From 師範代Shinya(新村真也)
瞬間英作文トレーニングは、日本にいながら英語のしゃべりのスピードと正確さをアップさせるのに最も効果のあるトレーニング法だと思います。
でも、どんな優れたメソッドも、必ず「賛成派」と「否定派」に分かれます。
瞬間英作文トレーニングの「否定派」の方の意見でよく耳にするのは、
「日本語を見て英作文していては、単なる翻訳作業になってしまう。英語は英語で考えなきゃダメだ。」
というフレーズです。
この「英語で英語を考える」というフレーズは、もっともらしく聞こえます。そして、
「英語で英語を考える=日本語を一切使わない」
という図式になりがちなため、日本語を使う瞬間英作文トレーニングは効果が薄い、みたいに言う人もいるわけです。
でも、それって本当でしょうか?
僕自身は、日本にいながら瞬間英作文トレーニングで自分のスピーキング力を上げた「国内派」です。
僕が瞬間英作文をする時に、自分の脳内がどうなっているのか?
ということについて、以前、一度詳しく記事を書いたことがありました。
その時に僕は、「脳内で日本語が消えることはない」とお伝えしました。でもそれは、瞬間英作文トレーニング否定派の人たちが言っているような、
「日本語を逐一翻訳しながらしゃべる感覚」
ではありません。
それを象徴するような出来事が、先日ありましたので、シェアします。
大間違い
先日、「瞬間英作文トレーニング動画セミナー」の受講者の方から、僕の動画の中にある「ミス」を教えて頂きました。
解説動画の中では、
「彼は自分のクルマを週1回洗います。」
という日本語文を僕が読み上げていました。
ふつうだったら、この日本語文に対応する英文は、
He washes his car once a week.
になります。
ところが、僕が動画の中で僕は、
He washes his car every Satruday.
と読み上げていました。つまり、日本文と英文のズレに気付かずにそのまま読み上げていたのです!
「once a week」が「every Satruday」になっていたのです!!
これは、大違いです!
同じ英文を2度も!!
さらに、その動画セミナーの中では、ていねいに英文の音のつながりなどをチェックしながらレクチャーしていきます。
でも、そこでまた、僕は日本語では、「~週一回~」としゃべりつつ、英語では「~every Satruday.」と言っていたのです!!
Oh!! Noooo!!
なんてこった!!
僕は、すぐに正しく発音した動画を2本撮り直して、差し替えました。
それにしても、僕はなぜ、こんなに大きな違いに気付かないまま僕はしゃべっていたのか?
単に僕がおっちょこちょいなだけなのか?(たしかに、僕は昔から細かさや正確さが求められる作業が苦手なタイプです)
それにしても、気付かないにも程があるぞ!!
自分でそう思いました。
なぜ気づいていないのか?
今回の自分の動画を見返して、
「テストと発音チェックの両方で何度かしゃべっているのに、自分は間違いだと全く気付かずしゃべっているのはなぜか?」
を不思議に思って自己分析してみました。その結果、
「瞬間英作文をしているときの自分の脳内の感覚」
が少し見えてきました。
僕が瞬間英作文をしているときには、「日本語文を1語ずつ英語に翻訳している」という感覚ではありません。
日本語文をサラッと見て、「あ、こういうことを言いたいのね」と全体像を確認したら、後はそれを英語でゼロから作りながらしゃべる感じです。
日本語文はあくまで「英語でこういうことを言おう」というアイデアを得るきっかけに過ぎず、英作文している最中は、英語脳で考えながらしゃべっていく感覚です。
すると、僕の脳内では「毎週土曜日」と「週1回」というフレーズが、「同じ意味」として処理されているようなのです。
以上が、僕の脳内を自己分析した結果でした。
丸暗記や「和訳」にしないコツ
実は、この「全体像をとらえる」意識が、瞬間英作文トレーニングを「単なる丸暗記」や「一字一句の和訳」にしないコツです。
いったん日本語文を見たら、すぐに目を離して、日本語文を見つめないようにしながら、「同じ内容をゼロから英語で組み立てる」意識で作文していきます。
それができるようになるためには、瞬間英作文トレーニングをする時に、「文型」をしっかり意識しながら進めることです。
最初のうちは細かい部分にも注目しつつ、文型を意識しながら瞬間英作文トレーニングを続けているうちに、自然と日本語に頼らず全体像をとらえる感覚が身に付いてきます。
もし、あなたが瞬間英作文トレーニングをやっている場合は、ぜひ意識を「文型」に向けながら進めてみてください。
※独学で瞬間英作文トレーニングをしづらいと感じる場合は、こちらの動画セミナーがオススメです。
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