from 師範代Shinya
(→前回の続き)
カナダの現地企業でインターン生としてフルタイムで働き始めた僕にとって、一番の心配は
「自分の今の英語力がビジネスの現場で通用するのか?」
とうことでした。
面接は何とか突破出来たものの、あれは瞬間最大風速のようなものです。
面接している20分程度の短時間に、集中してリスニングとスピーキングを行うのと、実際に働き始めて1日7時間英語を使い続けるのとでは、大きな差があります。
これまでの経験上、僕が自分の英語力のMAX出力を保てる時間は、約2時間でした。
これは、留学前に受けたTOEICテストの試験時間と同じぐらいです。
ということは、労働時間の7時間のうち、2時間だけが面接の時と同じ英語力を保てて、残り5時間は落ちることになります。
その点が、とても心配でした。
実際の業務内容
僕が働いた企業は、まだできて2年目の私立大学(2年制カレッジ&専門学校)でした。
大学とはいえ私立なので、民間企業のオフィスと同じ雰囲気です。
スタートしたばかりの企業なので、
業務内容は、マーケティング部門と受付カウンターのかけ持ち業務
で、こんな感じでした。
↓↓↓
1.マーケティング部門の仕事①競合他社のリサーチ資料作り
2.マーケティング部門の仕事②週1~2回の戦略会議への参加
3.マーケティング部門の仕事③新規販路の開拓のための電話営業
4.受付カウンターの仕事①来訪客への対応(あんまり来ない)
5.受付カウンターの仕事②大学の先生たちの対応(よく来る)
6.受付カウンターの仕事③電話への対応(電話はよく鳴る)
まとめると、
「パソコンを使ったデスクワーク&社内外の人達とのコミュニケーション」
という、よくあるオフィスワーク業務でした。
ちなみに、5.受付カウンターの仕事②電話への対応(電話はよく鳴る)に関しては、僕が面接の時に対応してくれた、ちょっとぶっきらぼうなブロンド美女の人がメインでやってくれるので、そこは安心感がありました。
僕の英語力で仕事についていけるのか?
当時の僕の英語力は、カナダに来る直前に受けたTOEICで、735点でした。
700点台だと、「仕事で英語を使える力がある」と定義されています。
実際に多くの日本企業では、海外赴任する社員の条件に、TOEIC700点台を挙げています。
この条件が本当に当てになるのか?それを試すのに、僕は自分自身が良い実験台になる、と感じていました。
上記の各業務をやりながら、僕が個人的に感じた「できた実感」を0~10まで数値化してみます。
↓↓↓
1.競合他社のリサーチ資料作り=10点
ここでは、英語を聞いたり話したりする力はほとんど不要です。
上司からの指示が理解できればOK。
エクセルは元から日本の仕事で毎日使っていたので、画面の表記がすべて英語になっていても、問題ありませんでした。
この仕事で求められるのは、「リーディング力」でした。
特に、リーディングのスピードが要求されました。
競合他社のホームページを拾い読みしながら、他社が提供しているサービス内容をエクセルにまとめる作業には、スピードが大事です。
その点、日本で音読トレーニングを長く経験していたことは、僕にとって大きなプラスになりました。
2.週1~2回の戦略会議への参加=8点
僕は会議でのやりとりについていけるか不安でしたが、これもけっこういけました。
毎回のトータル参加人数が少なめ(5~6人)だったのも良かったかもしれません。
英単語が理解できない時に、すぐに僕が質問して、その場で解説してもらうことができたのです。
これは、人数だけではなく、僕が質問しやすいようにリラックスした空気を作ってくれた部長の力が大きいと思います。
3.新規販路の開拓のための電話営業=10点
これは、社内で僕にしかできない業務でした。
日本語と英語の両方を使うからです。
電話をかける相手は、バンクーバーにある日本の留学エージェントの事務所です。
日本のエージェントと協力できれば、日本からの留学生が自分たちの大学に来てもらえる可能性が上がります。
電話に出る相手はたいてい日本人スタッフなので、僕は最初は英語で挨拶した後に、「この人は日本人かな」と感じたら日本語に切り替えて話すスタイルで、やっていました。
これは効果テキメンでした。
むこうも日常で英語の世界にいるので、僕が日本語で電話をかけると、嬉しそうな雰囲気が、声のトーンから伝わってきました。
その結果、とてもリラックスした雰囲気で交渉が進みました。
マーケティングの仕事ではそんなに困らない
ということで、マーケティング部門の仕事に関しては、予想より困るシーンが少なくて、自信になりました。
「TOEIC700点の英語力があれば、ビジネスの現場で使える」
とよく言われていますが、一般的なオフィスワークであれば、この説はけっこう当たっていると思います。
ただ一方で、仕事の内容や業界によってもけっこう違うと思います。
実際に、僕も受付の仕事では、リスニングで苦戦したこともありました。
次回の記事では、僕が苦戦したことを詳しくお伝えします。
・・・つづく。
P.S.
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