From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
僕がカナダに留学してから、もうすぐ2ヶ月が経とうとしていた頃のこと。
 
僕のクラスはビジネスクラスだったので、3ヶ月間のうち、最後の1ヶ月間をインターン生として企業で働くプログラムでした。
 
自分で書いた履歴書を自分が希望する業界の企業に送って、書類選考が通ればそのまま面接になります。
 
そして、面接が無事通れば、その企業で働くことになるという仕組みでした。
 
僕のクラスメイトは、面接の練習が終わった人から順番に本番の面接を受けていきました。
 
僕のクラスメイトは、自分よりはるかに流ちょうにしゃべるスペインやブラジルなどのラテン系の国の生徒や、ヨーロッパ系の国の生徒ばかりだったので、僕よりずっと就職に有利だと思っていました。
 
しかし・・・!!
 
 
 

ラテン系留学生の意外な弱点

あるとき、スペイン出身の超積極的なクラスメイトが、元気のない表情でクラスルームに入ってきました。
 
いつも元気でやかましいのに、めずらしいことがあるもんだ!と思いました。
 
すると、他のブラジルやスペイン出身のクラスメイトが、なぐさめているのが聞こえてきました。
 
「俺たちだってまだ決まってないんだからさ。みんな一緒だよ。」
 
「いや、でも俺、落ちたのもう3社目だよ。このまま受からなかったら、マジでヤバいよ。カナダで働く経験をしないまま国に帰りたくない・・・」
 
僕はそれを聞いて、あれ?まだ受かってなかったのか!と驚きました。
 
しかも、ひとりだけではなかったのです。なぐさめている周りのラテン系の生徒たちも、まだ誰も働く先が決まっていないようでした。
 
 
 

あんなに英語が流ちょうなのに、なぜ??

僕が最初にカナダに来たとき、僕は彼らの話す英語を聞いて衝撃を受けました!
 
僕よりずっと速いスピードで英語を話していたからです!
 
でも、あとから彼らの話す英語をよく耳をこらして聞いてみると、彼らは間違いを気にせずガンガン先に進んでいるだけで、実際には超初歩的な文法ミスや、強いなまりのある発音をしていました。
 
僕は、その姿勢を見習って自分も間違いを気にせずガンガン話すようにしてみたのですが、どうしても彼らの話すスピードにはついていけず、また彼らの話すなまりの強い英語を理解できないことがありました。
 
でも、先生は彼らの英語をすべて理解しているようで、ポンポンと素早く返していました。
 
きっと、ネイティブだから彼らの英語はすんなり聞けるのだろうと思っていました。
 
でも・・・もしかして、そうでもないのかもしれない!と僕は思い始めたのです!
 
 
 

強いなまりでもOK?

僕はふと、日本にいた頃にたまたま入った、中東系の人たちがやっているエスニック料理店での出来事を思い出しました。
 
僕はそのエスニック料理店で、お品書きを読んでもしっくり来なかったので、メニューについて店員さんに質問しました。
 
そのアジア系の店員さんは、とてもいい笑顔をしていました。そして、カタコトの日本語で答えてくれました。
 
店員さんのしゃべりはすごく速いのですが、ものすごい強いなまりがあるせいで、最初と最後しか聞き取れません。
 
「え?すいません、もう一度お願いします。」
 
2回聞き返してみたものの、やっぱり聞き取れませんでした。
 
そして、3回聞き取れなかった時点で僕はあきらめました。これ以上聞き返しても、理解度は変わらないと思ったからです。
 
 
 

ネイティブだからって・・・

僕は、日本語のネイティブです。そして、その店員さんは僕に日本語で話しかけてくれました。
 
でも、僕は彼の日本語を理解できませんでした。
 
これは、英語でも同じかもしれません。いくら英語のネイティブだからって、なまりの強いどんな英語でも聞き取れるなんてことはありません。
 
先生が聞き取れていたのは、留学生の話すなまりの強い英語に毎日接して慣れていたからかもしれません。
 
 
 

雇い主の視点

カナダに来る前の僕の職業は、ジーンズショップの店長でした。スタッフを雇うかどうかの権限は、自分にありました。
 
もし仮に、そのときのアジア系店員さんが僕のお店のスタッフとして応募してきたら、彼を雇うか?と聞かれたら・・・
 
答えはNOです。いくら笑顔が素敵で、根が優しくていい人でも、お客さんとコミュニケーションが取れないと、売り上げやリピート購入につながらないと感じるからです。
 
 
 

カナダでも同じなのでは?

カナダは移民の国です。英語のなまりが強い人たちがたくさんいます。きっと外国人の話す不完全な英語に対して、懐が深いと思います。
 
それでもやはり、強いなまりでしゃべりを理解しづらい人をスタッフとして雇いたいビジネスオーナーは多くはないはずです。
 
僕は、このとき、ラテン系のクラスメイトの発音と文法の弱点が仕事のゲット率に影響することを知りました。
 
 
 

先生の一言

もちろん、言葉のカベだけではないと思います。ラテン系の生徒たちは若いので、母国での職業経験が少なく、アピールしづらいのかもしれません。
 
しばらくすると、カナダ人女性の厳しくて怖い先生が入ってきて、そのラテン系の彼にそっと言いました。
 
「あなたの希望職種にこだわるのをやめれば、きっと見つかると思うわ。工事現場の仕事なんかどう?若いんだから、体力には自信あるでしょ?」
 
彼は苦笑いを浮かべて、
 
「もし、今回のやつがダメだったら、工事現場でも何でもやりますよ。このままじゃ帰れないし。」
 
と言いました。
 
どうやら彼の希望職種は接客系だったようで、そこを中心に面接を受けているものの、なかなか通らないようでした。
 
 
 

発音の重要性

僕はこのやりとりを聞いて、英語の「発音の重要性」を身にしみて感じました。
 
もしかして、発音は文法や英単語以上に大切なのでは?
 
いくら正しい英単語を選んで、正しい文法に乗せてしゃべったとしても、それが相手に聞き取ってもらえなければ、すべてが無意味になってしまうのでは?
 
と思うようになりました。
 
そして、僕もいよいよ、自分の最初の面接本番の日が近づいてきました・・・
 
つづく。
 
 
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