from 師範代Shinya
(→前回の続き)
大学受験問題もイメージ英文法で対処できることが分かった僕は、次のステップに挑戦したくなりました。
そのターゲットは、国内英語試験の最難関と呼ばれる英検1級です。
僕の周りの英語講師の同僚たちの中では、TOEIC満点ホルダーや帰国子女の人達がゴロゴロいましたが、英検1級を持っている人は少数派でした。
TOEIC連続満点ホルダーの先生たちが、
「英検1級の問題集を見たら、知らない単語ばかりでヘコんだ。ヤル気がなくなっちゃった。」
と言っていました。
また、海外で生まれ育った帰国子女バイリンガルの先生たちも、
「英検1級は面倒なんだよね~。問題文を読む気になれない。」
と避けている傾向がありました。
それを聞いて僕はメラメラと、やる気がわいてきたのです。そのやる気の源は、
「イメージ英文法の力で自分がどこまでいけるか、試してみたい!」
という好奇心でした。
準備にかけた期間
僕が英検1級を受けようと決めてから準備にかけた期間は、2年間でした。
これまでの経験から、現実的にだいたい2年ぐらいかかるだろうという、体感値がありました。
当時の僕は、TOEICの中で知らない英単語がほとんどなくなっていたので、おそらくボキャブラリーレベルは8,000~9,000語ぐらいだったと思われます。
英検1級のボキャは1万5,000語と言われているので、ここから約2倍に増やさないと太刀打ちできません。
そこで僕は、英語トレーニングメニューを、この3本柱で組むことにしました。
①イメージ英文法で、英検1級と同じレベルの英文を読み解きしてから音読
②英検1級用の英単語帳でボキャビル
③英字新聞を、スピード重視で読んで多読する
という3本柱です。
特に力を入れたのは、①のイメージ英文法での読み解きでした。
あいまいな理解で終わらせずに、「なぜ、ここでこの言い回しが使われているのか?」という疑問をすべて解決してから、納得感を持って音読していきました。
フォーマルな英文こそ「感情を込める」
また、英検1級レベルのフォーマルな英文だからこそ、「感情を込めて読む」ことを意識しました。
専門的な学術書の内容が多いので、自分がその英文を書いた本人のつもりになりきって、
「こんな発見があってね!スゴいでしょ!」
と学会で発表するシーンをイメージしながら、音読しました。
感情を込めるためには、英文をイメージ英文法で読み解く作業は必須です。
ちなみに素材の英文は、使い慣れた速読速聴英単語シリーズの最高峰、Advanced 1100 を使いました。
これも生の英字新聞や専門誌の記事の切り抜きを使っているので、英検1級と同じレベルです。
1つ下のレベルのCore1900との違いは、1ユニットあたりの英文の長さです。
Core1900で練習しておいたおかげで、Advanced1100の英文も、まったく太刀打ちできないというわけではありませんでした。
これまでで最も楽しく充実した期間
僕の英語学習歴を振り返ると、それまでで最も楽しくて充実していたのが、この英検1級の準備をしていた2年間でした。
初心者レベルから始めて、TOEIC700点台を取ってカナダ留学するまでの期間も楽しかったのですが、その時にはどちらかというと、ゼロから積み上げる時の大きなと変化とワクワク感がメインでした。
でも、英検1級を目指している時には、変化やワクワクというより、
「これまで自分が積み上げてきたものを土台に、さらに欲しいスキルを付け加えながら、最強の敵に向かっていく」
ような感覚でした。
ゼロから積み上げるわけではなく、これまでの自分の集大成を、強敵に向かって思い切りぶつけていくような気分です。
ムズカしい英文が理解できる喜び
英検1級のための勉強の中で一番の醍醐味は、「すごくムズカしく見える英文が理解できる喜び」です。
大学受験英語を超えるようなレベルの英文を、イメージ英文法で読み解きながら、カジュアルな感覚に落とし込んでいく作業が、とても楽しく感じました。
この時の経験を通じて、イメージ英文法の視点は、どんなにフォーマルな英文にも通用することが分かりました。
英文の意味だけを表面的にさらうのではなく、
「なぜここでこの言い回しが使われているのか?」
「類義語が多いのに、あえてここでこの単語を使っている理由は何か?」
といった、英文の奥にある書き手の気持ちを探る作業は、楽しく感じました。
もちろん、自力で英文が分析できない時もありました。
そんな時には、ネイティブの同僚に英文を見せながら、書き手の気持ちを探る作業を手伝ってもらいました。
この作業は、僕の中にある知的好奇心が満たされました。
高校時代はヤンキーに囲まれて、「今日を無事生き抜くこと」だけを考えて生きていた僕が、こんなムズカしい英文を読むことを、心から楽しめる日が来るなんて・・・信じられませんでした。
そういう意味でも、「新しい自分に出会えた」という喜びがありました。
楽しみながら続けた結果、英検は1次試験は2回目で合格、2次の面接試験は1回目で合格することができました。
イメージ英文法は、英検1級にも通じることが、少なくとも自分の中では証明されたのです。
・・・つづく。
P.S.
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