【僕が自分の「伸び悩み時期」を脱出した方法②】

 From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕がカナダ留学後に英会話スクール講師になってからの体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
 
僕がTOEIC870点から伸び悩んだとき、900点のカベを突破するために使ったトレーニング手法の続きです。
 
 
Z会の本を音読トレーニングで仕上げることで、英単語力と文法力を鍛えることにしました。
 
 
でも、TOEIC900点レベルを超えて「英語の黒帯」レベルに行くためには、それだけでは足りません。
 
 
音読トレーニングは、スポーツで言えば「筋トレ」です。
 
 
筋肉を太くして、MAXで出せるパワーの上限を引き上げていくトレーニングです。
 
 
しかし、どんなにパワフルな攻撃も、相手に当たらなければ意味がありません。
 
 
TOEICのリーディング問題は、75分以内に100問を解かなければなりません。時間との闘いです。
 
 
一問一問をしっかり倒していくパワーがあっても、スピードが足りなければ、タイムオーバーで解き切れなくなってしまいます。
 
 
また、長時間英文を読み続けても息切れしないスタミナも必要です。
 
 
そこで僕は、読みのスピードアップ&長文の英語の波を渡り切るスタミナをつけるべく、久しぶりに「多読トレーニング」をやることにしました。
 
 
 

多読トレーニングのビックリ効果!

僕は、多読トレーニングをするのはこれが初めてではありませんでした。
 
 
カナダに留学する前に、多読トレーニングを3ヶ月間やりました。
 
 
僕が希望していたビジネス留学コースに入るには、最低必要条件として、TOEIC730点以上のスコアの提出が義務づけられていました。
 
 
僕の当時の最新スコアは650点でした。
 
 
2ヶ月半以内に80点以上アップする必要があります。
 
そこで僕は、多読トレーニングを初めてやりました。
 
 
その結果、2ヶ月半後には735点を取ることができ、無事希望のコースに留学することができました。
 
 
でも、カナダから帰ってきてからは、多読トレーニングはしていませんでした。
 
 
 

僕が多読トレーニングから離れていた理由

効果がバツグンだと分かっていたのに、多読トレーニングから離れていたのには理由がありました。
 
 
それは、「教材の不足」です。
 
 
多読トレーニングの教材には、「語彙制限本」と呼ばれる、英単語と英文法をレベル調整をした本を使います。
 
 
自分の知らない英単語や文法がほとんどない、カンタン過ぎるくらいのレベルの本を、スラスラと止まらずに読んでいくのです。
 
 
語彙制限本は選択肢が限られていて、日本の書店で手に入るのは、主に
 
 
「ペンギンリーダーズ」
 
 

Penguin Readers: Level 2 ALICE IN WONDERLAND (Penguin Readers, Level 2)

 
 
「オックスフォード」
 

Martin Luther King: Stage 3 (Oxford Bookworms Library Factfiles)

 
「ラダー」
 

スティーブ・ジョブズ・ストーリー The Steve Jobs Story (ラダーシリーズ Level 4)

 
の3種類です。
 
 
これらの本は、あまりページ数がない割に値段が高いのがネックです。
 
 
一冊1,000円~1,500円くらいします。
 
 
TOEIC730点超えを目指していた当時、僕は語彙制限本を書店で30冊くらい買ったので、トータルの出費は3万円を越えました。
 
 
多読トレーニングは、読みの量とスピードを増やすために、鉄のルールがあります。
 
 
「本の内容に途中で飽きたら、何ページ残っていようが、途中で投げ出す」
 
 
というルールです。
 
 
自分が興味のある英文だけを、スピードに乗って読み進めてく感覚を身につけるためのルールです。
 
 
でも、1冊1,000円以上出して買った本を途中で投げ出すのは、かなり心理的な抵抗がありました。
 
 
また、近くの書店で手に入る語彙制限本のうち、「自分の興味のあるトピック」の本は、ほとんど買い尽くしていました。
 
 
当時は、自分の知っている一番大きな本屋さんがそこでした。他の本屋さんには、そもそも語彙制限本自体が置いてない状況でした。
 
 
なので、僕が多読トレーニングを再開しなかった理由は、
 
 
①出費がデカい(特に留学後の今は)
 
②選択肢があまりない(自分の住んでいるエリアの書店では)
 
 
という2点で、語彙制限本には手が出しづらくなっていました。
 
 
 

僕が今回選んだ、多読トレーング用教材

そこで僕は、新しい多読トレーニング教材を使うことにしました。
 
 
以前から存在は知っていたものの、今まで手を出せずにいた教材です。
 
 
それは、「英語学習者用の新聞」です。
 
 
コンセプトは語彙制限本とまったく同じで、英単語や英文法のレベルを調整してある新聞です。
 
 
記事ごとにレベル設定がされていて、☆ひとつが一番やさしいレベルで、☆3つが最も難しいレベルです。
 
 
新聞なので、トピックも毎回違うし、価格も安いです。
 
定期購読を申し込めば、月額1,200円くらいで、週に1回郵送でポストに届きます。
 
 
ひとつの新聞が300円前後なら、ガンガン飛ばし読みしても心理的な抵抗がありません。
 
 
僕はその英字新聞の定期購読コースを、2種類申し込みました。
 
 
ひとつは、「週刊ST」
 
 
もうひとつは、「アサヒウィークリー」
 
 
という英字新聞です。
 
 
僕はこの2誌を毎週定期購読し、2冊を1週間で読み切るのを目標にしました。
 
 
・・・つづく。
 
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