From 師範代Shinya(新村真也)
「私には、英単語力が足りないんです!」
「もっと英単語を増やしたいんです!」
英語学習を始めて間もない初心者の方から、中上級者の方まで、ほとんどすべての英語学習者の方から聞くセリフです。
英単語力をアップさせれば、相手の言っていることも分かるようになるし、自分が話すときにも苦労しません。
英単語力が必要なことは分かっている。
でも、実際に英単語力を伸ばせる人は少ないです。
なぜでしょうか?
パターンは3つあります。
①英単語力を伸ばす方法が分からない
②やり方は分かるけど、やりたくない
③やり方が間違っている
この3つは別物のように見えますが、実は原因は同じであることが多いです。
その原因は、「使う教材と学習法の順番が間違っていること」です。
英単語を増やす3ステップ
僕ら日本人が、日本にいながら英単語力を増やす方法は、大きく分けてこの3つです。
①音読トレーニング(文の中で意味と使い方を覚える)
②英単語帳(システマチックに覚える)
③多読&多聴(自然に覚える)
ひとつずつ解説します。
①音読トレーニング(文の中で意味と使い方を覚える)
使う教材は、流れのある例文(読み上げると30秒~3分ぐらい)が載っているもので、ネイティブが読み上げたCDなら何でもOKです。
たとえば、ちょっと長めの会話文、TOEIC問題のパート3&4の例文、新聞記事など、レベルに応じて選びます。好きな映画の台本などを使っても良いです。
僕のオススメは、Z会の「速読速聴英単語シリーズ」です。
(一例)
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速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3 (速読速聴・英単語シリーズ)
(※ちなみに、瞬間英作文トレーニングも、このステップ①の中に入ります)
②英単語帳(システマチックに覚える)
使う教材は、僕らが学生時代に使っていた、あの「英単語帳」です。
英単語が書いてあって、その横に日本語訳が書いてあります。
英単語帳の良いところは、欲しい英単語がシステマチックに集められているところです。
①の音読トレーニングの中では新しい英単語に出会える確率が低くなってきたタイミングで、英単語帳を取り入れると、効率よく英単語力をアップしていくことができます。
ここでのポイントは、学生時代のように「英単語→日本語訳」で丸暗記しようとしないことです。
そうではなく、「例文」を音読することで文の中での意味を覚えるようにします。
このステップのオススメ教材は、「DUOシリーズ」と「キクタンシリーズ」です。
DUOシリーズは、ターゲット英単語が1つの例文にいくつもちりばめられていて、効率が良いです。
特にDUO3.0は、560本の例文を覚えるだけで、1,600個の英単語と、1,000個の熟語を覚えることができます。
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アルクのキクタンシリーズは、「6,000語レベル」「10,000語レベル」みたいに、レベルごとに細かく分かれています。
(一例)
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改訂版キクタンAdvanced6000 (アルク学参シリーズ)
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さらに、「TOEIC○○点レベル」「英検○○級レベル」といった感じで、資格試験によく出る英単語をデータで集めてまとめてあるので、目的別に選びやすいです。
(一例)
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【新形式問題対応/CD-ROM付】 改訂版キクタンTOEIC TEST SCORE 600
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③多読&多聴(自然に覚える)
これは、上級者向けのステージです。自分の好きなジャンルの英語本をひたすら読みまくっているうちに、自然に英単語力が増えていきます。
また、リスニングでも同じです。始めて聞く英単語でも、同じジャンルの内容をたくさん聞いて何度も出会ううちに、自然に英単語力が上がっていきます。
たとえば僕の最近のケースで言うと、「DSLR(ディーエスエルアール」という英単語を新しく覚えました。
この英単語は、辞書には載っていません。
でも、海外ユーチューバーたちがよく使っている単語です。
意味は、「デジタル一眼レフカメラ」です。
Digital Single Lens Reflex camera
の頭文字を取って、DSLRと発音します。
ここ数年で急速に発達している新しいテクノロジーなのと、そもそもマニアックでニッチなジャンルなので、辞書にはまだ載っていません。
でも、ユーチューバーの多くは一眼カメラで自分の動画を撮影しているため、ガジェットのレビュー系のYouTube動画によく登場する単語です。
僕は毎日30分ぐらい、海外のYouTube動画を英語で見ているのですが、何度も聞いているうちに、自然に覚えました。
順番が大事!
大事なのは、この英単語学習ステップの「順番」です。ステップ①から③まで順番に進むことが大事なのです。
多くの場合、初心者ほど逆のパターンをやってしまいます。
次回は、このパターンが逆になるデメリットと、正しい順番で進めた場合のメリットをお伝えします。
・・・つづく。
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