする機能」
が求められます。
コールセンターの過酷な環境の中で進化してきたヘッドセットが、Jabraだそうです。
僕がA先生のレッスンで最初の「How are you?」を聞いた瞬間に以前との違いが分かったのも、うなずけます。
僕は自分のJabraヘッドセットが届くのを楽しみに待ちました。
・・・つづく。
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