From  師範代Shinya(新村真也)
カナダのバンクーバーに留学中のある日。
 
ダウンタウンのショッピングエリアを歩いていると、メイン通り沿いに小さな本屋さんを見つけました。
 
そういえば、海外の本屋さんてどんな感じなんだろう?日本と雰囲気が違うのかな?
 
そう思いながら僕は店内に入りました。
 
すると・・・
 
狭い店内に、ぎっしりと本が並べられている光景が目に飛び込んできました。
 
その本のタイトルを見て、僕は自分の目を疑いました。
 
「旅行英会話○○フレーズ集」
「TOEIC完全攻略!○○ヶ月で○○点突破!」
「ビジネス英語○○シリーズ」
 
あれ?日本語の本だぞ!!どういうことだ?
 
そうです!!この本屋さんには、僕が日本の本屋さんで何度も見かけた、おなじみの「英語テキストたち」が、ところ狭しと並べられていたのです!!
 
英語テキストだけではなく、日本のファッション雑誌やヘアスタイルカタログなども並んでいます。
 
なんということだ!!
 
この光景は、「日本の本屋さんそのもの」です!!
 
もちろん、現地人向けの英語の本も置いてありましたが、店内の商品の3分の1は日本の本でした。
 
まさか、中身は全部英語で書かれた翻訳版だったりして?
 
とわずかな期待を抱きながら、何冊か本をめくって確かめてみました。
 
でも、中身も日本語のままです。とくに変わったところはありません。
 
ふと値札シールを見ると・・・またもや目玉が飛び出しそうになりました!!
 
「$45」
 
え??4,500円??この本が?
 
たしか、この本は日本では千円ちょっとだったような・・・
 
本の裏表紙をチェックすると、しっかり日本語で、「1,200円」と印刷されてます。4倍近い値段です!!
 
輸入するための送料がかかるとはいえ、かなりのボッタクリでは?こんなん売れるのか?
 
でも、売れるからこそ、こんなにたくさん置いてあるんだよな・・・なぜだろう?
 
まさか、日本語で書かれた本は、世界で需要があるというのか?日本マニアの外国人が実はいっぱいいて、ここで買うのかな?
 
僕は気になって仕方なくなり、店員さんを探しました。
 
 
 

日本人オーナー

その小さな本屋さんには、店員さんがふたりいるだけでした。見た感じ、40代くらいでしょうか?
 
どうやら日本人っぽいです。どうやらふたりは夫婦のようです。
 
そのとき、ふたりの会話が聞こえました。日本語です!!
 
よし!!
 
僕は、店内に他のお客さんがいないのを確認し、男性の方に声をかけました。
 
僕「すみませ~ん」
 
主人「はい!いらっしゃいませ!」
 
僕「あ!やっぱり日本人でしたか!」
 
主人「はい!そうですよ!日本の方ですか?」
 
僕「はい!そうです!」
 
その後、僕らは少しの間、雑談をしました。僕は自分がここに来る前に、日本でジーンズショップの店長をやっていたことを伝えました。
 
同じ店長業同士なら、そこから今の商売の話を聞くのも自然な流れです。僕はさっそく、本題に切り込みました。
 
ご主人は、気さくに商売の話をいろいろと話してくれました。
 
そこで僕は、貴重な学びを得ました。
 
 
 

日本語の英語テキストが売れる理由

ご主人が日本語の本を仕入れるようになったのは、「現地で困っている日本人」を助けるためだそうです。
 
多くの留学生や仕事で赴任してきた人は、英語力が不十分なままカナダにやってきます。
 
でも、現地の語学学校で使われているテキストは、「英語で英語を教える」ために作られています。
 
これは一見良さそうに見えるのですが、実は日本の英語初心者にとっては学習効率が悪くなります。
 
・「英語を英語で教えるテキスト」というのは、日常会話もままならない人にとっては、文法用語などが分からず、ちんぷんかんぷんです。
 
・「英語で英語を教える本」というのは、対象が「世界の人たち」です。南米人、ヨーロッパ人、アジア人など、それぞれ母国語が全く違う人たちをぜんぶひっくるめて、1冊のテキストで教えることができます。
 
これは、教える先生側にとっては効率が良いです。でも、教わる生徒側にとっては、大ざっぱでわかりにくいことがあります。
 
(これは僕自身も、カナダの語学学校で学びながら痛感したことです)
 
その点、日本の英語テキストは優秀です。
 
・母国語(日本語)で書かれた本は、日本人にとって読みやすく、頭に入ってきやすいです。特に文法ルールなどは、母国語の理解度のスピードで学んだ方が、圧倒的に効率が良くなります。
 
・日本語で書かれたテキストは、完全に日本人向けに特化しているので、「かゆいところに手が届く」ようにできています。日本人が間違えやすいところをカバーしたり、日本の中学&高校英語の授業の知識を利用した内容になっているので、わかりやすさが違います。
 
 
 

気づいたときには、もう遅い

現地に留学して語学学校に通い始めた日本人留学生は、しばらくしてこのことに気づきます。
 
「日本ではあんなにキライだったはずの英語のテキストが、本当はいかに分かりやすくて優秀な本だったか、今になって気づく。」
 
という状態です。「失って初めて気づく」という点では、「健康」と同じですね。
 
でも、カナダでは「日本語で書かれた英語テキスト」はそう簡単に手に入りません。
 
これから留学して英語漬けの生活をするぞ!というとき、スーツケースの中に、わざわざ重くてかさばる英語テキストを詰め込んで出発する人はほとんどいません。
 
(僕はテキストを何冊か持ってきましたが、出発当日の荷物の計量で、重量オーバーで代金を1万円余計に払うハメになりました・・・)
 
そんなとき、この本屋さんで「日本語の英語テキスト」が売られていれば、まさに救世主のような存在になります!!
 
それが、ご主人がこのお店に「日本語の英語テキスト」を置いている理由だそうです。実際、よく売れているそうです。
 
僕も、さっき値札を見たときは、「高っ!」と思いましたが、それを聞いて納得しました。
 
日本の家族に電話して、家にある英語テキストを国際便で送ってもらったりするのは、そんなに簡単なことではありません。
 
かかる手間と時間とお金を考えたら、多少高くてもここで今すぐ買おう!となります。今ここで買えば、さっそく今日から英語学習が効率良くできます。
 
 
 

お客さん目線の品ぞろえ

そしてもうひとつ、僕が関心したことは、ご主人の選んだ「英語テキストの品ぞろえ」でした。
 
日本に星の数ほど合る英語テキストの中から、本当に分かりやすくて使えるものを厳選して置いてあるのです。
 
さすがに海外で商売しながら生活しているだけあって、「顧客目線での品ぞろえだな」と思いました。
 
「日本語の英語テキスト」の品ぞろえと価格設定の理由に納得した僕は、もうひとつの疑問、「ファッション&ヘアスタイル雑誌」についてご主人に聞いてみました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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